プロジェクト保育の捉え方
2018年09月28日 金曜日
プロジェクト保育を取り入れて、5年目になります。子どもたちや保育士、保護者が一体となって、子どもたちの興味関心を掘り下げて広げていきます。3歳児以上の異年齢グループでは、それぞれ楽しいプロジェクトが展開されています。
ある時、幼児グループの職員が教えてくれたことがあります。
『今まで、子どもたちの姿を通し、プロジェクト保育に取り組んできましたが、時には大人の感覚で「もっとこうなったら面白いんじゃないか」「この方向に進んだほうがスムーズではないか」など、大人目線で考え誘導していたことに気づきました。
子どもたちは、大人とは違う感覚を持っているのだから、回り道をしたり、戻ったりしながら体験を繰り返して行くことが大切だと思います。』
またある職員は、
『プロジェクトをやっていて子どもたちは、それぞれの取り組み方、それぞれの楽しみ方があり、大人は「このほうがきれいじゃないか」と整ったものを考えてしまうけれど、一人ひとりが楽しく取り組めることが一番大切な事なんだと思いました。』
プロジェクト活動は、それによって、自分の考えを主張したり友人の意見を聞き、話し合って進めていく協調性が養われます。また、自分の思い通りにないことも発生するため、気持ちを調整する力も育ちます。互いに刺激し合いながら、自分の役割や、自分なりの楽しみ方を見い出していく子どもたち・・・。
いつも子ども主体・子ども中心の理念を忘れず子どもたちと関わっている職員たちと共に展開していくプロジェクト。今後も子どもたち目線で探求し広がっていくと思います。
保育主任
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