◆5月30日(水)の子どもたち
2018年05月30日 水曜日
◆ 初挑戦(つぼみ)

園庭で遊びました。
初トランポリンに挑戦。少しの揺れでも怖がって降りようとする子もいれば揺れが心地よくて眠気が襲ってくる子もいます。2歳児クラスの子がピョンピョン飛びに来ると少し激しめの揺れになり座りながら体感を鍛えているかのように揺れに耐えていました。
トランポリンに座っている様子はまるでお風呂に浸かっているよう。『つぼみの湯』になっていました。
〇くんは築山登りに初挑戦。保育士と一緒にハイハイしながら頂上を目指します。歩ける〇くんはどうしても立って登っていきたいようでバランスが崩れて何度も手を付いてそれでもあきらめずに登り頂上へ。満足感を味わうことができました。下るのも歩こうとしましたがさすがに怖かったようでハイハイで下まで・・・。楽しい山登りになったようです。
□ちゃんはログハウスに入るのがお気に入り。ハイハイで入りつかまり立ち。お店のカウンター越しのやり取りをしているような風景でした。
初めての体験がたくさんでき、子どもたちもお腹がすくまでいっぱい遊ぶことができました。
(K☆H)


◆ パトカーがみたい。(ふじ1)

今日は雲があったおかげで涼しげで過ごしやすい天候でした。
築山の方で遊んでいると、保育者がパトカーが止まっていると教えてくれました。車が好きな〇くんをパトカーが見えるように抱っこすると次から次へと子ども達が集まってきました。
「僕も僕も」と抱っこをお願いする子がいたので、一度〇くんを下ろし抱っこをしました。どうしてもまだパトカーを見続けたい〇くんは塀をよじ登ろうと必死になっていました。周りをみると同じように必死になっている子が何人もいました。パトカーが走り去るまでそこから離れずにずっと眺めていました。
自分が好きなものへの執念・集中力はすごいものだなと感じました。
築山のトンネルを覗くと、反対側から◇くんが覗いていました。いないいないばぁ。とすると声を上げて笑っていました。「こっちにおいで」と誘ってみると最初は恐る恐るでしたが徐々にスピードをあげてハイハイをしながら通り抜けることができました。そんな様子を見ていた☆くんと◎くんもトンネルをくぐってきました。1度通り抜けると終わると達成感を感じたのか、何度も繰り返しくぐっていました。
トンネルの距離は見た目よりも長いので中も暗めで怖くて行けな子もいる中ですごく勇気があるなと感じました。お友だちが最初に挑戦することで、後に続く子もなんだか楽しそうだと思うことが出来、自分も行こうと勇気を持てたのだと思います。
達成感を味わうことで楽しいと思ったり、新しいことへの挑戦に繋がったりするのだと感じます。達成感を味わえる場は小さなことから大きなことまで沢山あると思うので、そのきっかけを作れるような環境を作りたいと思いました。
(I・K)


◆ やってみようとする気持ち。(ふじ2)

