◆8月29日(水)の子どもたち
2018年08月29日 水曜日
◆ 久しぶりのお散歩 (つぼみ)

今日は久しぶりにお散歩に出かけました。地下鉄を見に、歩ける子は歩いて行きました。久しぶりのお散歩で、移動中はみんなとても嬉しそうにニコニコ笑顔でした。通る車じっと見たり、お友達と向かい合わせで座っていると、少し大きい子は前のお友だちが気になり、顔をのぞいたり顔を触ろうとしたり。
目的の場所に着こうとする頃、ゴーという音が聞こえてきました。電車が到着。ちょっと急いでみんなも間に合いました。時々プシューと大きな音にびっくりしたり、大きな電車に後ずさりしたりしながらも、じっと興味を持って電車を見つめていました。
バイバイと電車にお別れをして、また園に戻りました。お散歩カーに乗っていても眠くならなくなったり、最後まで歩いて行けたり、久しぶりのお散歩に成長を感じました。(T.Y)


◆ 思いやる気持ち(ふじ1)

朝のおやつが終わり、お部屋の中は子ども達の笑い声に包まれています。
お部屋の端から「ハッピーバースデイトゥーユ~」と歌声が聞こえてきました。見てみると棚の上に容器をタワーにしてお誕生日会を開いていました。(誰も誕生日の子はいませんが・・)タワーをもっと高くしてみると、何が始まるんだ?と集まってきました。〇ちゃんに「誰のお誕生日にしようか。」と聞くと「△ちゃん!」とお友だちの名前を答えました。〇ちゃんからのリクエストがあったので「~ディア△ちゃん ハッピーバースデイトゥーユー」とみんなで歌い終わると口々に「おめでとー」とお祝いをしていました。ごっこ遊びの始まりを感じました。
暑さ指数も安全ということもあり、2組さんと一緒に本五ふれあい公園に遊びに行くことにしました。公園に着くなり、思い思いの場所に走り出す子ども達。久しぶりではありましたが、ちゃんと覚えているようですぐに遊び始めました。公園には背の高い草がたくさん生えていました。その草むらに何の抵抗もなく入って行く子や怖くて足がなかなか前に進まない子、途中から怖くなり草むらの中で助けを求める子など反応は様々でした。
みんなの方に行きたいんだけれども草が怖くて「こわいよ~こわいよ~」と助けを求めている☆ちゃん。保育者が近くにいた※ちゃんに「☆ちゃんこわいんだって・・手繋いであげたら?」と声をかけると※ちゃんは☆ちゃんの手を握りしめ怖くないよと言うかのように引っ張って☆ゃんの前を歩いていました。保育者の言葉掛けからの行動ですが、前を先に歩いてあげるのは※ちゃんの優しさだなと感じました。
公園の入り口に背の高いひまわりが太陽に向かって咲いていました。それを近くにいた子達に伝え、一緒に見に行くと「うわぁ~」と言いながら手を伸ばしたり指をさしたりしていました。以前までは、お散歩の時に見かけたクレーン車をさして教えたりしていましたが、なかなか目線を上に向けることが出来ませんでした。しかし今日は大人の背よりも大きいひまわりを見つけることが出来ました。視野が広がったのかなと感じました。
(I・K)


◆ 散歩に行ってきました(ふじ2)

