いつもニコニコ
2019年03月20日 水曜日
2歳児のお砂遊びを見ていると一人遊びしながらもお友達のことも気になる年齢です。
Aちゃんがスコップで砂場の砂を小さなバケツに入れて遊んでいました。それを見ていたOくんも持っているちょっと形の違うスコップで砂を集めていました。しかし思うように集まらないので、OくんはAちゃんの平たいスコップに目がいきました。それと同時にスーッと手がのびてAちゃんのスコップを使って砂を集めていました。Oくんが使い終わると再びAちゃんが手にとって遊びの続きをしていました。
Oくんによって遊びを中断されたAちゃんでしたが、怒ることもなく遊びを続けており、AちゃんがOくんと何事もなかったようにいっしょに遊んでいました。1歳児・2歳児のたくましさを感じました。
低年齢の子どもが物の取り合いになると、その場では泣いて取られまいと喧嘩のようになる時もありますが、少しすると穏やかな光景になっています。目の前のものに対する願望は強いですが、相手を嫌ったり恨んだりすることがほとんどないように思えます。小さな子ほど相手を嫌ったり恨んだりすることがないからニコニコ顔でいられるのではないでしょうか。大人になると物事がうまくいかなかったとき、たとえ物事がなんとか解決しても相手が気になってしまいます。相手をつい否定的に見てしまいます。その分、再び関係が和むまでには時間と労力を有することが多い気がします。
子どもたちと一緒にいると人と人の和やかな関係のあり方の学びになります。
副園長 田中
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