どんより雲がかかっていましたが、雨が降らないうちに身体を動かせるように、園庭で遊ぶ事にしました。
築山の頂上に座って遠くを眺めたり、駆け下りていたりする児がいて、それぞれ思い思いに楽しんでいました。
保育者が「どしーん!」「どしーん!」と両手両足を使って築山を登り、両手を広げ飛行機の真似をして駆け下りるという動きをしてみました。
保育者の後に続いて、登ったり降りたりを、何度も繰り返していました。そうしているうちに、何人か周りには同じ動きをして遊ぶ児が増えていました。
◎くんは、早速、保育者に「どしんしよー!」と言ってきました。両手両足を前後に大きく広げて一緒に歩こう!という意味です。元気に両手両足を使い、バランスをとりながら、保育者の後に続いて何度も登っては駆け下りてを繰り返していました。
保育者のどしーん!の大きな動きがおもしろいようで、ケタケタと笑い楽しそうにしていました。
子どもは、大きな動きが新鮮に感じ好きなのだと思いました。
〇ちゃんは怖がらず前のめりになり、自分の足の力で降りようとするけど、足のブレーキの掛け方がまだ難しい為、転んでしまいます。でも泣かなず立ち上がる、たくましい姿でした。
怖がる児もいるけど、挑戦する気持ちも応援していきたいです。
その様子を木の間から見ていた◎ちゃん。「おいで」と呼んでも、モジモジとしてこちらには来ません。保育者が迎えに行き、本児を抱き上げながら、一緒に上り下りをやってみました。
初めは、表情が固まっていましたが、次第に声を出して笑うようになりました。
◎ちゃんが自分で登るようにもなり、保育者の手を繋ぎながら、一緒に駆け下りられるようにもなりました。感じをつかむと、安心してからか、その後もしばらく、楽しんでいました。
◎ちゃんにとって、今日は初めて駆け下りた経験となったと思います。
初めての経験を繰り返すうちに、度胸もついて気持ちの成長に繋がる事を願って・・・。
A・S


◆ いるかな?(きく)

今朝は、「カタツムリ元気かな。」と気にする子どもたちの姿があった為、朝の集まりで観察したり図鑑を見てみたりしました。
カタツムリが食べられる餌について書いてあるところを見て、以前ニンジンを食べた時のことを思い出してみました。みんながご飯を食べた後出てくるうんちはこんな色だね、と色画用紙を見せてみました。ニンジンを食べた時、オレンジ色だったと振り返り、今日は新しくキャベツを持ってきました。これを食べたら黄緑色のうんちが出てくるか確かめてみることにしました。
また、今の時期が調度産卵期なので、卵を産み赤ちゃんのカタツムリを見てみたいという話しになり、今飼っているカタツムリと同じ種類のカタツムリを探しに行くことにしました。
まずは、虫かごを掃除しました。保育者が流しへ向かうと子どもたちもついてきて、「(カタツムリ)持っててあげる。」と手伝ってくれました。殻にこもっていたカタツムリも少し濡らすと角が出てきました。「出てきた、出てきた。」と毎度のこと大喜びです。
キャベツを小さく切って虫かごに入れ、しばらくするとよく食べていましたが、残念ながら日中にはうんちは見ることが出来なかったのでもう少し待ってみようと思います。
給食の時間。○くんが、「カタツムリいた。」とお友だちと話していました。園庭で見つけたのかと思ったら、おかずのシメジがカタツムリに見えた様子でした。コップの水につけ手のひらに乗せ、「そっとしておいてあげよう。」と言っている姿がとても面白かったです。本当に虫が大好きなのだなと思います。(T.Y)


◆ これあってる・・?(たんぽぽ)

どんよりな曇り空でしたが、雨はまだ降らなそうだったので、園庭に出ました。
靴を履きながら子どもたちから毎日のように聞こえてくる言葉があります。それは、
「ねぇねぇ、これあってる?」「これはんたい?」という言葉です。
靴の左右がきちんと合っているかの確認です。靴を履いている子たちから一斉にこの言葉が飛び交うのです。
『ベリベリってとめるところが外側になってるか見てごらん。』
『右と左確認してみてね』と様子を見守りながらも子どもたち自身で気づけるよう声をかけています。
今日もこちらからはあまり言わずに見ていると、「あ!はんたい!こっちだ!」と気づいて直す子もいました。
そしてこの場面では今まであまり見られなかった姿もありました。
「これはどうだろうねぇ・・。」保育士に対してではなくお友だちに対しての言葉でした。
「んーあってるよ~!」まるで保育士が言うように答えます。
本当にちゃんと合っていました。合っているか少し心配だったのか、不安気な目線を送ってきたので、合ってるよの気持ちを込めて頷くと「やったぁ」と走っていきました。
何か気付いたことがあれば互いに教え合うことが出来るよう、いろんな視点から優しい言葉のシャワーをたくさんかけてあげたいなと思います。
園庭に出ると虫探しに出かける子、葉っぱ収集に向かう子、スコップをいち早くゲットしに行く子、他のクラスの保育士に朝の挨拶をしに行く子・・と目的は様々です。それぞれ元気いっぱいに駆け出して行きました。
楽しいことに熱中していると給食の時間もあっという間です。
今日もいろんな話題が飛び交いながら「おかわりください」もたくさん聞こえてきました。
S.S

