◆11月29日(木)の子どもたち
2018年11月29日 木曜日
◆いつもの仲間(つぼみ)

大体のことを、大人に手伝ってもらって支度していますが、子どもたち同士の意識が出てきているつぼみ組です。持ち物も、自分のものと他人の物の区別ができるものも出てきていました。
出かける支度の時のことです。支度が万端になった○くん。まだ支度の終わっていない△ちゃんの存在に気が付きました。キョロキョロ・・と周りを見渡し△ちゃんの上着を見つけて渡しに行きました。まだ、一方的ではありますが関わりを持とうとしているように感じます。
遊んでいる姿の中ではふと子ども同士が自然に物のやり取りをしていたりする場面もあります。いつも一緒にいる仲間たちは、子ども達の心に刻まれているようです。
ふじ1組の子どもたちと散歩に出かけた子と園庭を存分に楽しんだ子で分かれて活動しました。散歩先では、落ち葉に触れたり道行く車を見たたりして楽しんでいます。ふじ1組の子ども達もいる中での散歩でしたが、子ども達はやっぱりつぼみ組のみんなでなんとなく集まっていく姿は、たとえ月齢が近くてもいつもの仲間は安心なんだなと感じました。
これからも、みんなの、安心は優先しながら子どもたちの成長に合わせた活動を柔軟に取り入れていきたいと考えています。U・A


◆つぼみさんと(ふじ1)

今日は朝のうちは雲がありましたが段々と青空が多いい天気になりました。お散歩に行く途中にも大きな雲や白い雲、少しうす黒い雲など空に浮かんでいたので子ども達と一緒に空の雲の様子を見ながらお散歩を楽しんできました。
行先は本五ふれあい公園です。今日は0歳児のつぼみ組と一緒に行ってきました。一緒にと言っても散歩カーに乗って同じ公園に行って遊んできたという感じです。交流して遊んだというよりは広い広場で思い思いに好きなことで遊んできました。少しずつまたつぼみ組との交流遊びも増やしていきたいと思いました。
公園では芝生の上に落ち葉がたくさん落ちていました。昨夜の雨の影響もあるのか落ちたばかりのようで赤や黄色のきれいな桜の葉っぱが桜の木のまわりに落ちていて子ども達も楽しそうに拾って歩いていました。保育者が枝に落ち葉を刺してぺろぺろキャンデーみたいにして渡すと喜んでいました。
本五ふれあい公園は大きな岩も子ども達の大好きな遊び場です。岩に登ってみたり岩と岩との間をすり抜けて行ってみてそのまま小さな丘に登って行ったり駆け下りてきてみたりと楽しく遊んでいました。
☆くんは最近隙間が好きなようでとても興味津々です。朝保育の時も棚を支えているネジが気になったようでじ~っと見ていました。「ねじだよ」と声をかけると「お」と声をあげて何度も楽しそうにネジに顔を寄せて見ていました。公園での☆くんは岩と岩との隙間にピッタと体をはめ込むようにして静止して岩の感触を体全体で感じて楽しんでいるようでした。
☆くんの顔を覗き込んで見てみるとニコニコととても楽しそうに岩を見ていました。岩の間から出てくると大きな岩の前にしゃがんでとても嬉しそうまたとてもステキな笑顔を見せてくれました。
帰り道はバス通りを通って帰ってきました。たくさんのバスや働く車が見られて子ども達も楽しそうでした。〇くんはバスが通るたびに大興奮で「ばす、ばす」と喜んで見ていました。来るときは裏の道でカラスが飛んできてミラーの上に止まっているのをとても不思議そうに見たりお散歩中の犬に出会えたりと通る所で様々な出会いが楽しめてたくさんの経験も出来るように感じました。
まだまだ紅葉がきれいな季節ですイチョウの葉っぱも黄色くきれいに色づいてきました。またたくさんの面白いものを見つけにお散歩に行きたいと思いました。(y.n)


◆元気いっぱい。 (ふじ2)

