◆11月9日(金)の子どもたち
2018年11月09日 金曜日
◆つぼみ旋風(つぼみ)

今日は、大聖堂への避難訓練だったのですが雨の為延期になり室内で遊ぶことにしました。
朝保育時もふじ組に興味を持ち自ら遊びに行く姿も見られるようになってきたので、前半は廊下、後半はふじ2組の保育室を借りて遊ぶことにしました。
子どもたちも「自我の芽生え」というのでしょうか、自己主張が激しくなり、物の取り合いも多発したり、いたずら心でたのしい、いろいろなことをやってみている子どもたち。「どうしてこうなるのだろう」と時々思うことがありますが、それが成長過程なんだなと思い、余裕を持って子どもたちと関わらないといけないなと反省の日々です。
ふじ組には何度か行ったことがあったので、好きな電車がある〇くんは集中してあそび込んでいました。つぼみの保育室でもいろいろな遊びがあり集中してあそんでいることもありますが、ふじ組のつぼみにはない玩具で集中してあまり邪魔されずにあそべていた姿を見て、子どもたちに合った玩具や環境設定は大切なんだなと感じました。
最近の子どもたちは本当にパワフルで大人も時々声を出してしまうこともあります。言葉がわかるようになってきたり、分かることも増えてきているので、子どもたちの訴えもしっかり理解してあげられるように余裕を持って関わっていきたいと思います。
(K.E)


◆あおむしさんねんねした(ふじ1)

朝、虫かごの中をのぞいてみると、2匹目のあおむしがさなぎになる準備に入っていました。朝の集まりでの絵本は、はらぺこあおむしを読むことにしました。
大型絵本を持ってきました。「わあー、おっきい~。」と子どもたちから声が上がります。絵本に出てくるお月さまもおひさまも「おっきい~。」です。あおむしは?初めは「ちっちゃい~。」。でも、たくさん食べて、段々おっきく・・・。りんごやチョコレートケーキ、おっきな緑の葉っぱを食べるのですが、子ども達も手を伸ばして、一緒に食べています。あおむしがお腹を壊して泣いているところでは、一緒になって「エーン、エーン」と泣きます。そして、さなぎになると・・・。「さなぎ」は、子どもたちにとっては少しわかりずらいかもしれませんが、「ねんねしてるんだよー。」と言うと、一緒に寝たふりをするのが、とても可愛らしいです。
絵本が終わってから、虫かごを指さした子がいたので(絵本のあおむしと虫かごの中のあおむしがちゃんとイコールになっています)、一緒に虫かごの中を覗いてみました。虫かごをテーブルの上に置くと、いつも以上に興味を持って、頭を寄せ合い、ぎゅうぎゅうと押し合いへし合いになるほど、集まって見ています。木の枝にぶら下がって固まっているあおむしを「さなぎだよ。ねんねしてるから、「しー」ね。」と言うと、わかっているのか、いないのか、じーっと見ていました。ちょうちょになるのは、いつになるでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。
さて、テーブルの方には、みんなでお絵描きをしようと、おおきーな紙を床に用意しました。
目をキラキラさせて、向かっていきます。ぐるぐると〇を描く子もいれば、力強くなぐり描きを楽しむ子、描いたものに「あんぱんまん」などと名前を付ける子もいます。今日の紙は特別に大きかったので、子どもたちもいつも以上に気持ちよさそうにのびのびと描いていました。紙の上にただ寝そべっている子もいました。保育園ならではの経験を楽しめたと思います。
広場や廊下で体を動かしていたら、11時前ごろにスペシャルゲストが広場にやってきました。先日に引き続き、年長さんがソーラン節を踊りに来てくれたのです。保育士がはっぴの入ったかごを持ってくると、子どもたちもいそいそとはっぴを着て準備します。前回よりも余裕が出てきて、一緒になって踊ろうとする姿が見られました。
たくさん身体を動かして、美味しい給食もモリモリ。最近は、苦手だったものも少し食べてみようとする姿が見られる様になってきました。初めから量をほんの一口分に減らしておいて、パクッと食べられたら、「お皿ピッカピカ~!」と喜び合っています。それぞれのペースで、一歩ずつ一歩ずつ、お兄さん、お姉さんになっていく姿を毎日楽しく見ています。
(T.M)


◆絵を描いたり、踊ったり、楽しい一日になりました。(ふじ2)

