◆4月4日(木)の子どもたち
2019年04月04日 木曜日
◆少しずつ(つぼみ)

今日も元気な声が響き渡ります。『エーン』と気持ちを伝えようと頑張ってくれているつぼみぐみの子ども達。もう少しそういった元気な声は聞こえてくると思いますが子どもたちが伝えようとしている気持ちをしっかり受け止めていきたいと思っています。
しかし、そんな響き渡る声も少しずつ聞こえてくる時間が少なくなったりと、周りへ意識が向くような姿も見られています。『わー!』と昨日まで泣いていた〇ちゃんは今日は朝おやつを食べられ、そしてテラスまで出て笑顔で過ごしていました。お部屋の中では、保育士の周りに集まって一つの玩具の動きをじーっと見つめ合う△くんと◇ちゃん。見つめ合う玩具の先にはお友だちが見え、たまに目が合ってキョトンとしています。『あ、こんにちは』とでも言っているように見えて微笑ましいです。子どもたちが見せてくれる姿が日を増すごとに変化が見られとても面白いです。
明日はどんな変化が起こるのかな?と毎日楽しみです。
K・E


◆ゆっくりと(ふじ)

新入園児は、保護者の方と離れて過ごす3日目です。今日も朝からお部屋に沢山の泣き声が響き渡っていました。中でも驚いたのが、保護者の方と別れるときに泣くことなく離れることが出来た子がいたことです。少し周りを見渡した後、気になる玩具へと手を伸ばし遊んでいる姿が印象的でした。また朝のおやつも自分から食べている子も増えてきたように感じました。
お部屋で過ごした後は、進級児をはじめ新入園児も一緒に園庭に行きました。進級児は、園庭に出ると、それぞれがさっそくお気に入りの場所や遊びに向かい遊んでいました。お友だちとベンチに向かい合って座り遊んだり、ログハウスの中でおままごとを楽しんだり、ボールで遊んだりとそれぞれが遊びを楽しんでいました。
新入園児は、不安で泣きながら園庭に行く子もいれば、少し警戒しながら行く子もいました。涙なみだで、なかなか遊び出せない子もいましたが、砂場をはじめ、滑り台や奥の方へと行ってみる子もいて様々でした。トランポリンや砂場をはじめ、花壇に咲いているお花を見つけて保育者に見せてくれる子もいたり、砂を手で握り感触を味わってみたりと様々な姿が見られました。
園庭で遊んだ後は、給食も食べました。泣かずにモグモグと食べる子もいれば、泣いて食べれない子もいました。途中お母さんがお迎えに来ると泣いていた子は、お母さんに食べさせてもらうと安心した様子で食べ始める子もいました。
まだまだお部屋に泣き声が響き渡っていますが、それぞれが不安な中でも頑張っているのが印象的でした。これからも子ども達一人ひとりの不安をしっかりと受け止めていき、安心できる関わりをしていきたいと思います。(T.S)


◆園庭でたっぷり遊びました(きく)

進級してからお部屋で楽しんで遊んでいる姿がよく見られていたので、午前中はゆったりとお部屋での時間をとって遊びました。
しかし今日は朝からおひさまが照って、良い天気。せっかくなので、園庭へ早めに行って遊ぶことにしました。
園庭には新しく砂場の玩具も仲間入りしたので、それも子ども達には伝えておきました。
支度を終え園庭へ向かいます。
先に支度が出来た児が、「〇〇ちゃーん、おいでー」「△△くーん、おいでー」と待っている間、呼んでいてくれました。呼ばれた児はにっこり笑顔で登場。本当に仲良しの子ども達です。
階段も上手に降りれるようになりました。一人一人それぞれのペースで降りてくると、それぞれ好きな遊びをめがけて走り出していきました。
今日のお目当てはやはり新しい砂場の玩具です。
新幹線、ブルドーザーなどの形をしたおもちゃを手にすると、ウッドデッキに運んでいき、みんなで走らせたり、繋げたトンネルにくぐらせてみたり・・・。一人ではなくみんなで繋げるからこそ長い列が出来て楽しく遊べるようでした。
中には乗り物として使わず、カップとして使う児もいます。
保育士に型を作ってご馳走しようと、カップに砂をつめて手のひらに型を作ってみせるのですが・・・。砂が少々足りず、崩れてしまいます。でもめげずにご馳走しようと何度も作ってくれる〇くんの姿が、とても可愛らしく感じました。
新入園児たちも少しずつ周りの遊びの様子をよく観察しながら遊びに加わるようになってきました。
時折お家を思い出したり、困ったりするとじわーっと涙が出てきてしまいます。
そんな時保育士も寄り添いますが、頼もしいのが進級児の子どもたちです。そっと「いいこいいこ」と頭を撫でてくれたり、ティッシュを持ってきて涙を拭いてあげたり・・・。
本当に頼もしい限りです。
これからも子どもも大人も一緒に助け合って、楽しい日々を過ごしていけるといいなぁと思います。
I・Y


