◆11月14日(水)の子どもたち
2018年11月14日 水曜日
◆温かい関わり(つぼみ)

今日は月に一回の身体測定をしました。4月から毎月やっているのですが、久しぶりだったので何人かは0歳児健診と勘違いしたのか泣いている子もいました。
頭囲胸囲も測りました。前回に比べ計測してみると、数字でも大きくなっていることがよくわかります。体重が二桁になっている子もいて、最近抱っこも時々「うぅっ」と力を入れないといけないくらい子どもたちの成長を感じています。
計測後は園庭で遊びました。もうすっかり園庭の奥までの道のりは近く感じる程です。つぼみの子どもたちはその時その時の気持ち気分であちこち園庭を探索しまわります。そこに育子園にたくさんいるお兄さんお姉さん達が、ちいさなつぼみの子たちを見つけると「あかちゃんいたよ」「○ちゃんおはよう」など声をかけてくれます。みんながかわいがってくれる…育子園最年少組の特権です。自分の遊びがあるので時々は「いやだよ~」と表現するときもありますが、数人のお兄さんお姉さん達に囲まれて嬉しそうな姿も見られ、温かい気持ちになりました。
お友だちとも、お兄さんお姉さんともこれからたくさん関わっていって欲しいなと思います。
(K.E)

◆着たくない! 着てみる? (ふじ1)

朝の集まりの最初に、「ふーじぐみさん!」と呼びかけます。最近は、「は・あ・い!」とお返事を返してくれるようになりました。「みんなはねー、「ふじぐみさん」なんだよ。」「でもね、もっとお兄さんお姉さんになったら、今度は「きくたんぽぽぐみさんになるんだよ。」と少し先の話もしてみました。
わかっているのか、わかっていないのか…。少し難しい話でしたが真剣な顔で聞いていました。
「あんなちゃんのおさんぽ」という紙芝居を読みました。読み終わったあとに、「みんなもお散歩行く?」と聞くと、「はーい!」のお返事。いつものように、「そうしたら、帽子をかぶってー、靴下を履いてー。」と話をしてから、「あ、そうだ。」と上着を見せながら、「今日はね、お外が寒いからこの素敵なジャンバーも着ようね。」と付け加えました。
実は、昨日、おとといも寒かったので上着を用意したのですが、〇くんは着るのを嫌がっていました。〇くんのお母さんに伝えたところ、家でも嫌がるとのこと。大好きな車や電車のイラストがついていたら着てくれるかしらなどと話していました。
そして、今朝の集まりで、ジャンバーを着ることを話してみたところ、〇くんにジャンバーを差し出すと、なんと今日はすんなり着てくれました。あえてみんなの前で話したのが、〇くんにとっても、何か気持ちの変化があったのかもしれません。子どもにとって、どんなアプローチがきっかけになるか分からないものです。イヤイヤ期真っ盛りの子たちも出てくるこれからの時期、いろんなアプローチ、あの手この手、時には押したり引いたりの駆け引きもしながら、諦めずに関わっていきたいです。
本五ふれあい公園に行きました。開放感でキャーと走り出す子どもたち。大きな桜の木の下には、まだ少しですが、黄色や赤に染まった葉っぱが落ちています。色にもだいぶ興味が出てきたので、「きいろ!」「あか!」などと言って楽しんでいました。
桜の太い幹は曲がりくねっていて、活発な△くんは足をかけて登ろうとしています。「わあ、すごいねー!」と声をかけると、ちょっと得意げな顔を見せてくれました。どんどんたくましくなっていく手足の力を感じます。
保育士がつかまえた赤とんぼを触ってみたりもしました。また、さらに紅葉でいろづいた頃、深まる秋を感じに行こうと思います。
(T.M)
◆秋のお散歩(ふじ2)

