心の宝
2019年03月27日 水曜日
先週、春分の日にお墓参りに行ってきました。車で約2時間、思い立てば行ける距離なのであり難いです。
春と秋のお彼岸にはお墓にお参りをさせていただいています。
お彼岸は、“欲や苦しみのこの世”、“現世”が此岸と考え、“仏さまの世界”“成仏の世界”を彼岸と考えます。お彼岸は日中の時間と夜の時間が同じになることから、この日が此岸から彼岸に一番近くなり、渡りやすくなる日だといいます。また、この文化は日本だけのものだといいます。『お墓で先祖に感謝し、日ごろの行いを省みて仏さまの心に沿った行いができるよう心掛けを新たにする修行の期間』というのがお彼岸の本来の意味と言われています。
わたしは、この玉川上水にある霊園に一歩足を踏み込むと何か大いなるものに包み込んでくださっている安心感を感じさせていただきます。多くのご先祖さま方が安心して眠っていらしゃるからでしょうか。
私にとってこの霊園は、若い時から節目節目で来させていただいてきました。そのとき、そのときにいっしょに心身鍛錬に励んだ友人たち、恩師の方々の姿や声が聞こえてきます。多くの方のおかげで今の自分があるとかみしめることができます。
今、子どもたちにとって真摯に向き合ってくださっている保育者の姿は、心の中に宝として貯められているのだと思わせていただいています。
副園長 田中
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