◆11月30日(金)の子どもたち
2018年11月30日 金曜日

自己主張もそれぞれの形でするようになってきた子どもたち。自分の空間に他児の存在があることで、良くも悪くも刺激し合って日々過ごしているようです。
そのため最近一緒に遊んでいる姿もありますが、手が出たり口がでたりという姿も多くなっています。他者の存在を認識することは、発達・成長していく中での通過点だと思います。保育園という集団生活で様々な関わりが出てくる時期で、個々の関わりをしっかりしていかなければならないなと日々考えさせられます。
月齢も様々なので、靴下を取るにしても自分のものを取り、友だちのも「どうぞ」と渡してくれる姿もあり、場面場面で関わり刺激し合い、成長しているんだなと感じました。
いろんな姿もあり「今はどう関ったらよかったのか・・・」など考える時もあると思いますが、家庭での様子や関わり方など共有したりしていきたいなと感じました。
明日から12月。あっという間に1年が過ぎようとしています。
家庭では見られない姿や関わりもあると思います。1月いっぱいまで保育士体験できますので、ぜひお越しください。
(K.E)


◆ママ先生の日(ふじ1)

今日は、〇ちゃんのママ先生の日です。〇ちゃんも朝からニコニコで「ママ先生だよ」と教えてくれました。ずっと楽しみにしてたのでしょうか・・。お部屋に入っていただくと子ども達がすぐに気づき「ママせんせーい!」と言いながら、たちまち囲まれていました。
ミッキー体操が始まるとママ先生と両手を繋ぎ、繋いだ子の手を違う子が繋ぎ・・お部屋の真ん中に大きな丸ができ上がりました。みんなで手を繋いで楽しさを共有している姿を見て隣の子を近くで感じお友達の輪が広がっていくように思えました。
〇ちゃんに「今日何したい?お散歩にする?園庭にする?」と聞くと「ママとてつなぐ」とのこと。昨日きいたときにはエビカニを踊りたいとも言っていました。〇ちゃんとお母さんのリクエストもあり、ミッキーの後にエビカニを踊り、大聖堂の波羅密橋に行くことにしました。
大聖堂に着きました。入ってすぐのところにある長い坂を「ヨーイドン!」で駆け上がります。落ちている葉っぱやどんぐりや飛行機に目移りしながら一番上にいた保育士の腕の中に飛び込み、ゴール。大人には”きつい””つらい”などのマイナスなイメージがある坂でも子どもたちにとっては楽しい遊び場のひとつなんだなぁと感じました。そんな子ども達の感性を大切にしていきたいと思います。
椿の花を見つけた△くん。「きりいだね」と声をかけると、「あった、あった」とつぼみを指して教えてくれました。「これはね、お花の赤ちゃんだよ」と言うと「あかちゃん。」と繰り返し言って、他の保育者のも「あかちゃん、あかちゃん」と教えていました。つぼみが大きくなったらきれいなお花になることが△くんには伝わったでしょうか。遊びから学べることはたくさんあるなと感じました。
「まてまて~」と言って走っている☆ちゃん。どうやら地面に写る自分の影に気付き追いかけっこをしていたようです。周りにいた子にも「これ何」と影を指しますが、「・・・」と言う反応か、地面に何かがあるんじゃないかと思い地面を覗き込んで何かを探す反応のふたつで、”影”を全体像で見ることができなかったようです。だからこそ、影に気付けた☆ちゃんは物を広い視野で見ることができるんだなと思いました。
今日一日が〇ちゃんにとって、ママと育子園で遊べた楽しくちょっぴり甘えられた良い思い出の一つになってくれると嬉しいです。他の子にとっても普段とは違う大人がいることで雰囲気も違いいつも以上に楽しめた日になったと思います。
次は誰のママ先生・パパ先生が一緒に遊んでくれるのか子ども達も楽しみにしていると思います。(I・K)


◆あたま?むね?(ふじ2)

春にも一度行いましたが、今日は頭囲・胸囲を測りました。
保育士「あたまはどこかな?」
こども「ここー」(あたまをさわっています)
保育士「では胸はどこかな?」
こども「???」
胸は難しかったようです。(でも一生懸命考えてくれていました)
「ここだよ」と伝えながら、「今日は頭と胸を大きくなったかな?って測ってもらうよ」と話ししました。
看護師が、お部屋の赤ちゃん人形を見本に測り方を見せてくれました。すると・・・
測ってもらいたい児が次々看護師の前にやってきました。そのやる気に押され、困ってしまう程に・・・。一人ずつ順番に測ってもらい、「おおきくなったね」と言われるとみんな笑顔になります。待っている児も期待を持ちつつ、友だちの測るようすを見守っています。ドキドキしてしまう〇ちゃんがちょっぴり心配でしたが、みんなのやる気に混ざって上手に測ってもらうことができました。「〇ちゃん、上手にできたね」と声を掛けると保育士と笑顔でハイタッチ。みんな逞しく成長しています。
その後は、園庭で遊びました。
奥の方に落ち葉が山に盛られている場所があり、子ども達と一緒に行ってみました。
一人が「うわー」と手に集めた落ち葉を空へ向かって飛ばします。
みんなも次々真似して飛ばすので、落ち葉がヒラヒラ舞って、みんな大喜びでした。
△くんは、お友だちの帽子の上へ落ち葉をのせます。
□くんは、それを払ってあげて・・・。
子ども達の様子は様々で、見ていて面白いものです。
それもお友だちの関わりあいが増えてきたからだと思います。
秋ならではの落ち葉遊びを満喫しました。
園庭の真ん中では、幼児組がダンスタイムを楽しんでいました。
ダンスが大好きな☆くんと◎ちゃんが、音を聞きつけやってきました。
お兄さんお姉さんを真似ながら踊っています。
いろんな曲も次々流れ、どんな曲にも対応して踊っている☆くんと◎ちゃんに驚かされました。
「エビカニクス」も流れると、どこからともなく2組の子ども達が集まってきました。
みんなで久しぶりに思いきり「エビカニクス」を踊り、お兄さんお姉さんも一緒に踊ってくれて、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
今週は体調が様々な児が目立ちました。
来週も気を付けて行きたいと思います。
I・Y


