◆11月26日(月)の子どもたち
2018年11月26日 月曜日
◆よしよし(つぼみ)

気持ちのいい天気でした。つぼみ組の子どもたちはまた一歩大きくなったような気がしています。自分以外の存在に興味がでてきました。その思いは、友だちの持っているものに手を伸ばしてみたり、時にはぱちんとたたいて表現しています。
大人は、それぞれの思いを代弁しながらその場に応じて仲介しているのですが、「よしよし」と言う声掛けが聞こえてくることがよくあります。子どもたちは、よく聞いているし見ているようでその言葉に反応して友だち同士で頭を撫であっていました。
子ども同士の気持ちのぶつかり合いの中でたたいてしまったりたたかれてしまったり・・といろいろありますが大人の関わりをよく見ているんだなと感じました。保育園生活を経験しているからこそいろんな人に出会っている子どもたち、一つ一つの体験が子どもたちのこれからに生かされていくように大切に関わりたいと思いました。U・A


◆ぱとかー(ふじ1)

天気が良かったので園庭に出て遊びました。月齢によって違いますが言葉がだいぶはっきりと言えるようになってきてきたり、こちらが聞いたことを答えてくれる子も増えてきて会話が少しずつ楽しめるようになってきた様に感じます。早速☆ちゃんが丸太小屋の中でカップの中に砂を入れて何かを作っています。何を作っているのかを聞いてみると「けーき」と答えが返ってきました。丸太小屋の窓の所でケーキを作っている姿はケーキ屋さんのようでした。
しばらくすると☆ちゃんはテーブルが付いているベンチの方に移動して座っていました。〇くんも△ちゃんも座って同じように容器に砂を入れて作っていたので聞いてみると。△ちゃんが「けーき」と教えてくれました。そこで△ちゃんが自然にハッピバスーデイの歌をうたいだし、まわりにいた子も手拍子をしてみんなでお歌をうたいました。「誰のお誕生日かな」と聞くと「△ちゃんの」と答えてくれました。賑やかな場所にはどんどん子ども達が集まってきてベンチも満員状態に楽しいお誕生日会になりました。
場所が変わって、とても良い天気だったので子ども達もぽかぽか暖かい日向の方に行って遊んだりしていました。鍵はとても好きでガシャンガシャンと遊んでいます。園庭の小門が変わってしまって鍵が一つしかなくなってしまったのですが以前あった場所を探すかのように覗き込んでいた◇くん前にあったことを思い出して探しているのかなとしばらく様子を見ていると嬉しそうに顔をあげたと思ったら「くるま」と言って車が門の下の隙間から見えて嬉しかったことを伝えてきてくれました。
そうするとすぐに◎くんが「ぱとかー」と言って走り出しました。最初ははっきりわからなかったのですが◎くんの走って行く先にパトカーがフェンス越しに見えました。◎くんが嬉しそうに見ていると段々子ども達も集まってきてパトカーの見学会が始まりました。〇くんはフェンスではなく看板の所でわざわざ見ているのでもっと見やすい場所にと思ったのですが看板とブロック塀との間の隙間は何もなくてすっきりとバス通りが見えました。◇くんもそうでしたがいろいろな見方で楽しんでいたり見方によって別世界が広がっていたり、子どもの目線での視界や目線で見る大切さを改めて感じさせてもらいました。(y.n)


◆かわいいやり取りが見える園庭遊び(ふじ2)

今日は、ふじ2組全員出席で一層賑やかな朝の始まりです。
お休みの事を聞くと嬉しそうに伝えてくれる子、頷く子と笑顔の子と様々ですが、楽しいお休みを過ごしたことが感じられます。
その後は、過ごしやすいいい天気だったので園庭に出て遊びました。
園庭には、沢山の落ち葉が絨毯のようになっていました。
その落ち葉を保育者が集め、頭上に撒いてあげると降ってくる感覚が楽しいようで大喜びです。
その後に身体や頭に付いたものを保育者が取っているとその姿を見ていた〇くんが友だちの頭や体に付いた落ち葉を払っていました。
「優しいね。ありがとう」と保育者に言われると笑顔を見せる〇くん。
友だちへの関心が日に日に高まってきたので〇くんのペースで関わってみようとしながら
反応を見る姿に成長を感じます。
落ち葉が舞う姿からシャベルを握った子たち三人が落ち葉を集め始めました。
一人の子が落ち葉の山を作るとその姿から一緒に落ち葉を始める他の子たち。
友だちがやっている事が楽しそうで同じように集めて三人でケラケラと笑っています。
楽しみを共有し合っています。
遊びが満足した時に何をして遊んでいたか聞いてみると「工事中」と返答が返ってきました。大好きな工事現場な子たちが遊びに取り入れていました。
また、その後は、コンビネーションの中にあるラッパ型の話すと聞こえる玩具を見つけた子たちが反対側から声を出してもらい聞こえてきた声に感動する姿を見せた△くんと◇くん。顔を近づけ声を出しています。
そんな時に反対側にいた保育者が「だれ~?」と聞くと「△ちゃん」と小さい声でありながらも返事をしています。
その姿を後ろから見つめる◇くん。
やって見たくなり、じわりじわりと前に進み二人でラッパ型の玩具に顔をうずめていました。やりとりの楽しさを味わっているようでした。
様々な場面で子どもたち同士のやりとりが見え始め、そっと耳を傾けるのも楽しくなってきた今日この頃です。一緒に遊びながらも距離を取りながら子ども達の姿を楽しみにしていきたいと思います。
(N.Y)