朝、雨が降っていましたが、気持ちの良い晴れ間になったので大聖堂の3階に散歩に行く事ができました。
久々の場所で、散歩カーから降りると、そろりそろり、慎重な歩き方で入口まで向かっていました。どういうお部屋なのか、周りを見渡し確認しているようです。靴を脱いで絨毯の間に入ると、広いお部屋の中を「ワー」と元気に走りだし、遊び始めました。
大きくて広い部屋、ふかふかの絨毯に大喜びです。保育士を追いかけ、走って走って走りました。以前に来た頃より、走る速さが皆、早くなっていました。数カ月の間で、成長を感じます。
追いかけられるのも大好き。ケラケラ笑って、転んでも泣かず、自分で立ち上がり、再び走り始めます。
パイプ椅子が並んで設置されており、子ども達が下をくぐって行列が始まりました。
どんなものでも、遊びに変えられる遊びの天才たち。
絨毯の上に寝転がり、身体を左右に揺らして、ゴロゴロ。ふかふかで気持ち良い感覚を
楽しんでいるのが、表情で伝わってきました。
天井の電気交換をしている方が作業を始めると、一瞬で周りに集まって、興味津々で見上げて観察していました。「何してるの?」と聞いたり、「こうじちゅう」と言ったり皆の目は釘づけ。興味の幅は日々、広がってきています。
沢山、元気に走って遊びましたが、それでもパワーは変わらず、お茶を飲むときになっても、走って帰るのを名残惜しそうにしている児もいました。
近くに咲くもみじの木を見て、秋の紅葉も楽しむことができました。秋を感じ、全身をいっぱい使ってきました。S・A


◆夢中になること (きく)

昨日お散歩へ行った先で、いろんな色の落ち葉を拾ってお土産に持ち帰ってきたことが心に残っていたのか、今朝登園してくる際落ち葉を見つけて持ってきた子がいました。
「昨日のつづきやりたい。」と張り切っている様子でした。
ビニール袋に、ぱんぱんになるくらい集めた落ち葉から今日は大人が片手一握りくらいの量を出して、子どもたちがその中から選んで画用紙に貼っていきました。
表が見えるように貼る子もいれば、葉脈が見えなくるようにして貼る子もいました。
いろんな色の葉っぱを選びながらきれいに一列に並べたり、重ねて貼ったりとさまざまな方法で作っていました。
黙々と集中して行いながらも隣のお友だちの様子が気になるようです。葉っぱは、立体的なので平面の画用紙にのりでくっつけようと思ってもはがれてしまうものもあります。
そんな時、
「こうやるといいよ。」
と葉っぱをギュッと手で押さえることを教えてあげる姿がありました。
「これかわいいね。」とお友だちの作品を褒める言葉も聞こえてきました。
そんなやりとりをしながら「できた。」とそれぞれの子が嬉しそうに見せにきてくれました。
『これをつくる』と目的を持って完成させる子もいれば、作っているうちに似ているものを見つけタイトルをつける子もいました。どの作品も素敵です。
制作をしている過程を見ていると夢中になって取り組む時間が長くなってきたなと感じます。その中で見える友だち同士の関わり合いも深まってきています。
自分でやりたいと決め、夢中になって取り組めることを子どもたちとのやり取りを通して見つけていきたいと思います。T.Y


◆したい事(たんぽぽ)