だんだんと秋に向かっているかのような天気。過ごしやすかったので、今日は、久々に散歩に出かけました。場所は、本五ふれあい公園です。
公園に着くと目の前は、子ども達の膝位まで育った草が生い茂り、この光景に大喜びです。一人が先に進めばその後ろからどんどん繋がり、小さな探検隊たちは、足取り軽く奥まで進んで行きます。場所見知りすることなくどんどん進む子どもたち。その姿に頼もしさを感じます。
〇ちゃんは、友だちの事がすごく気になるようで積極的に関わろうとします。そんな中、△くんと手を繋ぐように手伝ってみると〇ちゃんが△くんの手のひらをぎゅっと手を握りとても嬉しそうです。
しかし…。△くんは、手を繋ぐよりも一人で歩きたかったようで自然に手を離し、進んで行きました。〇ちゃんが声を出し、「手を繋ごうよ」と言っているようです。その気持ちは、伝わらなかったのですが、〇ちゃんは、少しの間でも手が繋げて嬉しかったようです。
その後は、入り口周辺の水道前にやってきた二人。蛇口を開けて水を出し、噴水のようになっていました。よく分かっています。その後も何とか水を出そうと二人で工夫しますが、結局開かず残念そうでした。
手を繋がなくても水を出して遊びたいという気持ちは、一緒だったようでその時は、ニコニコしていました。
遊び方も一段とダイナミックになったことを感じます。強い日差しがない中でしたが、よく遊び、みんな汗だくで育子園に戻ってきました。「暑かったからシャワーを浴びてさっぱりしようか」と伝えるとシャワーを楽しみにしているのか、自分たちから靴や服を脱ぐようになっていました。
「ズボンを脱ぐ」「靴下を脱ぐ」など子ども達が自分で出来る事にチャレンジしてくれています。このやる気を大切に急かさず、時には手伝い「出来た」という体験を沢山増やしていこうと強く思います。
様々な場面で「出来た」「やってみたい」の気持ちが持てるような関わりをしていきたいと思います。
(N.Y)


◆ 動物園とミミズ(きく)

「海に行きたい」「動物園がいい」「三匹の子ぶたやろう」と朝から表現遊びをしたいと張り切っていました。話し合いの結果、今日は動物園に行くことにしました。「バスに乗って行く」と言い出し、すぐに表現遊びの世界に入っていきました。バスの次は、電車、飛行機、ヘリコブター、新幹線、ふね、バイク、自転車に乗り、遠い遠い動物園に到着です。
子どもたちの中からやりたいものが出てきて、「飛行機乗るの」と保育士が聞き返しただけで、みんなその乗り物になって部屋中を走ります。動物では、保育士が取りあげる前にもう動物になっている子がおり、「え、ライオンがいるよ」とその子を見て言うと、みんなライオンになっていました。ライオンでお肉を食べたり、キリンで木の葉っぱを食べたり、象になってりんごを鼻で取って食べたりと子どもたちがなったとたんにやりだします。部屋も机のあるスペースの方まで使い、ヘビやワニになって机の間をニョロニョロ動いていました。
子どもたちのリードで色々な乗り物や動物になり、楽しめるものになってきました。始める前におにぎりを作ってリュックに入れて持って行くという所から始まるのですが、おにぎり1つとっても中身のレパートリーが増えてきて楽しい遊びになっています。
このテンションが上がった状態で園庭に行きました。セミの鳴くのも減り、ダンゴ虫も減り、今日はみんなでミミズ探しになりました。ミミズを見つけ「先生、シャベル持ってきて」と言われ、「自分たちで持ってきてよ」とは思ったもののミミズから目が離せなかったようです。一緒に枝を使って取ろうとしましたが、子どもたちだけで頑張ってとろうとしていました。保育士はもう邪魔になったようです。
子どもたちだけで、色々な遊びが展開できるようになり、楽しい遊びが広がっています。M.k


◆ おいで!(たんぽぽ)

今日はいつもよりも過ごしやすい気温でした。朝の会後、すぐに園庭へ。
昨日も収穫しゴーヤですが、探検隊は今日もしっかり右から左からジロジロ・・隅々まで見逃さないという目でしっかり見つめていました。毎日培ってきただけの目線・・さすがです。
そして虫の探検隊もあちこちで大活躍。
〇くんと△くんが虫を発見しました。しかし・・怖くてなかなか触れません。
じっと見つめて考えついたのは、虫が好きでよくダンゴムシ探しをしている☆くんを呼んで来ようということだったようです。
「☆くん来て~!」の言葉に反応してはくれましたが、なにかを思い出しすぐに元の遊んでいた場所に戻ってしまった☆くん。
呼んだはずが・・「あれ?」と不思議そうな〇くん。
『どうして来てほしいのか、虫がいたことを伝えてみたら?』と言ってみると、〇くんは「☆くん、虫がいたからこっちに来て~おいで~!」と伝え方を丁寧に変えていました。
すると「むし」というワードに敏感な☆くん、すぐに走ってやってきました。
じっくり見てから「こわくないよ~」とさわり、「そうだ!◎くんも呼んでこなくちゃ!!」ときく組の虫探しが大好きな◎くんたちもみんなで呼びに行きました。
虫好きの仲間たちがどんどん増えていきます。
「あの子も好きだから」と子どもたち自身で見つけたものを共有していくことができるのも凄いことです。
虫好きの☆くんが触ったあとなら、最初触れなかった〇くんも、自然と手が伸びます。
チョンッ。「さ・・さわれた・・。」ドキドキです。
お友だちの魔法って不思議で凄いパワーです。
S.S