◆「見て、きれいだね。」(きく)

連休中お家の方と楽しい時間を過ごせたようで、朝から笑顔で元気よく挨拶をしに来てくれました。とても気持ちの良い一週間のスタートです。
週の始めはいつにも増して元気いっぱいの子どもたち。ミッキー体操をして身体を動かしました。遊んでいる間に音楽が流れると耳を傾け、
「ミッキーさん始まっちゃった。片付けなきゃ。」
と使っていた玩具を片付けていました。お友だちと一緒に協力して片付けるためあっという間にすっきりしました。
集まりをして園庭へ行くことにしたのですが、なんとも心がわさわさと落ち着きのない様子です。みんながこれから遊びに行くときに、園庭でのお約束をきちんと守ったり、危険がないか判断する心づくりしたりするためにも一度心を落ち着けるようみんなに、今日はこれからどんなことをするのか話しました。子どもたち一人ひとりと目がパチッとあうと今の話がきちんと伝わっているなというのをこちらも感じられます。
園庭へ遊びました。
今日は暖かかったのですが、段々と寒さも深まり葉が色づいたり落ち葉が増えてきたりしました。両手いっぱいに落ち葉を集めて思い切り投げている子がいました。
落ち葉を一つ一つ拾って
「みて。きれい。カタツムリさんのおうち、このきれいなはっぱに取り替えてあげようか。」という子もいました。子どもたちがお土産にとお部屋へ持ってきた葉っぱで何かつくれたらいいなと思っています。T.Y


◆考える力(たんぽぽ)

お部屋の遊びを充実していきたいと考えています。
今週の目標にも掲げているのですが、『自分で考えて行動する』ということに意識を向けていきたいと思っています。
自分で考えるという事は色々な場面で経験していて、遊びの中では常に自分で考えているのですが、行動するとなるとちょっと難しいことが出てきます。
そこには約束だったりルールというものが絡んでくるからだと思います。
もっともっと遊びたい・・・と自分で考えた。でもずーっとそれでいいかと言うとそうもいきません。
給食の時間があったり午睡があったり・・・生活のなかにもルールがあるから、そこを踏まえて考えなくてはいきません。
見通しです。
その見通しが随分持てるようになり区切りをつけることがだんだんできるようになってきています。
得にお部屋の中での遊びには順番だったり片付けだったり外よりも複雑に約束事があるので考える力は必要になってきます。
例えば外に行こう、でもお絵描きがまだ終わっていない、どうしよう・・・考えて後で続きをする、とかもう終わりにするとかです。
まだ気持ちのぶつかり合いの衝突は多いのですが、考える力になるように意識して言葉をかけていきたいと考えています。
ルールのある遊びもふやしていきたいのですが、先日積木の絵の方を見やすく並べてかるた風遊びをしてみました。
見つけた人がもらう、簡単なルールがあります。
やっていくうちにそのルールは浸透していき何とか見つけようと目を皿のようにしながら集中しています。みんなが守って遊ぶから楽しいのです。
手作りお財布やパスモ、スマホ・・よく考えて使っています。
股貸しは厳禁、終わったら戻す。そうやって少しずつ考えて行動していきます。
新しいカードゲームを増やしてみました。
何人で遊ぶか、何回ずつ遊ぶかなどルールーを決めようと思います。
はさみや糊付けも繰り返している所です。
作って遊ぶ楽しみも味わっていきたいです。(N・S)

◆なんでだろう (うみグループ)