今日は、〇ちゃんのお母さんがママ先生でふじ2組にやってきました。
みんなとても嬉しそうです。
〇ちゃんは、ママと過ごせるという「特別」を楽しんでおり、その時間を満喫しているようです。
他の子たちも「ママ先生がいる楽しい時間」を感じ、やり取りを楽しんでいました。
今日は、雨のため室内で過ごしました。
久々に大きな紙にみんなで絵を描いてみました。
公園や園庭で小枝を見つけると大きな丸を描き始めた△くん。
紙やクレヨンを見つけるとダイナミックに大きな丸を描き、「アンパンマン」と言っています。
大きい紙の中で、まだ書いていない場所を見つけると自分から移動し、じっくりとダイナミックに描く事に夢中な△くんです。
たくさん描いてくれた大きな丸に気付いた☆くん。
「まる」「まる」と言ってその下を除きながら楽しんでいます。
描く楽しさだけでなく、〇を踏んで反応を見て楽しんでいる子もいました。
また、隣の◇ちゃんは、力強いタッチで大きな丸の中に小さい丸を描き。顔になっていました。
保育者の視線に気付き、目が合うとにっこり笑うと「カレーパンマン」と教えてくれました。
春の頃には、△くんのように紙いっぱいにダイナミックに描いていた△ちゃんでしたが、今日は、じっくり描くことに集中しており、描き方にも変化が見え、◇ちゃんの成長を感じます。
描き上げたものも素敵です。
その子、一人ひとりの楽しみ方を感じられました。
その後は、廊下やおひさま広場で身体を使ってあそび始めた所ににじグループの年長さんが「ソーラン節」を踊りに来てくれました。
ファミリースポーツデイの練習時からとても魅力的に感じていた「ソーラン節」。目の前で踊ってもらえてみんな興味津々です。
お姉ちゃんやお兄ちゃんがいる子たちは、お家でも踊っているのか曲が流れると真似ながら一緒に踊り始めました。
とても楽しそうです。
その後も流すと「もう一回」とアンコールが出るほど嬉しそうに踊り、年長さんの世界を楽しんでいました。
踊り以外も抱きしめてもらったり、頭をなでてもらう等、優しい関わりに大喜びでした。
雨の日もいつもと違う方法で楽しむ子ども達。
今後もこのような機会を作っていきたいと思います。
(N.Y)


◆驚きの連続 (きく)

朝から驚きの連続です。
今日は一日の予定に変更がありました。お天気は雨・・・予定していた大聖堂への避難訓練は延期になったので朝の集まりを少し遅らせてゆっくり遊んでいました。『先生見て~』と何やら楽しそうなトーンでお呼びが掛かりました。「なぁに?」と呼ばれた方へ行くとズラーっと動物のフィギュアの長蛇の列が出来ており、綺麗にまっすぐ並んだその先には動物園。動物たちが動物園に入る為の列だそうで目にしただけでわくわくが止まりません。これには驚きです。並べていた子はもちろん、周りにいた子どもたちも倒さないように壊さないように意識しているのが分かります。みんなで『すごいねー』『いっぱいいるねー』なんて歓声を上げていたので並べていたメンバーは嬉しいような恥ずかしいような表情を浮かべてまだまだ長くなっていきます。これにも驚きです。
ゆっくり遊んだ後は一度気持ちを切り替える為に朝の集まりをしました。
今日の予定だった大聖堂避難訓練の事も伝えました。「大聖堂は遠いんだけどみんな頑張って歩けるかな?」と聞くと『歩けるよー』『頑張れるよ!だってお姉さんだもん』とやる気満々の様子。訓練当日が楽しみです。
そして、今日は雨という事で子どもたちには雨にちなんだ質問をしてみました。「今日は雨です。みんなはいくじえんまでどうやって来ましたか?傘を差して来たかな?カッパを着て来たかな?それともまだ降っていなかったかな?どうやって来たか思い出して一人ずつ教えてくださいね」と伝えました。早く言いたくてフライングしそうな子に「待って!順番に聞くからね」と慌てて止めながらスタートです。
どんな答えが返ってくるのか楽しみにしながら聞いて行くと面白い答えが返ってきました。
『傘を差して来た』
『自転車で来たよ』
『まだ雨降ってなかったからパパと歩いてきた』
『まだ雨降ってなかったからジャンパーにしたよ』
『タクシーで来ました』
『自転車でカバーを掛けたの』
それぞれどうやってきたのか違うのはもちろんですが、朝の出来事を自分の言葉でしっかり伝えてくれたのには驚きです。また、こうだったからこうしたと細かい説明もあったりと、みんな分かりやすかったのが印象的でした。お友だちが発表している時に周りの子は発表している子に意識が向いていてよく聞いてくれています。みんなの発表が終わり、発表が上手だったこと・聞いているみんなも聞くのが上手だったことを褒めるとここでも嬉しそうな何やら恥ずかしい表情の子どもたちで、新たな姿を発見した気分です。
今日は嬉しいサプライズがいっぱいの一日となりました。
K・E

