◆1月10日(木)の子どもたち
2019年01月10日 木曜日
◆遊びの進化(つぼみ)

ミッキー体操が上手になり、ジャンプの所では両足ジャンプや屈伸、座りながら体を揺らすなどそれぞれの方法で表現しています。
園庭遊びではトランポリンの遊び方に変化が見られています。
始めは保育士と手を繋いでジャンプ。そこからお友だちとも手を繋いでジャンプ、保育士とは手を離し子どもたち同士で手を繋いでジャンプと進化していきました。
〇ちゃんは積極的にお友だちと手を繋ごうとアピールしていました。
園庭の木にカラスがやってきてカーカー鳴き始めました。鳴き声のする方を見上げ指さししながら「カーカー」と鳴き声の真似を始まる◇くん。表現力が豊かになってきています。
固定車の横の落ち葉を上に投げて落ち葉の雨をして遊んでいると▽ちゃんが落ち葉を集め隣のクッションの上へ乗せ遊びが進化しました。乗せることが投げることよりも楽しくなりどんどん乗せていくとそのうちに落ち葉が落ちていくことに気が付き手で落とすようになり乗せては落としを繰り返し盛り上がりました。遊びの幅が広がり遊び方の種類も増えてきました。
子どもたちの発想力、展開する力の素晴らしいさと楽しさを改めて感じることができました。
(K☆H)


◆冬の楽しみ方(ふじ1)

お正月は過ぎてしまいましたが、正月遊びの「凧上げ」をやってみました。
凧は子ども達がお絵描きをした特製の凧です。
朝の集まりの時に見本の凧(昨日2組に混ざって先取りでやらせてもらった〇くんのものです)を見せるとみんな興味を示していました。みんなの前で実際に凧を上げてみると「わぁ!」など様々なリアクションをしてくれます。「これはね、たこって言うんだよ」と説明をすると真剣に聞いてくれ、「みんなもいってみようか。た・こ」と言うと「た・こ」と繰り返して言ってくれました。
今日はいつも使っているクレヨンではなくマジックを使うことも伝えると「マジック!」と繰り返してくれます。新しいものを使ったり見たりする時には繰り返して言ってみることで子ども達の言葉数が増えたり、次の活動に興味が出たり意欲が出るように思うのでそういうきっかけを大事にしていきたいです。
やりたい人からどうぞ。とやっていくとぞろぞろと出てきて最終的にはみんなで一緒にやりました。キャップが少し難しいかなと思っていましたが上手にはずして自由に描いていました。△ちゃんは隣のテーブルに置いてあるペンが使いたかったようで一本借りて、使い終わったら戻してまた新しいものを借りていく・・・ことを繰り返していました。今使ってるペンは自分だけのものでは無くみんなで仲良く使うものという事がきちんとわかっているようでした。
名前を書いて回ると、「これ●●ちゃんの~」と名前を指して教えてくれる子も何人かいて、名前があることで自分の物という認識がよりついたのかなと思いました。
書き終わるとすごく嬉しそうな笑顔で「みて~」と持ってきてくれました。満足感に溢れているようにも見えました。外に行く準備をしている時にも凧を離すことなく手にしたままやっていました。何人かでまとまって外に出たかったのでお部屋に入るとシャカシャカと音を立てながら練習をしている姿があり、とても楽しみにしていてくれていることが嬉しかったです。
「こうやって手を上げて走るとふわふわ~ってなるよ」とやってみせると凧を持っている方ではなく何も持ってない方の手を上げる子ども達・・。思わず笑ってしまいます。「反対の手だよ」と教えると今度は両手を上げます。ちゃんと飛ぶことよりも楽しくやることを大切にしてようと思い、門から玄関までの距離を「よーいどん」をしながら楽しみました。合図とともに走る子ども達。その手はしっかりと両手が上がっています・・。
何度も繰り返していくうちにどんどんと人数が増え、最後の子が走り終わるまで「がんばれ~」と応援している子もいました。
△くんは高い所から走って降りてくるとよく飛ぶことに気付いたのか、築山に登ってダッシュして下りることを何度も繰り返していました。どうやったらもっとうまく飛ぶのかを△くんなりに考えたことがすごいなと思いました。
(I・K)