今日は★くんのお母さんが保育士体験でママ先生をして下さいました。
「今日は★くんのお母さんがママ先生なんだ」とお母さんが朝の会に参加していると子どもたちが言い、質問コーナーではたくさんの子どもたちの手が挙がり、「好きな色はなんですか」「好きな乗り物は」と色々な質問に答えていただきました。
そして、園庭でもお母さんと一緒にかけっこをしたり、室内では絵本を沢山読んでもらったりと目一杯ママ先生に甘えていた子どもたちでした。
そんな中、街づくりのなかで◎くんがヘリコプターを作ろうとした時、ストローをヘリコプターのプロペラに見立てて十字に組み合わせてテープで張り、更に下に小さなストローをボンドでつけようとしていて気付きました。「あれ、なんでくっつかないんだろう。先生、ボンドつけたのにくっつかないよ。ボンド強いのに。」と◎くんが相談に来ました。
「なんでだろうね」と保育士が言うと「乾いてないからかなー」と◎くん。
「ためしに乾かしてみよう」と乾かして様子を見ることにしました。しばらく経って「もう乾いているかな」と様子を見に行くとかたまってくっ付いていました。そこからさらにヘリコプターの胴体(トレイ)にプロペラを付ける作業に入るとまたうまくつきません。
「またつかないなーなんでだろう」とまた考察の時間に入りました。そして、また乾かしてみることにしました。少し経って様子を見に行くと「あ、斜めになってる」と新たな問題が出てきました。「つかないし、斜めになる」とさらに悩みます。保育士が「よーく見てみたらなんで斜めになってしまうかわかるかもしれないね」と言うと、改めて自分が作ったプロペラ部分を見直し、「あ、長さが違う」「だから斜めになっちゃうんだ」「長い方が重いからね」と気付きました。でも直すことはしないようで、ボンドを沢山つけて短い方に傾けて乾かしてみることにしました。またしばらく経って見に行くとやはり長い方に傾いてしまっています。またこれから試行錯誤が続きます。いまだに思うようにつきません。
そして、紙コップに毛糸を付けた物をそっと保育士が置いておくと、△ちゃんと◇ちゃんが気付き、「先生、これなに」と△ちゃんがいうので「なんだと思う」と保育士が聞くと、「クリスマスツリーみたい。同じの作る」と言ってツリー作りが始まりました。「先生何で作ったの」と聞いてきた◇ちゃん。「なんだろうね。どうしたらつくか考えてみてごらん」と答えを言わずにいると自分たちで保育士の作った見本を観察しはじめ、一つの答えにたどり着きました。のりです。保育士が「なんでのりにしたの」と尋ねると「透明なのがキラキラ光ってたから」と言っていました。すごい観察力ですね。
制作を通して物の重さによってバランスが取れずに傾いてしまうことに気付くことや、どうしたら同じものができるかなど、なんでだろうと思うことはこれからも沢山出てくると思いますが、そのままにはせずに今日を通して一緒に考えていくことが大切だと感じました。
(K.H)

◆変化する(にじグループ)

もも組にとって、40人という大人数の中での生活がスタートして半年以上が過ぎて、色々なことで変化が見られ、その中の一つ、遊びも変化してきました。
今までは、ゆり・ひまわりの遊びを見ながら、訳も分からずマネをすることが多かったのですが、最近では、自分たちで使い方や遊び方を話し合ったり、自分で何を作るのか、それをどう使うのかを考えて遊べるようになってきました。
男の子たちはレゴブロックに夢中で、電車やマシーンを色や形にこだわって作っていき、それを使って遊ぶようになりました。
中には、ゆり・ひまわりの子どもたちに仲間入りして遊べる子も出てきて、生活に馴染んできたのだなと感じます。
女の子達も、スズランテープを身に着けてプリンセスになりきったりする中で、ブロックやマグフォーマーでお家を作って、お姫様ごっこに発展しています。
今日、マグフォーマーでお家を作っていた子は、「4階建てのお家で、旗がたっているんだよ」と構造なども教えてくれ、その後、お友達とそこに恐竜などを入れて、ごっこ遊びをしていました。
にじグループで過ごす時間が長くなるたびに、子どもたちも成長していくので、当たり前のことなのかもしれませんが、それでも子どもたちの成長を見れると嬉しくなります。
もちろん、ゆり・ひまわりの子どもたちもたくさんの成長があります。
その成長や変化を見逃さないようにしていきたいと、改めて感じました。(E.Y)


◆クリスマスを前に・・・ (そらグループ)

もうすぐクリスマスという事で、子どもたちからはワクワクした気持ちが感じられます。
「早くサンタさん来てくれないかな」と待ちきれない様子。クリスマスの絵本は人気で
クリスマス飾りも増えてきました。
今日は絵の具を使い、手形やタンポでクリスマスツリーを描いてみました。
今までも様々な形で何度か取り組んできた為、子どもたちは要領を理解し自主的に行います。
でも手形をクリスマスツリーにしていくのは難しいようで、イメージした通りにならず苦戦していました。「ツリーはどんな形をしているかな?」等、声をかけながら進めていきました。
2枚目の紙を渡すと、1回目よりも自分たちの中で共通のイメージを持てたのか、年長・年中の女児を中心に「こんな形かな?」「ここにもっと飾りが欲しいね」「なら指でもっと絵の具をつけよう」との声が聞こえます。
また、手形や指で絵の具に触れ、「気持ち良い」「やわらかいね」とその感触を楽しんでいる子がとても多く、今後もまた取り組んでいきたいです。
園庭では数人の女児たちが砂場で何やらごちそうを作っていました。
どうやらサンタクロースに食べてもらおうと作っているようです。
「プレゼントを沢山配ってくれるから、ごちそう作ってあげるの」と笑顔いっぱい。
「サンタさんてお箸使わないよね?」「手で食べるものを作ればいいよ」
「今日、絵の具でクリスマスツリー作ったからその下に置いておこう」
「あわてんぼうのサンタクロースが来て食べてくれるかもしれないね」と子どもたち。
やさしい気持ちに触れ、心がほっこりします。
サンタクロースの存在は子どもたちに夢を与えるだけではなく、思いやる心も育んでくれる素敵なものだと改めて感じました。
子どもたちの夢を大切にしていきたいです。
O・Y



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