◆ なんで(うみグループ)

どんより雲が空に浮かんでいる今日。気温も落ち、大分過ごしやすい日になりました。「涼しくて気持ちいいー」と嬉しがる子どもたち。中には「秋になったんじゃない?」「8月だからまだ夏だよ」と季節について考える子がいて夏と秋どっちなのかが気になっている様子でした。
結論は出ませんでいたが、「秋と言えば」の話しになると「柿」「栗」「どんぐり」「トンボ」とたくさんの秋ならではものが出てきていました。そんな秋に近づいている今日ですが、変わらず縁日遊びが続いていて、「先生、はっぴ着ていい?」「スーパーボールすくいやりたい」と子どもたちの縁日への情熱が感じます。
そんな中、「先生、虫かご取って」と〇くんが言ってきました。保育士が机の上に虫かごを置き、ふたを開けると、カブトムシが虫かごの壁に前足を掛けたり、動かしたりしています。
◎くん「外に出ちゃうかもしれない」
☆くん「お腹が空いたんじゃない」
◇くん「じゃあ、ゼリーあげる」
ゼリーをあげると少し食べましたが、違う方向へカブトムシのリンくんが向かうと
◎くん「お腹空いてなかったみたい」
☆くん「もう一人のリンくんここにいるよ。(ちょっと触れてみる)」
◇くん「触っちゃダメだよ。死んじゃうよ。」
保育士「触りすぎるとストレスがたまっちゃって死んじゃうかもしれないね」
「あ、リンくん出て来たよ。」
「リンくんたちは何で土の中に隠れるんだろうね」
☆くん「さくらちゃんに会いにいってるんだよ」
◇くん「お布団(土)被って寝てるんじゃない?」
◎くん「リンくんとおんなじ(黒くて、暗い)だから安心するんだよ」
となぜ土の中に入っているかを自分たちなりに考えていました。
「そんな風に思ってみてたんだ」と驚く解答ばかりでした。子どもたちの想像力には驚かされます。
その後も保育士「じゃあ、なんで卵は土の上じゃなくて中で生むのかな?ニワトリは地面の上で生むし、人間は病院で生むよね」
☆くん「上だと大きいカブトムシに引っかかれちゃったり、踏まれちゃったりするからだよ」
◎くん「中の方がさくらちゃんは安心するんだよ」
とカブトムシについての議論がとまりません。
カブトムシからたくさんのことを毎日学んでいるうみグループの子どもたち。
これからも観察やお世話を続けて行く中で沢山の物を学んで言って欲しいと思いました。
(K.H)

◆いらっしゃいませ (にじグループ)