今日の朝の会では初めての質問をしました。 「クリスマスプレゼント、何が欲しい?」
クリスマスプレゼントって何? 初めて聞く子もいたのかもしれません。
でもプレゼントって言葉は知っているしクリスマスも知っています。なんかきっと嬉しいこと・・・そんな想像で考えました。
えーとね、えーとねー・・・答えにならない子もいたのですが、今は答えを求めてはいません。
考えたり発表したりすることを経験したいと思っています。
クリスマス会までまだ時間があります。繰り返しの中から考えていこうと思います。
昨日パズルの入れ替えをしました。
それからnefの積木、久しぶりです。
それでまた気分も一新、お部屋の遊びに火がつきました。
途中で投げ出してしまう子がいると助け舟を出してくれます。
ピースが一つ足りないと、大変だと探す姿に成長を感じます。
ハサミで切りたいという要望もありました。
チョキチョキと切り落とせるような練習用の細長い紙を渡すと、チョキチョキと切り進んでお皿に入れます。
切り終わるともう一回と紙をもう一枚切って行きお皿に切り落としが一杯になるとまとめてゴミ袋に入れていきます。
その流れを繰り返ししていくうちに日々ハサミの使い方が上手になってきました。
勿論側に付いて見る必要がありますが、真剣な眼差しに成長を感じます。
糊したい、というリクエストもありました。
ハサミ隊の向かえで糊でペタペタと貼りたい子がまたまた真剣な眼差しでした。
最近始めたカードゲームもルールが随分浸透してきて、順番のまわり方とかどこにあったかを覚えておくとか、勝った負けたではなく取れた取れなかったで喜び合っている姿が可愛いです。
今日はさらに大型かるたを出してみました。
これがまた真剣な取り組みで、取り合うことはなくひとりひとりが楽しく参加している様子で充実していました。
そんな目新しい物に心を動かされることはないレゴ一筋の二人。何時もより沢山使えてこちらも充実した表情でした。
自分のしたい事がきちんとあると大声を出したり走り回ったりするようなことはありません。
それぞれが楽しむ姿を尊重し合いながら時間は過ぎていきました。
でも時計を気にしながら遊んでいたようです。
みんなークマさんだよー。 時計にクマさんのイラストが貼ってあります。
今日は8のところ。長い針がぐるっとまわってクマさんのところになったらお外に行こう。
そのお話をちゃんと聞いていました。
そして皆にお知らせしてくれました。
ひとりひとり、したい事に満足していたせいかスッキリした気持ちであっという間にきれいにお片付けができました。
したい事をする、大事な経験です。(N・S)


◆縁日ブーム再来&保育者のよう(うみグループ)

今日も、「先生、縁日やりたい」ともも組の△くんが言って、縁日の準備を始めました。「法被とハチマキも貸してください」とたこ焼きのお店の準備とともに着替えて準備万端です。
それを見ていたもも組の〇くんが「僕もやりたい」と言って法被とハチマキを準備するとたこ焼き屋がスタートしました。でも、なかなかお客が来ません。
気長に椅子に座って待っていると、今度はゆり組の男の子と女の子が「縁日やりたい」とやりに来ました。するとどんどん店も増えてきて、釣り屋が開くときには、「そっちをもっとこっちにして」「もっと奥にしよう」と声をかけ合いながら子どもたち自身で椅子や机を動かして、場所を確保し、釣り屋が開店し、やきそば屋も開店していました。
改めて縁日がスタートです。
しかし、お客さんは1名。椅子に座って他のお客を待ちますが来ません。自分たちで考えて「いらっしゃいませー」とまずは声を出してみます。でも、他の遊びに夢中になっているようできてくれません。つぎにたこ焼きを持って声だしてみます。しかし、また来ません。
次は声を出しながらお友だちが遊んでいるところに行き、戻ってきました。お客がたくさん来ると思って椅子を並べて待合席を作っていた縁日の子どもたちでしたが、店員たちの休憩所になっていました。
「お客さんが来ないなー」とぼやく子どもたち。ですが、年長児が英語教室から帰ってきた時に「縁日やってるー」「私もやろう」とお客や店員が増え、お店が繁盛してきました。休憩所にいた子どもたちも慌ててお店に戻ります。
「いらっしゃいませー」と活気が戻ってきました。
もも組の◇くんが昨日ねんちょの☆くんが電車の絵をかいていたのを見ていたようで、「僕もかがやきの絵を描きたい」と言って紙と色鉛筆を持ってしました。でも、すぐに自分では描けないと気付いたのか、☆くんに「描いて」とお願いをして描いてもらっていました。すぐに英語教室になってしまい☆くんは電車の顔だけ描いて行ってしまいました。
◇くんは早速描いてもらった電車の絵を切って電車を作り始めます。「☆くんに描いてもらったんだー」と嬉しそうに保育者やお友だちに話してくれました。英語教室から帰ってきた☆くんは保育者が☆くんが◇くんに絵を描いてあげていたのを知っていたので、「◇くんは?電車の絵どうなった?」と保育者に聞いてきました。
「凄く嬉しかったみたいで、すぐに切って電車にして遊んでいたよ」と言うと嬉しそうな☆くん。
保育者よりも◇くんの気持ちに寄り添い、気持ちを汲んで行動してくれていた姿に感動しました。
これからも子どもたちの気持ちに寄り添った活動の提供をしていきたいと改めて思いました。
(K.H)