今日は絶好のお散歩日和です。
「今日はおさんぽにいこうか?」と子ども達に話すと、「うん!」と嬉しそうな表情と共に元気な返事が返ってきました。
「お散歩カーに乗る?歩く?」と子ども達に聞きながらスタンバイします。
〇ちゃんも初めは歩きたがっていたのですが、「△くんが一緒に乗っているからお願いね」とお願いすると、顔がきりっと変わりました。
最近△くんと〇ちゃんは仲良しです。〇ちゃんがリードしてくれて、優しく声を掛けたり、玩具を貸してくれたり…、△くんに対して優しいお姉さんぶりを発揮してくれています。今回も早速△くんに優しく寄り添ってくれました。そんな〇ちゃんの優しい表情が大好きです。
準備が整い、お散歩に出発です。
歩きチームは保育士やお友だちと手を繋いでご機嫌で歩いています。
「あるく」が本当に上手になりました。
小さな探検家たちは、狭い所、高い所が大好きなようです。
ニヤニヤしながらそんな所を通りながら進んで行きました。
白線を意識しながら歩いていたのか、◇ちゃんが「あ、はみだしちゃった」とつぶやいていました。きっとお家の方と歩いた時に、そんなやりとりがあったのでしょう。
プランターが置いてあるのに気づき、覗き込んでは「あ、おはな」「あれ?サンタさんがいるー」と、お友だち同士会話を楽しむ一コマもありました。
公園へ着くと、先に着いていた1組の保育士に、つかまえたトンボを見せてもらいました。
虫がちょっぴり苦手な☆くんもこわいもの見たさ(?)でちょっと覗いては逃げ、またちょっと覗いては逃げ…を繰り返していました。
こちらでは、木を支える棒にしがみついている□ちゃんの姿がありました。
「よいしょ、よいしょ」と自分で掛け声をかけながら登ろうとしていました。
それが楽しそうで一人、また一人と増え、みんなで木登りごっこが始まりました。
顔を見合わせ、ほんわかした木登りごっこでした。
大きな石の所では、少しへこんでいる個所があり、子どもが座るとちょうど隠れる大きさです。子ども達はそこがお気に入りで、ちょこんと座ってはひと休みしていました。
公園にはきれいな色の落ち葉がたくさんありました。
葉っぱをふわっと飛ばしたり、キャンディーのような形にして遊んだり、「おばけだぞー」とおばけごっこに使ってみたり…。
秋の装いの公園で、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
まだまだ秋を楽しんで行きたいと思います。
I・Y


◆じゅんばんこ(きく)
ぬりえ・お絵描きが大好きな子が多いきくぐみ。
『おえかきしーよおっと!』と用紙とクレパスを準備して机に向かっている姿をよく見ます。子どもたちがやりたい時にいつでも出来るように環境を整えていますが、どうしても出来ない時があります。それはクレパスの数に限りがあり、全部出払ている時に起こります。
一人一個用意するのは簡単ですが、集団で過ごす中では順番を待つ事もとても大切になってきます。今、きくぐみの子どもたちはその「じゅんばんこ」の壁に当たっている最中。『ねー早くやりたい!』『早く代わってよ~!』と表情もちょっぴり怖くなりがちですが、「今〇ちゃん使っているからね。順番こよ。〇ちゃん終わるまでもう少し待っててくれる?」と色々なやり取りをしながら気持ちを他の遊びへと持って行ったり、待つ時間も楽しくなるようにと関わっています。
そんなやり取りを繰り返し、今日も『まだ?早くやりたいな~』という△ちゃん。でも、その声はなんだか穏やかです。そして表情も声と同じで穏やかでした。実は昨日、△ちゃんが何枚も塗り絵をしている間にお友だちが何人も『次貸して』『まだ?』と声を掛けて来ていて、△ちゃんは『今△がやってるの!』とプリプリ。「顔が怖かったよ。優しく言ってあげてね」と話すと『待っててねー』と声のトーンも変わった△ちゃん。気持ちが落ち着いたのか、ぬりえが終わった後に『終わったから貸してあげる』とクレパスを貸してあげていました。
そんなやり取りをしてからの今日。今度は貸す側から借りる側になったこともあってか昨日のプリプリは見られず穏やかに関われていました。
他にも順番を待っている子がいます。□くんはぬりえの紙を持ってじっとお友だちが終わるのを待っています。☆ちゃんは塗っているお友だちの隣に座って、『上手だね』などと話をしながら待つ時間も楽しみ、そんな姿を見て「上手に順番待ってるね」と思わず写真を撮ってしまう程でした。
早くやりたい・早く貸してよ・まだ終わらないの?
様々な感情が交差しながら順番こを経験しています。一歩一歩着実に進んでいるきくぐみです。
K・E


◆今日のお題 たんぽぽ)

桜の坂公園に出発です。
今日は保育士体験のママ先生が一緒です。
もう何度目かのお散歩コースですが、前回よりも2分早く到着。いつもより少しだけ長く遊ぶことができました。
列をつくって歩くのが上手になってきました。
今日の公園遊びには「お題」があります。
・すべり台で遊ぶ。
・きれいなはっぱを見つける。
・木の実を拾う。
・園庭にないような石も見つける。
袋を用意して出発しました。
公園に着くと他園も遊びに来ていたのですがそれはもう慣れたもので、「こんにちは。」
と挨拶するマナーで合流させてもらいました。
さっそく落ち葉に注目しています。
「あっ。」とあちこちから聞こえてくる声のさきにはちょっときれいな葉っぱが落ちています。
袋を手渡すとどんどん拾い始めました。
木の実もあります。
緑、黒、茶色、確かに園庭には無い物で、黒一筋、緑一筋…と黙々と拾い始めています。
少し大きいサイズの石も拾いました。
袋が重いです。
このようにお題(目的)を伝えると皆の気持ちが一気に向かっていく姿を感じました。
ひとりひとりが自分を主張していたのに、みんなが同じ目的に向かって協力する姿に変わってきています。
一緒にする楽しさ、一緒に取り組む大きさ、そんなことを今までの生活の中から学んできたクラスの様子に感動しました。
ママ先生にも困ったことは助けを求めていきますが、「やってー。」ではなく、「手伝ってください。」という訴えに変わってきました。
本当に頼もしい限りです。
沢山拾い集めたお宝は勿論自分の手で持ち帰りました。
そのままお家へ…とも思ったのですが、一つにまとめて皆で取り組むものを考えてみようと思います。(N・S)

