生きる力
2018年06月13日 水曜日
前々から海外で医療を通して役に立ちたいと言っていた娘が、5月初旬に「ミヤンマーに今月29日から現地3泊4日で行ってくるから」と電話をもらいました。誰と行くの?費用は?はと聞くと、「一人で、タイまで行って乗りかえてミヤンマーに行くの、費用は全部自分持ちだよ、ボランティアだから」と会話をしました。娘が自分のお金を使って途上国にボランティアに行くまでに成長したのだとその時思いました。
娘がミヤンマーから帰ってきて、3泊4日の中での出会いのこと、取り組んできたこと、学んできたことなどを話してくれました。話を聞いて、娘は今の自分のできることで人の役に立つ場所に身を置き、今の仕事をしながら知識技術を身につけていく。そしてそのことを娘はいきがいとしている」ことが分かりました。海外にボランティアに行くことを娘の成長と見ていましたが、娘にとっては「実現する」ことなんだということが分かりました。
この医療ボランティアの創設者である吉岡秀人医師は、「せっかく苦労して医師や看護師になったからこそ自分のお金を使ってまで途上国で働くのだ!」若い世代は気づいてしまった。あるいは知っているのだ。「世の中の役に立つことによって、自分の存在価値を知り、生きている意味、内的な満足や充足を得ることができる。何より、それらを手に入れることができる生き方のひとつが、それなのだと。」と話されています。
ひとの存在は自分のためだけにあるのではなく、他者に奉仕するためにあり、そのことが人としての生きる力となりうるのだとあらためて思わせていただきました。
Posted in 三感ブログ