◆自分の気持ち・相手の気持ち(にじグループ)
日々、遊びの中で、子どもたち同士のトラブルを目にすることがあります。
仲介に入り、双方の話を聞いてみると、自分の思いを上手く表現できなかったり、相手の思いが聞こえなくなってしまうことがきっかけの場合が多いように感じます。
今日も、お友達と一緒に遊びたかったために、無理やり入ってしまったり、お友達の作ったものに足が当たって壊してしまい、怒られてしまったりと、気持ちが上手く表現できないトラブルがありました。
なかなか話し合いがまとまらない様子だったので、双方の話を聞いてみると、やはり、お互いの言い分は筋も通っていて、納得が出来るものでした。
その事を受け止めから、その話を相手に伝えたのか、相手の話を聞いてみたのかを改めて聞いてみると、どの子もそれはできていないとのこと。
そこで、その気持ちを伝えること、相手の気持ちを聞いてみることを提案しました。
初めは、お互いになかなか話がうまく進まなかったのですが、しばらくすると、どちらからともなく「ごめんね」と笑いながら話して解決していきました。
大人の世界とは違い、子どもだからこそ、自分の気持ち・相手の気持ちが難しい部分があるのかもしれません。
でも、素直だからこそ、気持ちが伝わり、解決も早いのかもしれません。
私も、子どもたちを見習って、気持ちを伝えたり、相手の気持ちを汲めるように努力したいと思います。(E.Y)

◆あまい?すっぱい? (そらグループ)

朝、そらグループのお部屋に入ると何だかいい香り。
なんだろう~と探しているとそこには『柚子』がありました。
先日、ひまわり組の〇くんがお家から持ってきてくれた柚子がありましたが、
今日は同じひまわり組の☆くんも柚子を持ってきてくれました。
○くんの柚子が1つ割れてしまい、柚子の香りがお部屋に充満していました。
「いいにお~い」と子どもたちも柚子の香りに釣られて集まっていました。
割れてしまった柚子を水洗いし少しだけ味見。
保育士が果汁を絞り口の中へ。
「んぐー、んんー」と酸っぱさで口を手で押さえながら何かを訴えている児、「あまーい」「全然酸っぱくないよ」とちょっと得意気になる児など、口を開けて待つ子どもたちの姿は面白くもありましたが、『柚子』の味に触れることができました。
お部屋のレイアウトを変更してから、粘土や折り紙、トランプやおままごと遊びなど、今までと遊びの内容は同じであっても各ゾーンでじっくりと遊ぶ姿が多く見られます。
折り紙で手裏剣やお花を作るグループがあると、折り方が分からない児に「やってあげる」と優しく手助けをしたり、おままごとコーナーはいつも人気で混雑している感じも見受けられますが、「仲間に入れて」「いいよ」「△くんお父さんね」「◇はばぶちゃんね」と子ども同士でルールを決めたり、譲り合いながら遊び込んでいました。
時には手が出てしまう場面もありますが、言葉で伝え合う大切さを子どもたちの遊びの姿から改めて感じると共に、子どもたちと日々共感し合いながら過ごしていきたいと感じました。(O.Y)


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