◆オリジナル (うみグループ)

今日は朝の会からみんながなぜかそわそわしていました。後ろを見ると〇ちゃんのお母さんが座っています。みんなが大好きな保育士体験のママ先生です。
朝の会で日付や今日の予定を確認するときに、保育士が「今日は〇ちゃんのお母さんが保育士体験でママ先生をしてくれます。」と話し、〇ちゃんのお母さんに質問がある人は手を挙げてください」と伝えるとすぐに多くの手が挙がりました。「〇ちゃんのお母さんはどんなお仕事をしていますか」「おうちでは何をしていますか」「好きな色は」「好きな形は」「好きな国は」と5つの質問に答えてくれました。少し〇ちゃんのお母さんのことを知った子どもたち。とても嬉しそうでした。
朝の会では他にも紹介したことがあります。
保育士「12月のイベントといえば」
△くん「サンタさん」
保育士「正解、クリスマスですね」
そんな質問をしていると「☆先生が明日楽しいことをやってくれるみたいだよ」と話を聞いていたのかウキウキの表情の子どもたち。笑顔がまぶしいです。
保育士「さて、問題です。サンタさんは何を目印にしてプレゼントを置きに来てくれるでしょうか」
子どもたち「え…(思った話と違うというような困った表情の子どもたち)」
「いい子のところに来る」
「お手伝いしているこのところ」
と「どういう子のところに来てくれるか」という質問に思ったようです。
保育士「ベッドの近くに大きい〇〇を置いたり、飾り付けをしたりするよね」とヒントを出すとすぐに
◎ちゃん「ツリー」
□ちゃん「靴下」と正解が出てきました。
保育士「正解。そうです。でも、まだうみグループには靴下やツリーの目印がないから、みんなで作ったらいいんじゃないかなと思って大きな画用紙をツリーの形に切ったり、オーナメント(飾り)を作ろうと思って持ってきたんだよ。ツリーにはマスキングテープを使って飾りつけをして、壁に貼ったツリーにみんなが作ったオーナメントを作るのかどうかな。(作り方見本を伝える。)今やったのを一緒に手伝ってくれる人」と提案すると
子どもたち「はーい(手を挙げて)」と半数ぐらいの手が挙がりました。
保育士「手伝ってくれない人」
子どもたち「(残りの半数の子ども達が静かに手を挙げます)」
保育士「手伝ってくれる人。」
子どもたち「はーい(2/3の子どもたちが手を挙げてくれました)」
保育士「ありがとう」
保育士「手伝ってくれない人」
子どもたち「(1/3の子ども達が静かに手を挙げます)」
保育士「手伝ってくれる人」
子どもたち「はーい(2/3の子どもたちが手を挙げてくれました)」
保育士「ありがとう」
保育士「手伝ってくれない人」
子どもたち「(1/3の子ども達が静かに手を挙げます)」
子どもたちの意思は強いようです。
保育士「じゃあ、手伝ってくれるお友だちは朝の会が終わったら、この椅子に座って待ってください」と伝えるとさっき手を挙げてくれた人数よりも劇的に減り、1/3の子どもたちが参加してくれました。
そんな形でうみグループのツリー・オーナメント制作がスタートです。
好きなマスキングテープを一人ひとつ取り、貼っていきます。最初は線一本だったのが、つながって長い線に変化したり、一人の子が〇を作り始めると□や☆の形も登場し、どんどん子どもたちのアイディアが具現化してきました。□の上にハートを乗せるとプレゼントの形に見えてきたり、見る方向が違うだけである形が神社にある鳥居に見えてきたりと想像力が止まりません。そんな素敵な発想力を持った子どもたちによるツリーは完成し、壁に貼ると「いいねー」と子どもたちの満足げな表情がありました。
今度はオーナメント作りです。毛糸を厚紙をはさみで切ったところに挟んでくるくると巻いていくだけのものですが、自分たちなりに配色を考えて「この色にしよう」「私はこっち」と選んでいました。もちろんゆり・ひまわり組さんたちだけでなく、もも組さんの子どもたちも輪の中に入り、わからないところは手伝ってもらいながら完成まで到達することが出来ました。
みんなで飾るというところまではいきませんでしたが、明日の朝オーナメントを完成した子たちと一緒に飾って、うみグループオリジナルのツリーを完成させたいと思います。
今日は子どもたちの発想力、集中力に驚かされる一日となりました。これからも子どもたちが表現できる環境を整えていきたいと思いました。
(K.H)


