能力ではなく努力 結果ではなく過程を
2018年11月22日 木曜日
ある職員から「とても嬉しいことがあったんです。」と話がありました。
話をしてくださったのは、いつも園庭のトイレのお掃除をしてくださる職員で、「今日は、便器の下にティッシュのかすみたいな物がたくさんついていたんです。」ということでした。
一体何事だろう?と思いよく話を聴いてみると、トイレが間に合わず、下がびちゃびちゃに濡れていることが多い中、自分でトイレットペーパーで拭こうと試みて頑張った姿が思い浮かんで嬉しかったんです。ととても嬉しそうでした。
その話を聴き、濡らしたから拭こうと思った子どもの心が伝わってきて私も嬉しくなりました。
日々、トイレ掃除をしてくださっているからこそ感じられる子どもの変化であり、完璧に拭いてくれたという結果ではなく、拭こうとする努力を認めてくださいました。
先日、法人の認定こども園の園長先生から、キャロル・S・ドゥエック(Carol S. Dweck)という心理学教授の論文の『子どもの能力を褒めるのではなく努力を褒めることが大切』というお話を聴きました。育子園でも、結果ではなく過程を大切にしています。
まさに、その言葉通りの展開でした。
些細なことかもしれませんが、子どもの姿を共有してくださったことで、子どもの努力を捉えるという共有が出来ました。
共有することの大切さを感じた出来事でした。
副園長 高野
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