◆考えるちから (ふじ2)

園庭で昨日作ったビニール凧で再び遊びました。室内では風もない為、ふわふわ上がらなかったのに、外では風がある為、空気が入り浮かぶ感じが楽しくて、今日も後ろのビニールを見て確認しながら、元気に走り飛ばして遊ぶ姿がありました。
凧上げの次は太鼓橋。太鼓橋に挑戦する友達を真似て、やってみたい児が次から次と挑戦。
できた時の達成感の喜びの表情は、何度やっても輝いて見えます。見ているこちらも、嬉しくなれる瞬間です。
○ちゃんの手が黒くなった事から、「オオカミだぞ~」と友達や保育士を追いかけて、鬼ごっこ遊びもしていました。役割を決めて遊びに繋げられるようになった○ちゃんは、手をオオカミのように突出し、役になりきって楽しそうに追いかけて、皆を喜ばせていました。
もう一方では、地面に生えたツルのような物を見つけ、「うんとこしょ、どっこいしょ」と引っ張って抜こうとする◇ちゃん。「大きなかぶ」の話の世界を再現していました。
友だちを「○○ちゃ~ん」と呼んで、◇ちゃんも役になりきっていました。
呼ばれてきた※くんは、シャベルで土を掘りだし、違う方法で話に参加して楽しんでいました。
役割を決めて、遊びに発展できるようになっているのは、大きな成長でした。S・A


◆謎のつるのその後(きく)

本五ふれあい公園で謎のつると出会って早数か月。最初に出会った頃はちょうど焼き芋会が終えた時期だったので子どもたちの中で『おいもがある!』『おいもを抜こう』と、つる=お芋という意識が強く、ひたすら『うんとこしょ どっこいしょ』とつるを引っ張っていました。でも全く歯が立たずどうしたら抜けるか子どもたちは沢山考えていました。つるは細く、引っ張ると手に食い込んでしまい『手が痛い』と何人もの子が訴えていたのもあって次は手袋を持って行こうと2回目を楽しみにしていました。
しかし、2回目に行った時はすっかり手袋を持って行く事を忘れてしまい『あー手袋わすれたー』とうなだれる子どもたち。それでも素手で一生懸命抜こうと引っ張っていました。
そしてついに今日は三度目の正直という事で、三回目の今日は手袋を持って出かけました。ずっと『おいもどうなってるかなー?』と気にしていた〇ちゃんは本五ふれあい公園に行くと分かると『先生!手袋忘れないでね!』と一言。△くんも『手袋持った?』と念を押してきます。手袋よりも強い軍手をみんなで取りに行き出発です。
公園に着くと片手に軍手を装着します。『わーなんか(手袋が)大きいぞー』と大人が使う物を使える喜びは大きく、嬉しそうにつるを探しに向かいました。ありましたありました。みんなで『うんとこしょ どっこいしょ』と引っ張りますが今回も全く抜ける気配はなく微動だにしません。子どもたちが芋だと思っているつるは実際は木の根っこという確率が99.9%ですがここは子どもたちの想像力を大切にということで今は一緒になって楽しんでいます。お芋を抜きたいという一心で手が痛くなるから手袋が欲しい、根っこを掘りたいから硬い物を探しに石や枝を探してみたりととにかく一生懸命で尚且つ楽しんでいる様子が見られこちらも楽しい時間が過ごせました。
『よーし、行くよー!』と声を掛ける子、『ここ持ってくれる?』と場所を振り分ける子、引っ張っている横でひたすら石で掘り続ける子と色々な役割が見られたのも面白かったです。
そしてなんといっても今日の収穫にみんな大興奮。『見て!ティラノサウルスの歯があったよ!』と化石ならぬ石を見つけたと☆くんが教えてくれました。つるは抜けませんでしたが今日も楽しくみんなで引っ張りました。気付けばみんな体中真っ黒けっけです。
K・E


