『皆さんに支えられて』
2019年03月29日 金曜日
今年度最後のブログとなりました。園庭のしだれ桜がついに開花、大変嬉しく思います。
昨年台風被害で折れてしまった梅と桜でしたが、2代目として2月に梅が咲き、桜もからつぼみからついに花を咲かせてくれました。育子園にも春がきました。
昨年の4月に入園、新級と過ぎてみるとアツと言う間の1年間でした。子ども達共に泣き、笑いそぞれの成長に多くの感動をいただきました。
子どもとの関わりの中で成長していく子ども達の姿を保育士から朝礼等で聞く機会が数多くあります。
その話の中の一つです。
卒園間近な年長児の△△君が2歳児の給食配膳のお手伝い保育で保育室へ、給食中の出来事です。
おかわりをするために順番を待つ〇〇ちゃんは順番を守れず、ついつい横入りをしてしまうことが多々あるようです。その日も・・
「保育士はどうしたらいいのかと」考えていたら・・・そのことに気づいた△△君が食事中箸を止め、〇〇ちゃんの手を引いて一番後ろに連れていき、「こうすれば二人ともいやな思いしないでしよ。」といい、席に戻ったそうです。
「その成長に幼い頃を思い出し、胸が熱くなる程驚き、△△くんから子ども同士の繋がりの中で自然に行動が出来るということを学びました。」と、その姿が、周りにも伝わる程、いい話で素晴らしく感動の朝のスタートでした。
△△くんはじめ、ひまわり組の卒園生の皆さんは今日が最後の登園となってしまいました。4月からは小学生です。
ピカピカのランドセルに夢と希望を載せて素敵な小学生に、ランドセル姿が眼に浮かびます。
また在園児の皆さんはそれぞれにふじ組、きく組、もも組、ゆり組、ひまわり組へと一つづつ大きな組に進級し、お兄さん、お姉さんにと成長する姿が益々楽しみです。
これからも未来へ向けての一人ひとりの成長、大きく羽ばたく日を楽しみにしています。
最後になりましたが私事ですが、今日が育子園の卒園の日となりました。
今年度70回卒園生40名と共にNOのないもう一人の卒園生の仲間入りします。
保育士として、事務職員として、42年、最後の5年は思いも寄らない園長として大役をいただき勤まるのかと驚き心配でした。お蔭様で多くの方々に支えられ今日を迎えることが出来たことにありがたく感謝の思いでいっぱいです。
今は定年退職が信じられず、4月からもうっかり育子園へ向いそうです。
今後はいろいろなことをゆっくり思い出しながら噛み締め次のステップへ行こうと思います。
北の国からあこがれの育子園に入職させていただき、多くの方々と出会えたこのご縁を大切に、第二の人生をゆっくり思い出しながら感謝に変え歩んで行きたいと思います。
そして、これからの育子園の発展と保護者の皆様、お子様一人ひとりのご健康とご健勝を祈念しお礼のことばとさせていただきます。
『長い間皆さん大変お世話になりました。ありがとうございました。』 園長
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