願生
2018年08月21日 火曜日
保育実習生が責任実習として一日保育を行いました。対象は年中児で、年少児年長児はプール遊びに向かいます。しかし年長児K君は風邪気味でプールには入れず、保育室に残りました。K君は自由に保育室で遊ぶことができるのですが、保育実習生の様子を私と一緒に見学していました。
年中児は保育室でやきそば制作・・・。はさみで様々な色の紙を切り具材作りから始まりました。年中児の中には、まだはさみの使い方が危なっかしい子がいます。また、実習生は子どもたちに説明したり素材を用意したりと忙しそうです。すると、K君は「〇〇君はさみ大丈夫かな~」と心配し見守ってくれたり、困っている年中児を援助したり、実習生の助手として紙を配ったり、次の作業の準備を手伝ったり自発的に動き出しまた。
K君を見て、『願生』を感じました。お釈迦さまは世のため、人のために生きることこそが、私たちが人間として生まれてきた真の理由であるとおっしゃっています。人間はこの世に偶然に生まれてきたのではなく、苦しみ多い世界にいる人を救うために願って生まれてきたのです。
人の役に立つことを率先しているK君はまさにこの『願生』を証明してくれていました。振り返ると、どんなに小さな子どもたちでも人を喜ばせようとする行動がたくさん見られます。損得関係なく人のために生きようとする子ども達の素直な心に負けないよう、私も一日一日を大切にしていかなければ・・・とK君の活躍を見て思いました。
保育主任
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