子どもはいつも成長している
2018年06月27日 水曜日
子どもは、家庭で保護者の愛情をいっぱい受けて成長していきます。その中で上の子にとって試練を迎えることがあります。それは、二人目が産まれた時から始まります。親の愛情が今まで自分だけに向いていたのが、下の子に注がれてしまったと思い込んでしまうのです。そうすると上の子が「赤ちゃん返り」をするケースがあります。
親の気を引こうとして様々な行いをします。行動があたかも赤ちゃんのようになるからです。しかし、赤ちゃん返りするということは、子どもが親から愛情を注がれていた証拠です。そして上の子が、親の愛情を前と同じように自分に注いでもらおうと今までの経験と知恵を振り絞っての行動です。赤ちゃんの時と同じように行動はしますが、その内容は次元が違います。成長した証拠です。ですから、下の子が生まれて上の子が『赤ちゃん返り』をしたら、「自分の子育ては愛情いっぱいに育ててきたんだなぁ」と振り返ることができるのではないでしょうか。
また、保育園では子どもたちは集団保育によって育まれています。子どもたちは、お互いが関係しながら成長しています。1歳までは保育者が関わりながら一人遊びすることが多いですが、次第に子ども同士でごっこ遊びなどをするようになります。4歳、5歳となると友達同士の活動も多くなり、思いが通らないことでお互いの理解を深めています。また、いっしょに遊ぶ楽しさや協同して創作する面白さを味わっています。人と関わる力を集団保育の中で確実に身に着けています。
家庭での愛情を基盤にして保育園でもみんなが元気いっぱいに楽しんでいます。
副園長 田中
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