◆やってみたい気持ちと伝えたい気持ち(たんぽぽ)

育者がおたより帳をチェックしていた朝の一コマです。
チェックするたびに重ねていくおたより帳が気になった〇くん。かごの中に入れていないのでかごを〇くんの前に出しておくとかごの中にしまってくれました。
「ありがとう」とお礼を言うとにっこり。しまうお手伝いをしてくれました。
最近、このおたよりチェックタイムが気になっていたのかよく見ていることは、感じていましたが、実際に行う姿を通し〇くんの新たな一面を見ることができました。
また、今日も天気が良かったので園庭遊びをしました。
準備も園庭への出方もよく分かり始めている子どもたち。
何をしようかとさっと決めて好きな遊びを始見つけると、広い園庭の中で思い思いに遊んでいます。
太鼓橋では、登れるようになった△ちゃんとあと少しで登れそうな◇ちゃんがチャレンジしていました。
その姿を見ていた☆ちゃん。初めの登り出しのみ支えてあげると今までじっと見て観察してきたことを実践するかのように手足を使いながらバランスを取りながらじっくりじっくり☆ちゃんのペースで上に上って行きます。
登りきると「あれ?登れちゃった?」ときょとんとしながらも次第に登りきった喜びに繋がったようで「やった~。☆ちゃん出来た~」とガッツポーズをしていました。
今までは、出来なくてたくさんの悔し涙を流していましたが、見事登りきると自信に満ちた表情を見せていました。
△ちゃんも◇ちゃんも一緒に喜び、友だちの喜びを共に喜べる姿に成長を感じます。
☆ちゃんは、初めてのつり橋にすべり台。太鼓橋をのぼりきってもお楽しみは、続きます。
大きな難関を熟し、再び太鼓橋登りに挑戦。
その前をのぼる△ちゃんが「こうやって。こうやって」と登りながら見せてくれます。
少し前まで△ちゃんがお姉さん達から登り方を教えてもらっていたことを次は友達に伝えようとしていました。
その言葉を聞いているのか☆ちゃんもよく観察し、チャレンジ。
自力で行おうと頑張っていました。
△ちゃんも☆ちゃんも立場が変わりながらもお互い「できた」という体験を通し、誇らしげな表情でこのやり取りの中から友達関係もまた広がりそうな予感が満載です。
今後もこのやり取りを大切にしていきたいと思います。
(N.Y)


◆木は紙で紙は木だ (うみグループ)

