◆1月16日(水)の子どもたち
2019年01月16日 水曜日
◆電車とかけっこ(つぼみ)

今日は朝から慌ただしい日。おやつを食べて身体測定。その後は園庭に出ると、火災訓練の放送が鳴り、避難訓練へ参加。みんなお散歩カーに乗り、園庭で他のクラスが来るのを待機していました。
お散歩カーに乗ってみんな嬉しそう。そのまま、地下鉄を見にお散歩に行きました。地下鉄が見える場所まで来ると、ゴーと音が。電車が出てきてまもなく到着。思わず待って―と、走る〇くん。お散歩カーも少し小走りに。電車を横に電車とかけっこをしていました。
園に戻り、園庭で遊びました。2歳児の子どもたちが遊んでいて、頭をなでなでされ、すべり台では2歳児がトンネルをなって、その下をくぐったり。関わりも見られました。(T.Y)


◆考える力 (ふじ1)
今日は朝から避難訓練がありました。
避難を知らせる音にビックリして駆け寄る子もいましたが、園庭に遊びに行く支度をしている時だったのでみんなで落ち着いてスムーズに避難できました。
避難訓練後は園庭で遊びました。遊んでいる内容は違いますが子ども達は園舎側(砂場やゆりかごスイング等)に集まって遊んでいました。お友だちの存在を近くに感じながら遊んでいるようです。
ボールを手にした〇ちゃん。投げたり蹴ったりして遊んでいましたが、ふらっと砂場で使うスコップやバケツがある方に・・・何やら悩んで、ザルを手にしてボールをはめ込んでけん玉の様にバウンドをさせて遊び始めました。新しい楽しみ方です。
ボールが上手くキャッチ出来ず落ちるとザルに戻そうとします・・・が、ザルを片手で持ってボールを入れようとすると安定しないのでコロコロと転がってしまいなかなか上手くセットすることが出来ません。
何度も何度もやる〇ちゃんですがやっぱり失敗。〇ちゃんは、失敗をたくさんしてザルを安定させるためにどこかに置いたらいいという事に気付いたようで目の前にあった台に置いてみるとボールが入れられました。入れ方を学ぶとその後も一度台に置いてからボールを入れることを繰り返しながら遊んでいました。
「おいてからいれたら?」という声掛けを我慢して〇ちゃんがどうするのかを見守ってみると〇ちゃんは自分で考えて、”置いてから入れる”という答えを見つけていました。何で失敗をしてしまうのかを考える力が付いてきているなぁと感じる瞬間でした。
そして何でもすぐに答えやヒントを言うのではなく見守ることでその子の成長にも繋がることを改めて感じることが出来、「見守る保育」という意味を再確認することが出来ました。
(I・K)


◆わたしは元気! (ふじ2)

朝の集まりを終えて園庭テラスに出た途端に「火事です!」の放送とサイレンが鳴り響き、子ども達は一瞬にして表情が変わり、保育士の言葉を聞いて、静かに集まり、園庭に避難しました。朝の集まりの時、消防車の絵本を見たばかりで、「火事は消防車」の話を覚えていた児は、「あれ、消防車は?」と今ここに、消防車が来ていないのを不思議に思う児がいて、話の内容を、よく聞いて理解していたのだと、感心してしまいました。
今日の避難の皆の姿も、とても立派でした。
そして気温も高めで温かい天気だったので、周辺を散歩する事にしました。
「歩きたい人いる?」と聞くと、歩きたい児が続々と手を挙げて、知らせてくれました。
歩きたい意欲が沢山育っています。
手を繋ぎ歩き始めると、嬉しくて、友達同士、顔を見合って「うふふ!」と喜びが込み上げていました。手を繋ぐ友達が道路で転ぶと、静かに待っていてくれたり、「一緒に歩こうね」と友達をリードしてくれたり、言葉も増えてきた分、散歩の時間をコミュニケーションを楽しめるようになっていました。
今日はクレーン車が物を運ぶ様子や、地面をドリルで掘っている車や、様々な「働く車」の現場を見る事ができ、みな目を大きく見開いてよく見ていました。
一周して帰ってからは、園庭で遊びました。
いつもより少し短めでしたが、給食がカレーだと知ると、「ハーイ」と機嫌よく帰って来ていました。カレーメニューは絶大です。S・A


