相談できる子
2018年05月02日 水曜日
5月、園庭の“やまもも” “菩提樹”など木々には新しい葉が茂り、いのちの成長を感じさせてくれています。
園においては子どもたちの成長を日々見ることができます。それは子供たちと保育者との関係性の中で育まれています。
10時30分!いつものように三歳から五・六歳児の幼児組さんが元気に園庭に出て行きました。玄関で子どもたちを見送っていると4歳児のA君が少し元気なく声をかけてきました。『先生、O君と廊下でぶつかったんだ。』と言いながら、おでこをこちらに向けてきました。『そう、痛かっただろう。おでこは大丈夫か?』と聞くと、『うん、大丈夫。でも、O君はすぐに園庭に行ってしまったんだ』と少し、納得のいかない思いを伝えてきました。この時にA君を“育ちの視点”から見るとA君の“人との関わり”の成長が見えてきました。
一つは、「O君と話しをして思いを伝え、O君との関係をよくしたい」ということ。もう一つは、「困ったときに周囲の保育者に相談できた」ということです。
4歳児になると友達との協同しての遊びが多くなります。その分、自分の思いが通らなかったり、今回のように不意なことが起こったりします。その時に、自分の思いを伝えることができる、相談するということが大切なことです。
集団生活をしていると様々な困難に遭います。その時に、あきらめずに解決していくために相談できるということが本当に大事なことです。
A君は、『困ったときに自分から保育者に伝える』ということがしっかりできていました。これは、A君と保育者の関係において日ごろからの信頼関係ができているからでした。
これからも子どもが困ったときには、いつでも相談できる保育者としての関係に努めて行きたいと思います。
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