◆3月22日(金)の子どもたち
2019年03月22日 金曜日
◆どこまで(つぼみ)

桜の開花もしてもうすっかり春。今日はとてもいい天気になりました。
道路側の水道に〇ちゃんがいました。手を洗いたいのかなと思い水を出してあげると、近くにいた△くんや□ちゃんが「何か楽しそうなことをしているな」というように近づいてきました。
始めはチョロチョロと出ていた水も、加減がまだ分からない子どもが蛇口をひねれば、ドバーッと滝のように出てしまい、子ども達にとっては大興奮もの。
めったに見る事のない光景に興味深々だったので様子を見ていると、たまたま持っていた木の枝を水に通し濡らしてみていました。水を止めてみると「あ、」と△くん。「お水ないね~」と△くんは何度も保育者の顔を見ていました。隣にいた□ちゃんは、どうにか水を出そうと蛇口に枝を入れてみたり頑張りましたが、なかなか出せなかったのでもう一度出してあげると、◇くんは「あ~(でた~)」と反応し、再び□ちゃんと枝をぬらし始めていました。△くんは濡れた枝の先を一瞬ペロッと舐めていました。水の味?を確かめていたようなのですが、その顔は絶妙な表情でした。
たくさん子ども達が集まってきて、水を掴もうとしたり、とにかく流れてくる水を触って楽しむ。バケツを持ってくると、バケツにたまった水を手を思いっきり入れ触る、混ぜる。落ちている葉っぱを入れたり、木の枝で混ぜる。
そんなこんなで夢中になっていた子ども達は上も下もびしょ濡れです。
遊びの止め時を考えましたが、興味を持った時の子ども達の表情と、濡れても真剣に取り組む姿、楽しんでいる姿を見ていたら、なんだかこちらまで楽しくなってきました。
普段家庭でできない事を保育園で出来るのも楽しみの一つではないか…。そして、そこできっといろんなことを学んでいるのではないかと思うと、そういった経験をたくさんし、いろんなことを感じて欲しいなと感じました。
暖かくなったこの季節ももっと楽しんでほしいなと思います。
そして、今の12人だけで過ごすのもあと一週間になりました。新しい環境でも楽しいことをどんどん増やしていってほしいなと感じました。
(K.E)
◆園庭(ふじ1)

今日は全員元気に登園してくれたので集合写真を撮りました。全員お誕生日を迎えて2歳になりました。2歳さんのお写真です。3階に行く階段の所に座って撮りました。なかなか全員が正面を向いて撮影するのは難しかったですが座って待ってる時間はだいぶ集中して待てるようになったと感じました。
撮影後に園庭に出て遊びました。準備をして靴を履いてベランダに出ます。準備の出来た子から外階段の方に行きますがきちんと外階段の脇の所で座って待っていました。しっかりとどうしたら良いのかを覚えていて待っている姿に感動しました。
園庭に出てみると幼児組さんの保育者が何かの準備をしています。大きな紙をウッドデッキにの上に広げると瓶に入れてある絵の具を並べ始めました。透明な瓶に入っている絵の具は太陽の光が当たるとキラキラと光ってまぶしく見えました。以前から幼児組さんの行動が気になっている〇くんは、少し離れたところから保育者とその様子を見ていたようで入りたそうにしていました。
手には木の枝をしっかりと持っています。幼児組さんの保育者が筆の代わりに木の枝などを使っていたのをよく見ていたようでマイペンを用意していたようです。なかなか恥ずかしくて近くには行きますが「いれて」が言えず周りから様子を見ていました。一緒にいた保育者の力をかりてやっとお絵描きの仲間に入りましたが、少し描くと満足したようで次の遊びに移っていきました。
絵の具遊びは続いていたので興味を持った子ども達がどんどん仲間に入れてもらっていました。☆ちゃんと◇ちゃんは紙に描くよりは、自分の手に色々な色が付いていくのが楽しかったようでたくさん塗っていました。お部屋に入る前に手の絵の具が他に移らないようにと☆ちゃんの手をティッシュで拭いてあげると今度は、テッシュに色が移る様子を楽しんでいました。
子どもの探求する力、楽しむ力や集中力にはいつも驚かされてしまいます。(y.n)


◆友だちとの関係は、日々深まり中。(ふじ2)