◆はさみと糊とぬり絵にシール (たんぽぽ)
雨です
今日の予定は延期になりました。(避難訓練、大聖堂)
園庭にも行けません。
今日はお部屋ですごします。
はさみ、のり、ぬりえ、シール・・・自分がやりたいことをして遊びましょう。
そう伝え朝の会が終わりました。
ちゃんと自分でしたいことを決めてすすんでいきます。
はさみが人気です。
でもまだ練習中なので順番に二人ずつやってみました。
ちょきちょきちょき・・・練習する毎に上達します。
切り落とした紙はひとつにまとめて糊付けしたい子にスライドしました。
糊の子たちは思い思いに糊付けして作品が出来ていきます。
最近では自分の描いたものや作ったものに名前やタイトルを付けるようになってきたので、作品名が聞こえてきます。
おうち、とか あおむし、といった具合です。
作品がどんどん増えたので今日はお部屋に飾りました。
ふとお部屋を見渡すとしっかり遊び込めている姿に気付きました。
机上遊びの子ははさみや糊の他にシールや塗り絵をしています。
ぬりえの台紙は先日☆くんが描いたお絵描き。
とってもきれいなバランスで描かれたその絵をコピーしてみんなのぬりえになっています。
はみださないように、色々な色を使って塗る作業のひとつひとつに二つとない素敵な作品が出来ていました。
ブロックと電車の線路と・・・使う子が少ない分いつもより大がかりな遊びができているようでした。
友だち同士で上手にごっこ遊びが展開しているようです。
走り回ったり大声を出して騒いでいる子はいません。
静かに時間が流れました。
しばらくして電車で遊んでいた子たちがはさみの所に来ました。
自分たちの意思で来たのです。
電車をちゃんと片づけて、次ははさみをしようと決めてきたのです。
だからちょきちょき、とうまくすすめなくても投げ出すことはありませんでした。
そのまま糊ではりたかったけど、ちょうどキューピー(お片付け)の時間。
お片付けをしたら給食です。
つづきはお昼寝の後ということにしました。
はじめからずっとシールひとすじの子が一人いました。
一時間半です。 ずっと集中してつづけました。
出来た作品を受け取りながらすごいねーと讃えると、糊やりたーいとのことでした。
お昼寝してからね、と約束しました。
作るたびに違う作品になる はさみと糊とぬり絵とシール、これからますますブームが来そうです。(N・S)


◆雨の日(うみグループ)
今日は雨が朝から降ってしまい、朝の会で「今日は雨が降ったり、やんだりなので園庭に出ることは出来ないかもしれません」という話をすると子どもたちの頭の中はお部屋でどんなことをしようかなということでいっぱいになっているようです。
最近、トランプを新しくし、置いてみると「トランプ貸して下さい」と嬉しそうに言ってくる●ちゃんと☆ちゃん。
トランプでは、じじ抜き、ババ抜き、七並べ、一休さん(1.9.3)、七五三(7.5.3)、ぶたのしっぽ、育子園(1.9.2.10)、神経衰弱と沢山の遊び方がある事を知っていた子ども達でしたが、「大貧民(大富豪)というのもあるんだよ」と保育士が紙にルールを書いたり、説明しながら一緒にやってみると、ルールが沢山あるので、まず覚えるのが難しいのですが、△ちゃん、◇くんが「えーっと、Kより強いのは…」「Jが出たから3の方に戻るんだよね」「8は流す」と一回一回紙を見ながら、口に出して、間違えないように必死に覚えようとしている姿がありました。
1回目のやってみた感想を聞いてみると「難しかった。でも、楽しかったー」「もう一回やりたい」と新しいことを学んだ喜びからか保育士に負けても笑顔でした。数回やっていく中でどれを出せばいいかを早く見極めるようになってきたのか、自分のトランプを出すスピードも速くなってきました。保育士が「今度は2人でやってみてごらん」と提案すると「やってみるね」と言ってやりはじめました。間違えても2人でケラケラと笑い合っている姿はこちらも伝えてよかったなと感じる姿でした。
部屋の他のスペースへ目を向けると絵の具や大きな紙にクレパスでのお絵かき、パズル、おままごと、ラキュー、チビブロック、カプラ…と様々な遊びで思い思いの作品を作ったり、お友達との会話を楽しんだりしていました。
外はしとしとと雨ふりで気持ちがしょんぼりしてしまいますが、お部屋では素敵な笑顔が沢山見られ、太陽が昇っているようでした。
(K.H)
◆いれて、いいよ。(にじグループ)
『あのね、サンタの国ではね・・・』という絵本を読みました。
サンタクロースの一年間の暮らしが月ごとに紹介されています。
1月から紹介され、11月になると「いまだ」と今11月であることを認識しているようです。
12月が終わると、「メリークリスマス」とたくさんのサンタさんがお家を回ってプレゼントを配る場面があり、最後のページでは朝日に向かって戻る場面になります。
その場面はセリフがありません。子どもたちから感じたことを発表してもらいました。
「朝になるんだね」「配り終わって帰るんだね」「ふー、終わった、疲れたってサンタさん言ってるね」と絵を見て、相手の気持ちをみてその場面を楽しんでくれました。
今日は保育士体験のママ先生が来てくれました。
ちびブロックや絵本、午睡の時間には紙芝居を読んでもらい、子どもたちはいつも以上に集中している様子でした。
集まりでは何をして遊ぶか、子どもたちに発表してもらいました。
「ちびブロック」「おままごと」「電車」「制作」と発表し、具体的に誰と遊ぶか、何を作るかなど発表してくれます。誰と遊ぶのか困っていると「僕一緒に遊ぼうか」とたくさん手が挙がる微笑ましい場面もありました。
集まりを終えると、おままごと遊びを早速楽しむ子どもたち。
「いれて」「いいよ」と人数も増えます。
「いれて」「やだよ」と言われてしまいました。
「だって朝の集まり出てないじゃん」と理由も伝えていました。
その子は保育者に助けを求めに来てくれました。どうしても遊びたいという気持ちを聞き、帰りの集まりは出るということを本児と確認し、再度聞きます。
「帰りの集まり出るから入れて」「まだわからないじゃん」
信じてあげてほしいという気持ちを伝えたものの、届くことはありませんでした。
その後、ブロック遊びへと変更しました。
子どもたちは年齢関係なく上手に遊びます。
新入園児のお友達も少しずつにじグループの環境に慣れ、お友達と会話を交わしながら楽しんでくれていました。
時には今日のようにスッキリしない場面にも遭遇しますが、その様子を気にして見ていた子どもたちはブロック遊びに変更した子どもと一緒に遊ぶステキな姿がありました。
周りを見て、相手の気持ちになる、とても関心させられる場面でした。
(A,Y)