◆みのむしどこだ(きく)

数日前に園庭で落ち葉を集めていた際に〇くんとこんな会話がありました。
保育士「いっぱい集まったね」
〇くん『これどうしよっかー?』
保育士「そうだねぇ、何か作れるかな?」
〇くん『じゃあトリケラトプス作りたい!』
という内容でした。紙に貼りたいのか手で持って遊ぶものがいいのか少しでも具体的になるように話した結果、手で持って遊べる物になり、この約束は忘れられる事はなく今日ついに実行・・・と思いきや、偶然にも保育士が手にしていた本を目にした〇くんはそこに載っていたみのむしにも興味を示し、トリケラトプスと一緒にみのむしも作りたいという気持ちが芽生えました。でも、二つ一緒には作れないことを伝えてよく考えてもらい、今日はみのむしから作ることになりました。
トイレットペーパーの芯に糊で葉をつけていきながら『このおっきいのがいいんだー』『ここはこうやって・・・』と縦や横の向きも意識したり、目がないから何も見えないねという言葉を耳にすると『目を作らなきゃ―!あ、口もね!口はピンクと白にするの』と色々と想像が広がっていきます。途中、『何してるのー?』という問いかけにも自分で説明していて、しっかり理解していました。
そしてついに完成です。
朝の集まりでみんなに発表しました。
『みのむし作った!』と。ちょっぴり照れながらでしたがみんなにどうかと聞いてみると『かわいいー!』という反応が返ってきて『ありがとう』と嬉しそうにお礼をしたりとそのやり取りにほっこりしました。この発表を機に子どもたちの中でみのむしの存在が大きくなり、みのむしを探したいという行動に移りました。〇くんは作ったみのむしを持って園庭に行き、数人の子ども達が集まって一緒にみのむしを探します。『みのむしってどんな虫?』と疑問に思った☆くんに「木にぶら下がっているんだよ」と説明しましたがまだ頭の中はぼんやりとしか理解できていません。でも、子どもたちは〇くんの持っているみのむしを確認してから一生懸命木を見上げて探していたりととても真剣です。ぶら~んとしている物発見。『あ!みのむしだー!』と言った先には落ちそうになっている葉が一枚・・・惜しいです。
色々なやり取りからまずは本物のみのむしを見ようという話しになり、幼児組の部屋へ虫の図鑑を借りに行きました。『むしの図鑑貸してくださーい』緊張しながらもちゃんと言えました。もちろん『ありがとう』も言えました。さぁ、図鑑を持って園庭へ・・・という所でキューピーが流れてしまい、みのむし探しはまた来週へ見送りです。
お部屋に戻って来てからというもの、給食までの時間に虫の図鑑でみのむしをずっと探しています。それはお昼寝から起きておやつ前の時間も同じでした。今は図鑑でみのむし探し、今度は本物のみのむし探し・・・みのむし作りから始まったみのむし探し、どうやって本物が見つかっていくか見物です。
K・E


◆いろんなことに夢中です (たんぽぽ)

室内遊びが充実してきたこともあり、おやつを食べるより遊びたい。そんな思いから、徐々に「おやついりません!」と言いに来る子が増えてきました。
「カードがしたい」「はさみがしたい」「糊がつかいたい」それぞれやりたいこともしっかりあり、教えてくれます。
やりたいことが見つかり、それぞれの場所で遊び込んでいたので、ミッキー体操はいつもの時間にはせずに遅らせてすることにしました。
大型かるたで遊び始めると、2回目とは思えぬほどの上手さです。
待つ時は手は膝に。耳を使って保育士の言葉をしっかり聞き取り、絵を探し・・素早く取りにいく姿はすでに様になっています。
新しくなったパズルでは、何度かやるうちにもう習得したようで、真剣に向き合い頭を悩ませていた1回目とは違い、おままごとを交えながらパズルをする余裕までできていました。
「お兄ちゃんがここをやってあげましょう~」「赤ちゃんは1個だけにしようかなぁ」
「一緒にやってもいいよ~」「あ、しょうぼうヘリコプターができてきたよ!かっこいいよね」「みたことある?」
ひとりで取り組む楽しさもありますが、お友だちと一緒に取り組む楽しさも知っているので、協力し合いながら完成させていました。
普段ブロックや電車をすることが多い〇くんは、今日は一人おままごとコーナーでせっせとお料理。かなり珍しい光景でした。みんなが机上遊びに夢中になっている間に独り占め。
お料理する姿はとても楽しそうで鼻歌が聞こえてきそうなほどルンルンです。なかなかない貴重な独り占めタイム。机上遊びが埋まっている間のこんな使い方も贅沢です。
そして△ちゃんが時計を見て「くまさんに来てるからお片付けしなくちゃ!」と教えてくれました。
いつもよりゆっくりと出た園庭では、幼児組を中心にダンスで盛り上っていました。
集中した遊びから、今度は身体を使って・・。歌も全身で感じて楽しみました。
S.S


