時間を楽しくする
2018年07月11日 水曜日
通勤する電車はかなり緊張する場面に出合います。朝の込み合った電車の中は逃げ場がないので隣の人に気を使ってしまいます。今日は幸い角の座席の前の吊革の位置を確保できたので、混んでいるものの吊革につかまりながら本を読むことができました。目の前の座席に座っている年配の男性が仕切りに頭をよりかけて心地よさそうに瞼を閉じていました。そこに、青年がスマホをしながら端のボードに寄りかかり始めました。だんだん寄りかかりが大きくなり、青年の背中が男性の頭に微妙に接近しています。年配の男性と青年が文句の言い合いになるのではないかと私は気になり始めました。読んでいる本の内容が半分しか入ってきません。年配の男性は顔をしかめながら頭の位置をずらして青年の背中に当たらないようにしていました。赤羽駅で年配の男性と青年も降車したので何事もなく電車が走っていきました。
電車の中はストレスがたまる空間とよく言われます。ストレスの正体は何か!一番は自分が“我慢”することです。二番目は“相手を変える” “相手を変えようとする”ことです。電車の中ではほとんどの場合、その場で、今、瞬間に相手を変えようとしています。だから、危ない状況が起こったりします。知らない人の言葉を『はい、そうですね。』と受ける人はめったにいません。(受ける人は本当の大人だと思います。)
教育する立場に立つ人にとって大事なことは当然“情熱”です。学生、生徒、児童に真実を伝え、生きがいのある人生を歩んでいただき、なんとしても幸せになってもらおう。社会に役立つ人間になってほしいという願いはとても大切です。それと同じくらい大事なのが“寛容さ”です。一回言って分からなかったら、二回言う。十回言って分からなかったら十一回言う。諦めずに相手が分かるように工夫しながら接していくことなのではないかと思っています。私も先輩方に諦めずに言葉をかけてくださって来てくれたおかげで、今があるのだと感謝に堪えません。 副園長 田中
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