たんぽぽ組の保育室になり、みんなのお気に入りになったミニカー(トミカ)を出してほしいとしっかり伝えてくる子がいると、遊びながらも、そのやり取りをしっかりチェックしている子たちから順番に「車貸して」と言ってきます。
どれにしようかと選ぶと思い思いに遊びはじめます。マットや玩具棚上。床を走らせるなど友だちの遊び方を意識しながら楽しんでいます。
遊びながらも、ふっと違うものに変えたくなった子たちが違うものに変えに来ます。
数に限りがあるミニカー。「使うのは、一つずつ。」という約束でみんなで遊んでいます。
数回のやり取りで分かってくれたようです。
そんな朝の室内遊びでの一コマです。
〇ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
泣いている〇ちゃんが悲しい気持ちを何とか伝えようとしていますが、他の子たちも集まってくると「どうしたの?」「痛いの?」と話しかけたり頭を撫でてくれています。
そのやり取りを見ていた△ちゃんが「△がやったの」と自己申告してきました。
事の様子を聞いていると、そのそばで遊んでいた◇くんが「△ちゃんやってないよ」と教えてくれました。
友だちを想う気持ちやいたわる気持ちからの対応。また見ていたことを伝えてくれる姿など、この短いトラブルの中で大きな成長を感じるひと時でした。
生活の流れも何となくわかってきたように感じる子どもたち。「ジャンバー着ないんだよね」「これは、どうするの?など確認してくれる言葉も出てきており、意識を持ってくれる子が少しずつ出てきたようです。
その後は、園庭に出ました。
砂場や固定車、築山など思い思いに遊んでいるようでやはり遊びが気になる子たちが集まり、一緒に遊ぶ姿が見られます。
遊びながらも場所の取り合いや思いが伝わらない場面でも解決が難しいものの、仲裁役のような子が出てきたりと子どもたち同士のやり取りも盛んに見えます。
保育者によるやり取りの代弁は、必須ではありますが子どもたち同士の関わりが強くなってきていることが感じられる場面が多くみられるため今後も楽しみにしていきます。
(N.Y)


◆失敗は成功のもと (うみグループ/きく・たんぽぽ)

今日はとても天気が良く気持ちの良い気候だった為、子ども達のやりたい遊びを園庭で行なっていきました。
朝の集まり前には金曜日だからお片づけだよね?と子ども達が自発的に片付けをしたり、し終わっていたりしました。新もも組の子ども達は普段と変わらず遊んでおり、新ゆり、新ひまわりの子ども達が率先してお片づけをしていました。遊んでいる新もも組の子ども達はその姿を見て、僕も一緒に片付けると張り切っている子どももおりました。
朝の集まりでは、『降誕会』の歌や『先生とお友達』の歌などピアノの音に喜び歌う子どもがいました。この歌知ってるという子どもはピアノに合わせ口ずさんで楽しんでいます。最近では手遊び歌も行います。新もも組の子ども達は手遊び歌が大好きです。1人が前で披露すると僕も私もと殆どの新もも組の子ども達が前に出て発表をしてくれました。
新ゆり新ひまわり組の子ども達はその姿を優しく見守り歌を歌ってあげたり盛り上げてくれました。お兄さんお姉さんだからこそレベルを落として合わせられる強みがあります。レベルを上げるよりも落とす方がお兄さんお姉さんらしさを実感できるのかもしれません。新ゆり、新ひまわり組の子ども達には春の陽気について話をし園庭での遊びはどんな事をめがけて遊ぶのか聞いて見ました。
絵の具遊びをしたい。
と絵の具セットの前でどれを使おうかな?
と○ちゃん。
天気が良い事もあり園庭で、画用紙を広げ絵の具遊びを行いました。自然物を使って描く、三原色のお絵かきでした。
そこには小さい子ども達が集まりだし、幼児グループの子ども達は数人でした。
筆で描く事に慣れている幼児グループの子ども達にとって今日の絵の具遊びは物足りなさを感じたようです。
もっとたくさんの色が欲しかった。
もっと大きな紙が良かった。
筆を使いたかった。
など沢山の思いが出ていたのかもしれません。
低年齢の子ども達がそこを占領し遠くから見ていた○ちゃんがいました。
そこに自分の作ったピカピカ団子に色を塗る○君が現れ、地球のような作品が出来上がりました。
園庭で遊ばなかった子ども達は室内でLaQや折り紙遊びをしていました。
先生、これ○ちゃんが僕に折り紙のヒコーキ作ってくれたんだよ?だから僕はLaQでキリン作ってあげるんだ。
と言っていました。
先生、○君が僕の壊した。
だって○君だって壊したじゃん。
と言っていました。
どちらも同じ事を相手に返した行動です。
やられたらやり返す、やってもらったからやってあげる。
どちらも同じ様で同じではないです。
伝え方によっては解釈が紙一重になってしまうことかもしれません。
大人の言葉は1%。
失敗体験は99%。
実体験の方が理解度の高さは明らかだと感じます。
だからこそ、我々保育者は声かけの大切さと丁寧さを忘れず、子ども達から沢山の失敗や成功、快や不快を奪わず、それを糧に成長して欲しいと感じます。
k★y


◆てんとう虫お久しぶりです。 (にじグループ/きく・たんぽぽ)