◆
◆[木]をつくろう (にじグループ)

今日は11月最後の日でもあり、年長児の○ちゃんが楽しみにしていた日でもあります。○ちゃんのママ先生の日です。
「早く金曜日にならないかな」と毎日のようにつぶやいていました。
絵本や紙芝居を読んでいただいたり、園庭では子どもたちとたくさん身体を動かして遊んでもらい、子どもたちは大喜びです。
共有の時間では以前本五ふれあい公園に行ったときに始まった遊びを伝えました。
葉っぱをたくさん拾ってきて、「木をつくりたい」といいました。
そのため大きなロール紙の大きな芯を使い、木に見立てた棒を提供し、「枝を刺していこう」となりました。
それを全体に伝えるとたくさんのアイディアが集まりました。
「クリスマスツリーにすればいいよ」「魔法の木にしよう」「絵の具で色を塗るのはどう」「てっぺんには私が作ったやつあげるね」「てっぺんは光った方がいいんじゃない」「枝をさすなら葉っぱもつけようよ」「葉っぱ以外にもいろんなものつけるといいんじゃない」と子どもたちから挙がりました。
最初に「木をつくろう」と言ってくれた年長児の子どもは「仲間にはいるなら僕に言ってね」と嬉しそうな表情でした。
子どもたちの意見を取り入れながら少しづつ形となっていきましたが、途中枝、葉っぱが足りなくなってきました。
園庭にもたくさんあるから取りに行こうと提案し、今日はミッション付きの園庭遊びを行いました。
枝、葉っぱを一つずつ集めてからではないと遊べないというミッションです。
枝はなんでもいいわけではなく、作業していく中で細い枝は折れてしまいました。そのため「細い枝はだめです」と付け加えられました。
園庭に行くと、すぐに葉っぱはゲット。
枝を探す子どもたちでしたが、いつも遊ぶ園庭であるため「こっちたくさんあるよ」と木の下を示し大移動。
たくさんの枝、葉っぱが集まり来週もまた進化して行く『木』が楽しみです。
(A,Y)


◆素敵な感性 (そらグループ)

今日は蚕糸の森公園に散歩に行きました。
今年度初めて行く場所であり、今まで行った公園の中で1番大きく他園や多くの人が訪れる公園の為、約束事を伝えていきました。
保育士の目を見ながらしっかり聴こうとする姿勢がどの学年も増しており、ここにも成長を感じます。
そして今日は〇くんのお父さんが保育士体験に来てくださいました。
パパ先生との散歩という特別感に大喜びの子どもたちでした。
公園までの道のりは、クリスマス飾りをしている家を発見したり、クリスマスソングを歌ったりと、やはり子どもたちの心の中はクリスマスが大きく占めているようでした。
また、休み等で一緒に行けないお友だちを、多くの子が気にかけていたのも印象的です。
公園での1番人気は大きな池でした。
「鯉いるかな」「ザリガニは?」「あっ、カモがいる」と目を輝かせます。
すると、年長の☆くんが葉っぱをちぎって池に投げ入れました。
カモは反応を見せませんが、鯉は口を大きく開けます。
それを見た☆くんは「葉っぱなのに食べようとした。カモより鯉の方が食いしん坊なんだね」と一言。「カモは葉っぱって気づいたんだよ。鯉は食いしん坊だから気がつかないんだ」と☆くん。その表情は発見の喜びに満ち溢れていました。☆くんの感性に驚かされます。
その後も子どもたちは「じゃあザリガニは食いしん坊かな?」「ザリガニは池の中では何を食べるんだろう?」「園のザリガニは餌があるけど、ここではどうしてるの?」といった話で盛り上がります。園に戻ったら図鑑で調べようと話していました。
また、鬼ごっこやサメごっこに芝生の丘での日向ぼっこ、落ち葉や木の実拾い、川に葉っぱを入れてどこまで進むか観察したりと思いおもいに楽しみます。
遊具がなくても自然物に触れ、夢中で楽しむ姿が見られました。
帰り道は少し疲れた様子でしたが満ち足りた表情をしており、またぜひ行きたいと思います。
O・Y


Posted in 園のこだわり