自分で考えること、待つことを身に着けるために
2018年09月13日 木曜日
乳児の発達を考える時に大事にしていることは「自らチャレンジする子」「自分で考える子」に育つ関わりをしていくことです。そのためには環境の一つである保育者の在り方が大切であることがわかります。乳児にとって保育者の関わり方が学びであり、成長につながっていきます。
1歳児に関わっていると保育者の言葉を理解し行動に移そうとしているのがよくわかります。今日の午前は、近くの公園に行ってきました。出かけるため子どもたちは、保育者の「みんな、お散歩に行くから靴下を履くよ」の声に子どもたちが靴下を手に持って準備します。少しの間、子どもたちが自分で努力する様子を見ていました。そうすると頑張って自分で靴下を履いている子が見えてきました。自分で身支度をする姿勢が身についています。まだ、自分ではけない子は「せんせい、はかせて~」(そう言っているのだろうと理解します)と手に靴下を持って寄ってきました。Oくんが初めにやってきました。それを見ていたMくん、Hちゃんがやってきました。MくんとHちゃんは当然待たなければなりません。二人にはすぐにやってあげられないので「Mくん、待っててね。Oくんが終わったらMくんに履かせてあげるからね。」と声をかけました。次にHちゃんに「Hちゃん、Mくんが終わったら履かせてあげるね」と声をかけました。
集団生活をしていると、子どもに待ってもらうことがあります。待つことは、我慢や忍耐力など子どもの成長につながっていきます。子どもに待ってもらうときには、子どもがお願いしていることを受け止めています。受け止めることで子どもは安心します。またそれは、子どもが自分の考えを大事にすることにつながります。自分で考える力が育っていきます。 副園長 田中
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