背中が重いぞ
2018年05月16日 水曜日
今日の午前中、4月に入園した子どもがどのように過ごしているか幼児組のクラスに入らせてもらいました。T君も、Sちゃんも、Y君も、Oちゃんも楽しくお友達とお絵かきしたり、先生と製作物に取り組んだり、絵本を読んだりと遊びを展開していました。子どもたちはそれぞれが興味のあるものを手に取り遊んでいました。
毎日の活動において、子どもたちに興味のあるものに取り組むことができる時間を持たせてあげることがとても大切です。この幼児期に知識や技術を覚えることよりも、物事に興味を持つ、自分から選択する、遊びに集中することが大事です。この自ら取り組む姿勢が主体性を持って生きることの基礎となっています。
新しい子どもたちも、もう環境に対応していました。「子どもの順応力は凄いなぁ」と感心していたら、「先生、この本読んで」「これ面白いよ」と遊びに引き込まれていきました。床に座って本を読んでいると、背中に重さを感じました。立とうとするとかなりの重さです。子どもが二人でおぶさっていました。子どもたちといるとこんな想定外の展開が起こります。想定外のことが起こると 、「えっ!なんだこれは」と思考が止まります。子どものあそびの波に飲み込まれていることがよくあります。
たくましい保育者の皆さんは、子どもたちと一緒になって遊んでいながら、子どもたちがより意欲的に遊べるにはどうしたらよいかと次の展開を考えています。子どもの波に飲み込まれることはありません。なぜそれができるかのでしょうか。一緒に遊びながら保育者の目は子ども一人一人の様子をよく見ています。今、どんな遊びをしているか。誰と遊んでいるか。どういう工夫をしているかなどを見ています。そして保育者としての自分が子どもといる距離がわかっています。今の自分の行動によって子どもたちにどのように影響を与えているか、与えたかを分かっています。自分が子どもたちと関わることで保育者としての専門性を少しわからせてもらえた気がしました。 副園長 田中
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