動物フィギュア
2018年06月26日 火曜日
ある2歳児の男児ふたりが、動物フィギュアを使って遊んでいました。その後いつの間にかそのフィギュアを口の中に入れては出す・・・という遊びになっていました。お互いに顔を見合わせ楽しそうに遊んでいたのですが、危険もあると感じ、危ないから口に入れないでほしいことを伝えました。
しかし、それで納得してくれないことは分かっていました。やはりふたりはその遊びを止めようとはしません。そこで、口に入れたフィギュアを洗ってほしいことを伝えました。このお願いにはすぐに応じてくれました。そしてその後次々とフィギュアを持ってきて、予想通り洗面台での水遊びに展開していきました。
しばらく様子を見ていると、ふたりのなかのK君はイルカやクジラやワニ、アシカ、ウミガメなど水に関する生き物ばかりを集めて洗っていました。この興味深い遊びをどうやって切り上げてもらおうか・・・と考えをめぐらせながらも、ちゃんと意味があって遊んでいる姿に感心しました。
水で遊べたことに満足したのか、「もうそろそろ終わりの時間ですよ。片づけをお願いします」の声掛けで、一人の子が、そして「おしまいにしようの約束を守って、また今度あそぼうね」ともうひと押しでK君が片づけをしてくれました。しかも、ちゃんとタオルで拭いてくれました。
子どもたちは、「寝ているとき以外は遊びである」といいます。大人にとっては都合の悪いこと、やめて欲しいこともありますが、危険でない限りちょっと心に余裕をもつことで面白い展開や子どもたちの学びの瞬間も見えてきます。
ふたりの楽しそうな表情を見ながら、いつも平常心で、心に余裕を持ち子どもたちの成長を見ていきたいと思いました。
保育主任
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