「せんせい、みて」と真剣な表情で見せてくれたのはてんとう虫でした。
挨拶代わりにとても元気な様子が伺えます。
暖かい日が続き虫の種類が増えていきます。
以前、図鑑をみていたもも組の子どもたちが「てんとうむしまだかな」と呟いていました。
朝の集まりで早速発表です。
「朝保育園にくるとき捕まえた」ということから園庭にもいるのではないか、わくわくな子どもたち。
「でもたくさん卵を産んだらどうするの」「なにをたべるの」と疑問が出ます。
そこで虫大好きな子どもたちが読みつくしてボロボロになった虫図鑑にてんとう虫のことが載っていました。
「ボロボロなのにすごいね」よくみてくれている証拠です。
10個〜20個の黄色い卵を産むこと、アブラムシという小さな虫を食べるということ、がわかりました。
その後は園庭で遊んでも怪我をしないようにみんなでミッキー体操。
きく・たんぽぽ組の子どもたちもミッキー体操は上手です。
ミッキー体操中に面白い発見をしたもも組。
「あっ僕とズボン一緒じゃん」「あっほんとだね」きく・たんぽぽ組の子ともも組の子のズボンが一緒でした。
「でも僕は100センチだからね」と大きさの違いをアピール。
集まりでてんとう虫の話をしたためか、園庭の時間が待ち遠しいと感じる子どもたちがちらほら。
「時間僕ちゃんとみてるからね」と遊びながらも時計を気にかけるゆり組。
時間になると元気よく飛び出し、3匹ほど新たなてんとう虫を発見。
虫探しでじっとしていても、暖かい日となりました。
うみグループの子どもたちはウッドデッキの上で絵の具を楽しんでいました。
仲間に入れてもらい、木の枝、葉っぱを筆代わりにして楽しむ姿も見受けられました。
(a.y)


◆発見 (そらグループ/きく・たんぽぽ)
休み明けですが子どもたちは元気いっぱい。泣いて登園した子も気持ちをすぐに切り替え、好きな遊びを楽しんでいました。
子どもたちから弾き絵がしたいと声が上がり、大きな画用紙を使い自由に描いていきました。
これまで取り組んできた事を覚えており、「白いクレパスで絵を描いて絵の具を塗ると、絵が浮き出てくるんだよね」「絵の具は付け過ぎないようにしないと弾かなくなっちゃうよね」との声が聞こえてきます。
絵の具を塗っていくと、「ジャックオーランタンが出てきた」「雲を描いたから青い絵の具で塗ろう」と思いおもいに楽しみます。
そして、「あ、青とオレンジが混ざった」「なんか茶色くなってきたよ」「お水を足そう」と、途中から弾き絵そのものより絵の具の混ざり具や色の変化に興味を持っていました。
その後も、水が少ないと塗った時にどんな色になるか、水がいっぱいの時の色は?と、実験状態に。
一味違った弾き絵となりました。
また、園庭・室内共に「2歳の○ちゃんは?」「お姉さんたちはどこ?」とお互いを探す姿も見られ、同じグループ同士という意識が少しずつ芽生えてきたかなと感じます。
今後の関係性の変化も見守っていきたいです。
O・Y


◆「はじめてできた!」(ひまわり)

今日は本五ふれあい公園に行ってきました。
朝の集まりでお散歩に行くことを子どもたちに伝えると「よっしゃ!」と男の子たちの声が響き、集まりを聞く姿勢もピシッとなりました。昨日誕生日だった○くんと今日誕生日の●ちゃんの誕生日をお祝いし、すぐに園を出発しました。
本五ふれあい公園に到着すると「どろけいやる人集まって!」「しゃぼんだま貸してください」「縄跳び貸してください」と、それぞれ好きな遊びに向かいました。
どろけいでは、時間を5分間に決め、警察が泥棒を捕まえに行きます。5分間で警察が泥棒を全員捕まえられたら警察の勝利、一人でも泥棒が警察から逃げきれたら泥棒の勝利です。何回かどろけいをやりましたが、すべて警察の勝利。泥棒が警察の人数の倍いても、誰が警察でも警察の勝利でした。
どろけいの後は3グループに分かれてリレーをしました。土がガタガタしているところもあり、思うように走れない児もいましたが、全力で走っている姿を見てファミリースポーツデイを思い出しました。「★くんがんばれ!」「☆ちゃーん!」とファミリースポーツデイのときと変わらない声援が聞こえてきます。久しぶりに子どもたちのリレーの様子を見ましたが、夏よりも身体も大きくなり、走るスピードも速くなったように感じました。
園庭での給食を終え、園庭遊びの時間になると、木のぼりに挑戦する女児たちの姿がありました。「先生見て!初めてこんなに登れたよ!」と何人も報告してくれました。今まで木登りをする姿をあまり目にしませんでしたが「はじめてできた!」という喜びと達成感に満ち溢れた表情を見ると私もうれしくなりました。朝の集まりで育子園でやり残したことがないように、やりたいことをたくさんやってほしいという話をしました。残り少ない時間の中でも新しいことにチャレンジし、たくさんの経験をしてほしいと思います。
年長児と過ごせる時間は残り1週間となってしまいましたが、子どもたちが最後まで「楽しかった」と思えるように、子どもたちとの時間を大切にしていきたいと思います。
(K.Y)


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