◆凧からの大発見(たんぽぽ)

今週はお正月遊びを積極的に考えています。
かるたや福笑いのような遊びは年末から取り入れていたので今回は凧上げに挑戦です。
昨日ビニール袋を利用して作ってみました。
風が吹くとうまくのってくれるのですが、ちょっと手直しが必要でした。
それと合わせて自分の凧を用意することにしました。
袋に自分の印になる絵を描いたのですが、油性のマジックが出払っていて水生の物しかありません。
でも特徴を読んでみると乾いたら取れなくなるようです。
今回はそのマジックペンを使う事にしました。
1台の机に座れる位の人数で順番に描きました。
普段からよくお絵描きしているせいかスペースいっぱいによく描けています。
ぐるぐるぐるーと模様のような感じです。
その模様のラインが重なり合ったところで発見がありました。
使っているのは水生マジックです。
緑色のラインの上を黄色で描いたとき色が変化したのです。
「先生、色が変わったー。」思わず声があがりました。
何度も試しています。そして同じ結果にどうして?と考えていました。
以前絵の具で混ざると色が変わる経験をしているので、何となく「そっかー・・・」と理解したようでした。
色が混ざると変化する、大発見です。
順番に作業は進み、終わった子は手を洗いにいきます。
そこでまた発見の声が上がりました。
「先生、石鹸の色が緑になったー・」
えー、と駆け寄って見てみると確かに緑の泡がもこもこもこ。
手に着いた水生マジックの色が落ちてきたようです。
いつになく念入りに手を洗っていました。
お正月遊びの凧づくりでしたが、理科の実験もできました。
大発見です。(N・S)


◆ヒーロー (うみグループ)

今日も朝の時間にダンスがしたいという子どもがおり室内にある広いスペースで踊る子ども達がいました。
曲は「パプリカ」「気分はパプワ晴れ」です。
保育者と一緒に踊っていた子ども達が今では子ども同士で踊り、向き合ったり自信に満ち溢れた表情で踊っています。
年末の紅白歌合戦を見た子ども達が家で熱唱していた事、踊っていた事など保護者の方からの報告を多数耳にしました。
この一年間で皆の前で何かを披露する事、個人差、個々の姿はもちろんですがそれを楽しく披露できる心の成長などが見えてきたように感じます。
日々の表現遊びを改めて大切にしていきたい時期でもあります。
今日は大聖堂に初参りに行きました。
お参りなのでクラス全員で行くことを伝えました。
外に出ると「さっむい」と言いながら笑顔です。どんな状況下でも笑っていられる子ども達の姿に感動します。道中は行き交う車や自転車に気をつけながら、地域の方々からの挨拶にあたかもアイドルかのように小さく手を振って答える子ども達がいます。寒かったのか、元気よく挨拶…といかないようです。
聖堂参拝を終え、波羅蜜橋を渡ると5園ほどの他園の子ども達がおりました。
あの子達何してるの?あの子達について行ってるの?と興味津々でした。
どうしてこんなに保育園の子ども達がいるの?という子どもがおり、近くに保育園が増えたんだよと伝えると育子園に来れば良いのにと言っていました。
方南公園では石の滑り台、ブランコ、忍者遊び、氷鬼をして遊んでいました。
石の滑り台は履いているズボンも決め手ですが、この時期はジャンパーの素材も決め手となります。シャリシャリふわふわの生地を着ていた●君。他児とは比べ物にならないほどスムースに滑り、着地も流れる様にやってのけます。
●君すごい、とたちまちヒーローになります。
滑れば滑るほど賞賛されるのでやめ時が分からなくなるのではないかとこちらが思うほどやめられないやめる選択肢がないような表情と動きを見せてくれます。
ブランコでは待ち時間が決め手となります。
この待ち時間をいかに忍耐強く待てるか、どんな待ち方をするかで結果的に順番が回ってきます。
途中で他の遊びを選択するのも一つのアイディアであり主体的な行動です。
終わったら貸してねと言って違う遊びをしている子ども、健気にじっと次の場所で待っている子ども、急かしながら待つ子ども。
一人で漕げる子どもはヒーロー…ではないようです。
立ち漕ぎが出来る子どもがヒーローだと知っているようです。(立ち漕ぎ出来るんだ〜としようとした子どもはいましたが、座ってやろうねと伝えさせていただいております)
いざ乗るものの一人では漕げない子ども、漕いで漕いで漕ぎ続け表情が曇る子ども…止まり方が分からないようでした。それに気付いた子どもがすぐさま止めに入ります。漕ぎ終わるまでずっと待っていたからです。側から見ると、それ早く言ってよ〜…というセリフが出てきそうですが止めに行った子どもは純粋に助けてあげていたように見えました。
忍者遊びでは枝や石を触ったり持ったり、高い所や細い道を通ったり、壁登りをしてみたりと活発です。
園庭で遊んでいる成果がここで発揮されています。
ジャンプをしたり高い所に登ったり、両手両足を使った壁登りが出来る事が一目置かれる存在となるようです。
小さな世界ではありますが、沢山のヒーローになれる子ども達の幸せな世界が広がっていけるよう見守っていきたいと思います。
k★y