◆そらの木(そらグループ)

以前から落ち葉を集め、制作したいと話していた子どもたち。そして絵の具が大好きなそらグループ。そこで、落ち葉を使った絵画を行う事を提案してみました。
今週初めの夕方に小さな画用紙を使い取り組んでみました。
落ち葉の裏側を様々な絵の具に浸し、紙にペタっと付けてみると葉の模様が浮かび上がり、葉の模様に驚きの声をあげます。
大きな画用紙で1つの作品を作ってみてはとどうかと思っていると、年長児の☆くんから「もっと大きな紙でやってみたい」との声が上がりました。
そこで、今日は大きな模造紙を使い、様々な色の葉が実った木を描いてみる事に。
前回は3色の絵の具だったのですが、もっと色を増やしたいという子どもたちの意向もあり、9色の絵の具を使い少人数で行いました。
園庭や公園で拾った数種類の葉の模様はそれぞれ違いがあり、「この模様きれい」「こっちは手形みたい」「紫が1番きれい」「絵の具の色が少しずつ変わってきた」と、葉と絵の具が織りなす色彩に声をあげ、色のグラデーションにも反応します。
「世界に1つしかないそらグループの木だね」と笑顔いっぱい。
でもそこには個人差や発達の違いも見られ、木をイメージして取り組む子もいれば、葉をペタペタする行動が楽しい子もいます。色彩を楽しむ子、木が出来上がっていく過程に喜ぶ子と反応は様々でした。
「そんな下に葉っぱつけないで」「木にならないよ」との声も飛び交います。
最後は年長児がクレパスで大木や枝を描き込みましたが、中には絵の具の葉をクレパスでかき消してしまう姿も。
「あ~〇くんが葉っぱの上に描いちゃった」と言われ、びっくりして固まる○くん。
それを機に他の子たちは作業を終わりにし、手を洗い始めました。
子どもたちは「楽しかった」「またやろうね」と話していますが、〇くんだけは複雑な表情で、「だって描きたかったんだもん」と涙ぐんでいました。
〇くんに声をかけ話をしてみると、〇くんは「ぼくがいっぱい枝を描いてあげたかった」と言います。その思いから葉っぱの部分まで思わず塗りつぶしてしまったようです。
そして「もう1度やりたい」と伝えてきました。中途半端に終わった感じがあるのでしょう。
そこで、次は木を最初に描いて絵の具の葉は後から付けたらどうかと伝えてみると、「じゃあ今度は茶色い画用紙をちぎって木にしよう」と提案してくれ、数人の子と一緒に取り組み始めました。
大人が想定したようにはいかなかったり、思った以上の反応が見られたりと、子どもたちの姿から多くの事を学べました。
まずは第一弾が完成し、次は〇くんたちが貼ってくれた木を彩っていき、どんな作品が出来上がるか楽しみにしたいと思います。
O・Y


Posted in 園のこだわり