子どものルーチン
2019年01月23日 水曜日
人が行動するときに「まずこれから始める」とか「きちんと順番に行う」というのがあります。記憶にあるのが2015年ラグビー日本代表の五郎丸選手のキックをする前の動作でした。また、大リーガーのイチロウ選手もバッターボックスに入ってから、バットを持った手を前に出し袖をちょっとつまみという一連の動作が必ずありました。
小さなこどももよく見ているとルーチンがあることが分かります。朝、お母さんに手を引かれてくるSちゃんは、園に入るときに門のレールの上にぴょんと飛んで着地します。着地した後必ずにこっとしてお母さんの顔を見て安心して玄関に入っていきます。お母さんもこどもがぴょんとはねられるようになったことを成長として楽しんでいます。
反対に、M君が帰りの際にお母さんに不機嫌になっていました。「ぼくが靴を出そうと思っていたのに・・・」と、会話の中からいつもは、自分で靴を取って用意しているのがわかりました。今日に限ってお母さんが出してしまったのです。今日はお母さんに時間の余裕がなかったのでした。自分でできること、したかったことができなかったことで不機嫌になっていました。大人からすれば、靴を出してもらったことはありがたいことと受けとめますが、Mくんにすれば「自分でできることをとられてしまった」という残念な思いがありました。お母さんに分かってもらったMくんは機嫌を取り戻して手をつないで帰っていきました。
子どもが楽しんでいるときも、泣いたり怒っているときも二人のお母さんのように共感のできる保育者でありたいと思いました。
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