◆新年初散歩(にじグループ)

今日は大聖堂に行ってきました。
御仏様に新年のあいさつに行ったのですが、あいにく式典中だったため、入り口でのご挨拶となりました。
建物に入る前に、「大事な話をしているから、静かにご挨拶をすること」を伝えてから中に入ると、子どもたちも、いつもと違う雰囲気を感じたのか、とても静かにご挨拶をすることが出来ました。
その後、波羅蜜橋で遊ぼうと思ったのですが、他の保育園が散歩に来ていたため、予定を変更し、和田公園へ向かいました。
こちらにも、他の保育園が散歩に来ていたのですが、仲よく遊ぶことを約束して遊び始めました。
ゆりとひまわりの男の子たちは、枝を集めて、ドングリハウスの建築に取り掛かりました。
以前、和田公園に来た際にも作ったのですが、台風などが影響したのか、見事になくなっていたため、「前のよりも丈夫なものを作ろう!!」と、太い枝や長い枝を探しに向かいます。
初めは、みんなで探していたのですが、次第に役割分担が出来てきて、枝を集める子と組み立てる子に分かれてきて、「これ、玄関になりそう」「この枝、屋根に使える?」など、子どもたち同士で相談しながら話を進めていき、保育士は話を聞かれたときに共感したり、アイデアを出したりするだけで、ほとんどが子どもたちが進めていきました。
完成には至っていないので、また、近いうちに様子を見に行けたらいいなと思います。
(Y.E)


◆姿を見て真似る(そらグループ)

今朝も、コマ回しの練習に励む姿が多く見られました。昨日の、誕生会で披露した年長児の姿にさらに刺激を受けたようです。やってみたいと頑張る姿を見せていた多くはゆり組の児です。「姿を見て真似る」「あんなふうにやってみたいと思う」異年齢保育ならではの光景でした。
今日もまた、「回せたよ」という児が増えました。
コマの数も増やしたので、まだまだ盛り上がりそうです。
そして、今日はお正月遊びの凧揚げをしようと準備をしていきました。
朝の会で実物・作り方を説明し、作ってみたい児が行いました。
限られた数のペンを上手く貸し借りしながら、ビニール袋に思い思いの絵を描いていき、自分の好きな色のスズランテープを付けていきました。
スズランテープも自分で結べる児は自分でつけていきます。年長の☆君は、苦戦しながらも自分で結び付ける事ができました。
出来る事が増えていく…自信に繋がってほしいと思っています。
園庭ではたくさんの児が凧揚げを楽しみました。同じような凧を作り楽しんでいたふじぐみの児に見せてあげるように目の前で走り出す児もいました。
明日、大聖堂までお参りに行く予定なので、凧を持っていき波羅蜜橋で沢山走ってきたいと思っています。(M.C)

Posted in 園のこだわり