遊びは、子どもの学び・子どもの育ち
2018年06月11日 月曜日
先週、幼児グループに入らせて頂いたときのできごとです。
午前、室内あそびの時間に年中のH君とY君がカプラ(積み木)を行っていました。
近くに行くと「せんせいみて。すごいのできたよ。」と、嬉しそうに作品を見せてくれました。
H君たちの喜びに共感していると、「せんせいも何か作ったら?」「せんせいも仲間に入れてあげる。」という、お誘いがあったので、童心に戻り、少し難易度の高いものをH君たちの作品の横に作ることにしました。
H君とY君は手を止め、保育士がカプラを積み重ねていく様子をじっと見つめています。
「うわーすごい。」「えっなんで壊れないの?」
なぜ壊れないのか…。なぜ揺れないのか…。
H君、Y君のなかで様々な疑問が生まれてきたようですが、簡単なヒントまでで、答えは与えませんでした。
保育士の作品が完成すると、H君とY君は「すげー。」と言いながら、自分たちの作品を壊し、同じものを真似て作り始めました。
「やっぱり、ここがうまくできない…。」「どうしてもこわれちゃうね…。」
困難があっても協力し、やりきろうとする姿は微笑ましく、本当に成長を感じさせられる瞬間でした。
H君とY君の「あそびの世界」が広がってきたので、そっと、その場を後にさせてもらいましたが、数十分後、様子を見に戻ってみると。
「せんせいみて。できたよ。」「ここ、こっちに重し載せといたら壊れなかった。」
と、完成した作品を指さし、満面の笑みを見せてくれました。
二人の笑顔から改めて、「遊び」とは、子どもの学び・子どもの育ちなのだなと感じさせていただくことができ感謝です。
保育副主任
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