◆遊びを楽しむ(きく)
今月に入ってから幼児組への準備に向けて朝のおやつがなくなりました。
早番の時間はたんぽぽ組で過ごし、9時になると自分たちのクラスへ移動します。
きく組へ到着すると『おやつを食べるために手を洗う』という流れから、『好きな遊びへ向かう』という流れに変わり段々と定着してきました。
きく組へ移動する時は担任の保育士に会って挨拶を交わし、子どもたちにとっていつも過ごしている居場所へ行くことでどこか気持ちがほっとすることもあるのか一度は賑やかになります。ですが、いざお部屋へ入ると、どんな遊びをしようか迷ったりすることなく、各々がスッと遊びに入り込める姿が見られるようになったことに感心しています。
最近は特にカルタにはまり楽しんでいる様子です。子どもたちはひらがなが読めませんが、内容を聞いて絵札を選びます。どれだけ多く取れたかということを競い合っていましたが、最近は読み手役に関心を持つ子が出てきました。
読み手をやりたいと思って編み出した○君の方法は、読み札の始めのひらがなと同じ絵札を探し、その絵札からみられる内容を言います。周りのお友だちにもその内容が伝わりゲームもきちんと成り立っています。絵札を見つけた子に
「そう!」
「△くんあってる。」
「こっちの方にあるよ。」など励ましの言葉もきちんと言っています。
保育士も同じ空間にいながら、そっと声をかけたり必要に応じて一緒にやってみたりしますが、子どもたちだけで楽しみ遊びを深められるようになっていっていることが凄いなと感じています。(T.Y)


◆「名言」 (たんぽぽ)
朝の体操前、おままごとが盛り上がっていました。
作る人・運ぶ人・食べる人と役割があるようでその人たちが集まってみんなで「いただきます」と丸テーブルを囲んでいました。
しばらくすると並んでいました。「〇ちゃん並んでるの?」「みんな並んでるー」と並んでいるのを見て列が長くなっていきました。
長くなった列を見て先頭の〇ちゃんが「進みまーす。ゆっくり歩いてくださーい」と言って進みだしました。
登校の列と言ってました。
ミッキー体操が終わった後今日は遊びも盛り上っていたのでおもちゃがまだたくさん出ていました。みんなで片付けようーと片づけはじめましたが。「使ってないよ」「ぼくはこれだけ」となかなか進みません。
そんな中「みんなでやれば、すぐ おわっちゃう~」と◇ちゃんの一言がありました。
その声を聞いて、「◇ちゃんいいこと言ったね。」「みんなでやろう」と片づけのスピードがあがります。さっと片付けていますがハンカチなどはしっかり畳む姿も。丁寧に片付けていました。
◇ちゃんの一言にみんなの士気があがり、ほんとに「すぐ おわっちゃう~」でした。お部屋がきれいになりみんなで朝の集まりができました。
朝の集まりの途中でサイレンです。それを聞いて机の下に身を守ろうとしましたが何人かは椅子にすわったままです。
よく聞いてみよう。地震で揺れていないし放送で火事ですと言っています。
机の下ではなく座ったまま静かに放送を聞くこ、とどこに避難するかしっかり聞こう。
と確認していきました。
放送がおわり、放送の内容を聞くとどこから火事でどこに逃げるかとしっかり答えられる子もいました。すぐに準備し避難です。
自分の大切な身体は自分で守る
煙を吸わないように口を押えながら避難していきました。園庭まで無事に避難し安全も確保されたのを確認し避難訓練はおわりました。
その後は防災頭巾をむらさき帽子に替えて園庭であそびました。あそびや避難訓練の中でも自分で考える姿が増えてきていることを実感しました。
t*s

◆二択 (うみグループ)

今日は避難訓練がありました。
子ども達は慣れた手つきで防災頭巾をかぶります。保育者の声かけを聞いて動かなければならないので多少の緊張感を持っている姿も感じられます。
朝の時間にはオペレッタやダンスを行いました。2月の懇談会の表現遊び披露を楽しみにしている子どももいます。
そうではない子どももいます。
日々の保育の中で◯◯が出来るようになった、◯◯をやるようになったという目に見えてわかる変化だけが成長ではない為、その子ども達の気持ちを考えていくと悩みながら保育をしていく難しさがあります。
それが集団となると、思いのズレが生じたりもします。多数決が民主主義というように積極的な子どもが多ければ消極的な子どもの居場所はどうなっていくのか、反対に消極的な子どもが多ければいかに積極的へ向かう為に楽しさを子どもと一緒に保育者も伝えたりもします。
この時期になると、好き嫌い、やるやらない、寝る寝ない、食べる食べないなどの二つの選択肢から出る学びを考えたりもします。
例えば、トマトが嫌いな人にトマトが大好きな人が、美味しいから、栄養豊富だから…と言ってもトマトが嫌いな人がトマトを好きになるかというとそうでないことの方が多いように感じます。
しかし、好きにはならないかもしれませんが、様々なアプローチを行う事によりもしかしたら食べてみようかなと、挑戦する気持ちは芽生えるかもしれません。
また、農家の人はトマトが好きになって欲しいという思いがあるかもしれません。
このような二択の場面が多く見られるこの時期に、果たして私達大人は子ども達の何なのか、どんな立場なのかを改めて見出していかないと大人都合の保育になってしまいがちです。
美味しい美味しくない、嬉しい嬉しくない、楽しい楽しくない、などの結果ではなく挑戦する事、やってみる事、参加してみる事を経験し子ども達がどう思うかを大切に見守っていきたいと思います。
まずはやってみようを無理なくなるべく前向きに行える環境を子ども達同士で学び合える
よう子ども達と相互に関わっていきたいと思います。
戸外遊びでは、園庭とベランダに出て遊びました。凧上げをしている子どももいました。
自由な時間と皆の時間をそれぞれに密に設けていきたいと感じます。
k★y
◆夢中になる(にじグループ)