◆新にじグループ (にじグループ)

にじグループのお部屋のレイアウトを変えました。子どもたちのお片づけが上手になったことや各ゾーンを広げてほしいという声が上がったからです。
朝の共有の時間にお部屋がどうか尋ねると「楽しい」「嬉しい」「お水の場所が変わっていい」「色鉛筆の場所が前と同じになった」と、喜びの声や前回との比較など、子どもたちからの気づきを教えてもらいました。
前の方がよかった、という案も出ました。
理由は出入り口が二箇所になったことで「どっちから入ればいいのか迷っちゃう」という声でした。自分の遊びたいゾーンの近くから入ればいいんだよ、と伝えると、そっか、というように頷いてくれました。
初めは迷わせてしまうことやお約束ごとを覚えるのに時間がかかるかと思います。大人も一緒に考えていけたらと思います。
給食の時間までランチルームは使われません。
そこで机上遊びの棚をランチルームへ移動しました。
いつもと違う場所での遊びに集中して取り組む姿が見られました。
また前回、クレパスで秋をイメージしながら絵を描きました。それに和田公園で拾ったどんぐりをボンドで貼りました。
今日は絵の具を上から塗って弾き絵を行いました。
弾き絵は何度か行っていたため、上手に全体的に塗っていきます。
園庭ではウッドデッキの上でフロッタージュを行いました。
落ち葉を拾い、紙を上に置いて色鉛筆やクレパスで擦ると葉の脈など模様が浮かび上がるという技法です。
うみグループやそらグループではお部屋で経験していた子どもたちもいたためやり方を教えてくれました。
なかなかうまくできない子どもたちでしたが、諦めずに擦ります。
葉以外にも丸太の渦巻く部分でも擦ると綺麗に模様が浮かび上がります。
それぞれが満足行くまでフロッタージュを楽しみました。
環境の変化があり、子どもたちの楽しむ姿がよりはっきり見られました。環境とともに大人の声かけの仕方や関わり方も変化させ、楽しめたらと思います。
(a.y)


◆愛のきょうえんに行くの? (そらグループ)

今日はそらグループのひまわり組が愛敬苑の交流会に参加しました。
ファミリースポーツディとノベンバーフェスタで踊った「ラーメン体操」「キッズ・ソーラン」を披露しました。
行く前に少し練習をしてから愛敬苑へ。
道中では「愛のきょうえんに行くの?」と子どもたちなりに楽しみにしている様子が伺えました。到着すると、おじいちゃんおばあちゃん達が出迎えてくれました。
少し緊張ぎみになる子どもたちでしたが、
「おはようございます。佼成育子園です。よろしくお願いします」としっかり挨拶出来ました。
1曲目はラーメン体操。少し照れながらも踊り出す子どもたち。
子どもたちのダンスを見ながら、手拍子をしたり真似してみたりとおじいちゃんおばあちゃん達も楽しそうです。
続いてキッズソーラン。聞き馴染みの音楽ということもあるのか、
曲が流れると「すごーい」と声をあげて喜んでくれました。
ラーメン体操で緊張がほぐれたのかソーラン節では更に動きも大きく元気いっぱいに踊る子どもたち。「ソーラン、ソーラン」と掛け声もバッチリです。
ダンスが終わり、「ありがとうございました」と挨拶をすると温かい拍手を頂きました。
「さようなら~」と手を振っておじいちゃんおばあちゃんとお別れ。
帰り道に「どうだった?」と聞いてみると「楽しかったー」と笑顔を見せてくれました。
「〇ちゃんの前のおばあちゃん一緒に踊ってた」と感想を言いながら育子園に帰ってきました。
ちょうど園庭あそびの時間だったので、もも、ゆり組とも合流。
保育士と追いかけっこや縄跳びをしたり、青空の下で葉っぱのフロッタージュ(擦りだし)を体験したりと園庭あそびも存分に楽しみました。
今日はおじいちゃんおばあちゃん方との親睦を深める日となりました。
育子園の中だけでなく、子どもたちが地域の方々との親睦を深める機会を持てることの大切さや有難さを改めて感じました。(O.Y)


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