待ちに待った日になりました。
「今日は水曜日だからお祭りだよね」と楽しみな様子です。
今日まで様々な準備を行い、その中で子どもたちのアイディアを取り込みながら今日を迎えました。
そのため誰かがなにかしらのことに加わっています。
作った人たち、意見を出し合う人たち、その姿を見守る人たち、見守る人を見守る人たち。
できたものを集まりの場で全員に共有し、良い悪いを言ってくれました。
なにかやった、やってないではなく気になったか、気にならなかったかと考えると全員が気になったように思えます。
集まりではスーパーボールすくいのコーナーもあることを伝えました。
すくうものはオタマです。
それをみて「簡単じゃん」と年長児。
(お泊まり保育ではポイを使用したため、破れないということは簡単だと思ったようです。)
どうしようかと投げかけると、「時間を決めよう」と案を出してくれました。
みんなも納得の様子です。
年長児にお店屋の店員さんをお願いすると、
「えっずるい」「私もやりたかった」と年中、年少児の子どもたちが教えてくれました。
年長児と交代でやろうと話はまとまりました。
今日の日を行うにあたりお泊まり保育で一度経験している年長児は大張り切りの様子です。
また最終的な準備はないかと問うと、「お金と財布がない」ということでお金担当、財布担当に分かれてます。
年長児は各7箇所の店員に分かれて各々のお店の準備に取り掛かりました。店員さんにはうみグループのように法被を用意し、着ると気合いが入ります。
スーパーボールすくいは今までにも行っていなかったこともあり、始まる前から長蛇の列ができていました。
「まだですか」「早くやりたい」
「もう少し待っていてください」と年長児さんは店員さんになりきっていました。
「音楽をかけたほうがいいんじゃない」
「えっ電気つけるの、お祭りは暗い夜にやるよね」そんな案も取り入れてスタートです。
音楽が流れ、お客さんは沢山集まってくれました。
片手に財布、片手にかき氷と手一杯になる子どもたちや、人気のないお店は大きな声で呼び込みを行ったり、大変人気なお店は大忙しです。
年長児のテキパキとしたやりとりや年少、年中児の理解の速さどちらにも素晴らしいと感じます。
しばらくすると「お店屋さんもやりたい」と交代をお願いすると「まだやりたい」という年長児。
残りの法被を着てもらい、一緒になって店員さんになってもらいました。
「いっらっしゃいませ」「おいしいですよ」また可愛らしい声が響き渡りました。
最後の方はお客さんの数も減り、店員さんの数が多くなりました。
子どもたちは各々の役割を喜んで果たしていたように感じます。
今日の感想や今後どうしていくかなど、帰りの集まりにて共有していきたいと思います。
(a.y)


◆触れ合う人によって(そらグループ)
なんだかジメジメとした曇りです。朝からジトジトと汗だくの子ども達。
そんな中でも、それぞれのやりたい遊びをじっくりと楽しんでいます。
もも組女子数名は、昨日からの続きで『ひっかき絵』に夢中です。さまざまな色のクレパスを使って色を塗り、その上から黒で塗りつぶす。さらにその上に楊枝で絵を描いていく。
紙は真っ黒なのに、カラフルな絵になると嬉しそうな表情を浮かべます。〇ちゃんは、「おばけをかいたの」と教えてくれました。
◎ちゃんは、絵を描くことよりも塗りつぶすことが楽しい様子。手を真っ黒にしながら3枚も塗りました。
年長児の△ちゃんは、おばけを貼り絵で作りたいと提案してくれました。一緒にやりたいと数名が集まりました。おばけの部分はダイナミックに、細かい字の部分は、丁寧に仕上げていました。
☆君は、先日壊れてしまったぬりかべを補修してくれました。
中に入って、破れたところもしっかりとテープで留めていました。
みんなに読んでほしいと、家からおばけの絵本を持ってきてくれる児がたくさんいます。大事に大切に読まなければいけないとみんなよく分かっています。その為、破れたり壊れたりすることがありません。
おばけについてのたくさんの知識を吸収し、それを次々と表現していく子ども達です。
子どもたちの希望で、3階のプールにも入りました。学年別で入ることが多いのですが、今日は男女別。そして、希望者のみ。男児14名、女児15名が入りました。
男女での遊び方の違いに驚きます。
男児達・・・ビー玉を水鉄砲の中に入れ、中を見て驚く〇くん。「形が丸じゃなくなってる」「なんか、揺れて見える」かなりの大発見です。「〇博士だねぇ」と言うと照れながらもみんなに教えて回ります。次々と真似していきます。「すごい、大発見じゃん」と盛り上がります。
女児達・・・プールの中にのんびり浸かり、ゴロ~ンとして「きもちいいねぇ」。「なんか、おふろみたい」。最後まで、のんびりゆったりでした。
たまには、違う組み合わせも良いものだなと思います。触れ合う人によってまた違う姿を見せてくれる子ども達。意識しながら機会を作っていきたいと思います。(M.C)


Posted in 園のこだわり