クリスマスにサンタさんからもらったプレゼント、そして、たくさん来てくれたパパ先生・ママ先生に教えてもらったことで、にじグループの子どもたちは、夢中に取り組むこと、頑張れば出来るようになることを経験しています。
今日も、パパ先生に教えてもらった折り紙のお花を黙々と作っていた女の子たち。
昨日、教えてもらえなかった子や折り方を忘れてしまった子に教えてあげたり、色の組み合わせを相談したりしながら、とっても楽しそうに折っていました。
必要な道具も自分達で揃えて、楽しい中にも、のり付けなどは真剣な表情で、上手にのり付けが終わると、「この色、どう思う??」と嬉しそうに見せてくれました。
男の子たちは、待ちに待ったLa-Qをたくさんもらい、大喜びでしたが、次第に気持ちも落ち着いてきて、最近では説明書を見ながらなかなかの大作を完成させられる子が出てきました。中には大人でも難しいような作品もあり、本当に驚かされました。
そしてもう一つ夢中になっているのがコマです。
毎日コツコツ、コマ回しの練習をしている子が数人いるのです。
初めは、ひもを巻くのも「どうしたらいい?」「やってよ」と言っていたのですが、最近はとっても上手になり、なんと今日は上手に回すことが出来ました。
一人回すことが出来ると、相乗効果でやる気に火が付き、黙々とコマ回しに挑戦していき、まだ百発百中とはいきませんが、朝から練習している子は回せるようになりました。
回せるようになると、今度は技にも挑戦したいと、ひもの上に乗せようとしたり、さらなる挑戦をしていました。
なかなか継続して続けていくことが難しい子どもたちですが、色々な経験を通して『努力すること』『頑張れば必ず出来る』『真剣に取り組む心』を学んで行っているように思います。
子どもたちが夢中になれることができる空間、環境設定を、今後も心がけていきたいと思います。(E.Y)


◆気持ちに寄り添う (そらグループ)

今日、朝の集まりの前に『山の音楽家』を歌いました。歌い終わると年少児の〇くんが『山の音楽家』の絵本を持ってピアノの前に立ちます。すると〇くんはピアノの椅子に絵本を立て、大きな声で歌いだしました。「見て」と時々後ろを振り返り、絵本の絵をみんなに見せてくれます。そこで〇くんと一緒に口ずさむと他の子たちも歌いだし、微笑ましい大合唱となりました。
曲に反応し絵本を持ってきてくれた〇くん。〇くんの思いに応えるように一緒に歌う子どもたち。素敵な絆が垣間見れた出来事でした。
また、園庭に出る準備をしていた子が出る直前に、他児が使っていた玩具が欲しくなり泣き出しました。園庭に出た後も気持ちが切り替えられず、泣いているのを見た年長児の☆くんが、「ここで一休みしよう。芝生があって暖かいよ」と◎くんの手を引きトンネル滑り台の上に連れていきました。◎くんは☆くんとしばらく一緒に座り、その後は気持ちが落ち着いたようで遊び始めました。
◎くんの気持ちに寄り添った☆くん。そのやさしさに触れ、気持ちを切り替えられた◎くん。
集まりでの『山の音楽家』の合唱を含め、相手の気持ちに寄り添うやさしい気持ちがとても素敵だなと感じました。
これからも子どもたちの素敵な姿をたくさん見つけていきたいと思います。
今日は火災の避難訓練もあり、興奮気味の子もいましたが、全体を通し意識の高まりが更に感じられました。
O・Y


Posted in 園のこだわり