連係プレイ
2018年07月27日 金曜日
先日、幼児グループの給食風景を巡回していました。
育子園のランチルームでは、早く食べたい子は1番テーブルに座り先に食べることができます。また、おなかがすいていなかったり、遊びのきりをつけてからゆっくりランチルームに向かう子は、2番から6番のテーブルに順次つき、呼ばれるのを待っています。
あるグループの年少児Kちゃんは、給食の配膳の順番を待つため、6番テーブルの椅子に腰かけていました。しばらくすると、お当番さんが、「6番テーブルさんどうぞ」と声をかけました。
しかし、Kちゃんにはその声が届いていなかったようで、椅子から立ち上がろうとしません。それに気づいた5番テーブルに座っていた年長E君が「Kちゃん聞こえてないよ」と声をかけました。するとその声に気付いた6番テーブルの年長児A君は、「Kちゃん、一緒に行こうか」と声をかけ、配膳台に誘導していました。
その後、Kちゃんのお世話しているうちに、A君はお味噌汁を少しこぼしてしまいました。それに気づいた年長児K君は「布巾もってくるよ」と台布巾を取りに行ってくれました。「ありがとう」と味噌汁を拭くC君・・・、「床にもこぼれてた」とつぶやきました。すると、「じゃあ雑巾も持ってくるよ」と再び雑巾を取り行くK君。そして最終的に拭き終わった台布巾や、雑巾もK君が洗ってくれました。
その様子を他の6番テーブルのみんなは、しばらく「いただきます」をせずに待っていてくれました。しかし、「先に食べてていいよ」とAくんの声掛けで、6番テーブルの食事がスタートしました。
大人の援助がなくても、支え合い、いたわり合っていた子どもたちの姿をみて、心の育ちに感動し心が温かくなりました。
保育主任
Posted in 三感ブログ