泥んこあそび・砂場遊び
2018年08月01日 水曜日
泥んこ遊び・砂場遊びは、ほとんどの子供が大好きです。不思議なくらい好きです。我が子も小さいとき、近所の公園の砂場に休みの日に一緒に出掛け、お山を作ったり、川を作ったりして遊んでいました。
当園でも0歳児、1歳児は保育室から園庭に出ると目の前がすぐ砂場です。砂場に座り込んで目を輝かせながら子どもたちは遊んでいます。当然、衣服は砂まみれになっています。ある子は一生懸命に砂を掘っている時に勢い余って掘った砂ごと頭をこえて空に舞ってしまいました。それで顔まで砂がかかってしまいました。それでも楽しそうです。自分の思いが、頭から手に伝わり、手から砂に伝わって形になっていきます。自分の思ったことがそのまま形になっていくので楽しそうです。お山を作っている二歳児は、一度作ったものを元に戻したり形を変えながら創りあげていくのを楽しんでいました。砂場遊びは、遊びに集中することで子どもが持っている「思考力、判断力、表現力の基礎」が磨かれていきます。「学びに向かう力」が養われいます。
一歳児の砂場で遊ぶ姿を見ていると子どもの成長のすごさを感じます。0歳児の時のおもちゃは、音を出したり、握ったり噛んだりしてその感覚、感触を楽しんでいます。おもちゃ自体が遊ぶ目的として存在しています。それが一歳児・二歳児になると砂場遊びなどで見られるように、スコップは砂を掘るための「道具」として使いこなしています。バケツは砂を貯めたり、運んだりするための「道具」として使っています。スコップとバケツの使い方としては当たり前のことです。少し前までは、保育者からミルクや食事が与えられ、オムツを替えてもらい、寝る場所が確保される中で成長してきました。どちらかというと受け身で育ってきたわけですが、一歳になると自分の描いた目的のために道具を使うようになっているのです。あることをしたいという目的をはっきり持つようになり、それを成し遂げるために何が必要かを判断し選択するようになっています。幼児の能力は日ごとに成長しているのが分かります。発達にふさわしい環境は、子どもの能力を大いに引き出していきます。砂場遊びは、子どもにとって宝の山です。 副園長 田中
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