先日の遊びの続きを行う子どもがおりました。
身体測定ごっこになったのは移行期間中に絵本を読んでいた子ども達が唐突に保育者の所に来て、裸足になるから絵本を踏んで良いかと聞いてきた事から始まっています。
読んでいたのはもちろん、柳生弦一郎作〜あしのうらのはなし〜です。
今日も、○組の○○です。宜しくお願い致します。と測定が始まっていました。
今度さ〜、足をこうやって(足の周りを指でなぞって)やりたいんだけど。
足型?とる?絵の具使っても楽しそうだね。
とまた新しい絵の具遊びが展開されそうです。
ごっこだけではなく、絵本も読んでいます。
はなのあなのはなしもあるみたい〜、見てみたいと言っていました。
ねぇねぇ、この足さぁ○先生の足でしょ?絶対そうだよ。計らなくても分かる。(理由教えて)もしかして、この絵本にこの足の形描いたの先生?
と聞く年長児がいました。
朝の共有の時間に、保育士がやぶれた画用紙を使った「やぶれた紙芝居」というタイトルの手作り紙芝居を子ども達に見せました。
それを思い出してもしや絵本も作ったのだなと思ったようです。
身体測定ごっこ付近に無造作に貼られてある画用紙、くつろぎゾーンに貼ってある画用紙には意味があります。
マスクの絵が書いてありその上からバツが書かれてある画用紙には、風邪をひいている人は入れません。移るからという掲示の様です。
マルバツが描かれてある身体測定の紙は、計った子どもとそうでない子どもを記録している保育者の真似事の様です。足を組み伸ばしている姿も同様です。
どの姿にもプロセスがありそれを知った上でそれがエピソードとして受け取れます。
大人が一番大切にしていかなければならないポイントです。
今日も画用紙を使う子どもが沢山いました。パーツ毎に絵を描いて平面の人形を作った○さんは嬉しそうに保育者に出来た人形を見せてくれました。
その作品は両手のひらサイズの女の子の人形でした。
使用した紙はその人形のサイズには相応しくないような大きな紙を使用して制作して出来たものです。
相応しくないか相応しいか、その言葉や意味、場面でどのように子ども達に伝え、伝えるべき事は何なのか日々悩み考えています。
そのサイズの作品を作るならどのくらいのサイズの紙を使用すれば作れるか?
大人なら分かるかもしれませんが子ども達は想像や予想をした上で制作遊びに入るかというとそうでないことの方が多いと思います。
子どもがハサミで切りやすい大きさや、描きやすい大きさ、形や、硬さ、想像のサイズと実際に実践して出来るサイズのズレなど様々です。
それらを経験して改めて保育者の意図する伝えたい思いや発見へと繋がる道が出来たりします。
転ばぬ先の杖ではなく、経験を通していく事の大切さだけではなくその経験を振り返り照らし合わせてみる検証など不必要だとは限りません。
無駄遣いや勿体ないという感覚や思いがいけないのではなく、子ども達はどうしたらこの感覚や思いを経験しどう考えていくのだろうかを大切に保育を展開していきたいと思っています。
この様な姿はひまわり組やゆり組だけではなくもも組の子ども達にも関わる重要な柱の部分だと感じています。
今日は園生活の1日のほんの一瞬の場面を切り取った内容ではありますが、日常生活の中でのワンシーンをこの様な場面と照らし合わせて想像していくと面白いかもしれません。
k★y


◆
◆初めての誕生児 (そらグループ)
昨日の午後子どもたちの遊ぶ様子を踏まえて少し室内のレイアウトを変更しました。少し環境が変わると子どもたちにも遊びへの変化が見られます。ブロックゾーンを広げたことで線路を広々と繋げて走らせるもも組の姿があり、周りにはカプラで建物を建ててみたりと遊びを展開してくれていました。
机上ゾーンでは細長い紙で輪を作り、それを続けて繋げていく制作を提供しました。朝の集まりまでに作り上げた子どもたちの作品を見てもらい、お部屋の飾り付にどうかと提案しました。
集まり後も続きをやってみたり、もも組の子どもたちも加わり、のりの使い方や付け方を教え合う姿も見受けられました。
「こうかな、これであってる」「かしてごらん、ここにのりをつけるんだよ」自然と優しい声かけてになるゆり組の子どもたちが印象的です。
今日はもも組の◯くんのお誕生日です。
そらグループ初めてのお誕生のお祝いをしました。
緊張しながらも前に出てきてもらい、椅子の上に立ち、みんなから歳の数の質問をしてもらう流れになっております。
手を挙げてもらい当てるのは誕生児の◯くん。
手を挙げられても名前が覚えられていないのではということで手を挙げながら自分の名前をフルネームでいう子どもたちもおりました。
「好きな色はなんですか」「みどりです」
とハッキリと答えてくれていました。
ゆり組・ひまわり組の子どもたちはお当番表作成も行いました。
丸の画用紙に自分の顔をクレパスで描き、今後全員のが出来てから順番に給食・おやつ当番を決めていくというシステムです。
鏡を見ながら自分の顔を描いてみたり、鏡を見ないでスラスラと描いてみたり、それぞれの描き方で行なってくれました。
園庭に行く時間になり声をかけていくと、上着を着る子どもたちに、上着を着ない子どもたちと分かれました。暖かくなったことを感じているようです。
園庭にでると半袖の子どもたちもおりました。
「あっみて、ちょうちょ」とちょうちょにも会いました。
木の先にもたくさんの蕾をつけているものもあり、園庭には暖かくなった知らせがたくさんあるようにも感じます。
子どもたちはお山の上で座りお友達と会話を楽しんだり、車に乗りお出かけをしてみたりとゆったりと過ごす様子が伺えました。
(A.Y)


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