◆ 子ども社会(うみぐるーぷ)

朝の集まりで6月から入園予定のお友達の話をしました。同時にカブト虫の幼虫も羽化するかもしれないねと話しました。
「カブト虫になってたらこうやって拍手するんだよね。」
と全力の拍手をする年長児。
会中に今日も観察をしましたがまだまだ蛹でした。「見えない。立たないで。前は座るんだよ」という声も飛び交います。
譲り合いと競い合いの場面は沢山あります。その時々での最善とは何か、子ども達が学びます。
経験を経て、当事者となり第三者となりaパターン、bパターンなど、やる側やられる側などの立場となり自分の意思でその時々を決めて行く中で大人の関わりや環境設定の大切さを痛感します。
本日も自由画の時間を設け子ども達に白い画用紙を渡しました。
この紙に自由にお絵描きして良いよ。
何描くかな。食べ物、乗り物、人物、植物、生き物、物、思い出、想像など会話をしながらイメージを持ち取り組みました。
あえて、隣同士で描く事をせずバラバラに座り一人の空間を保障出来るよう行いました。その理由として、他児と同じような絵を描いてしまう事がある為あえて個々のイメージで描いてもらいました。
以前、この設定の中では描かない子どももおりました。それは何を描いていいのか分からない事、また、好きなものを描くというそのテーマ以前に描くことに興味が無ければその環境は子どもに合っていないと感じます。
その子がようやく描いたのはずっとお休みしていた他児と同じ机で描いた時でした。
目の前の他児のタッチを見ながらニコニコと描いていました。
この時、何の為にこの自由画を行なっているのだろうと自問自答をしたのを思い出します。
発達を知る為、見る為、理解の為。
沢山の子どもの育ち以外の部分が見えてきました。
大切な事は勿論踏まえていますが、本当に見てもらいたいのは子ども達が楽しく取り組んでいる、楽しく取り組めるものは何かを見つける、知る事だと改めて感じました。
自由に好きな遊びを選択する保育生活の中で、自らは選択しないであろう取り組みや遊びを楽しく前向きに取り組める環境や関わりを今一度考えていきたいと思っています。
何の為に行うのか。
今回は、描けない子どもはおらずそれぞれが何か描くたびに出来たよ、見てと言ったり喜んでいます。
今後も大人の考えた設定の中で楽しめない子どもの姿があった場合はその子どもに合わせていく大人側の余裕と関わりを大切にしたいと思います。
園庭では、空中菜園のサツマイモ畑に行き、草むしりをしました。
こんな取ったよ。
と見せる子ども達。
しかし、他クラスの子ども達はその何倍もの草を手に握りしめておりました。
それを見た◯君は、それを隠し黙々と草むしりに没頭しておりました。
子ども達は子ども達の社会の中で自分を知り他を知ります。
どんなことでもそのきっかけや、その場面があります。
自分を卑下せず、相手を見下さず、そんな心が育つ為に今子ども達との関わりを大切にしたいと思います。
k★y

◆触れたよ (にじグループ)

集まりでエプロンシアターを行いました。
お話は『3びきのこぶた』です。
話の内容は知っているものの集中して見てくれます。
こぶたたちが子どもたちに話しかけるシチュエーションやオオカミには嘘をついたりと子どもたちなりにこぶたたちを助けようとしますが、うまくかわされてこぶたちの家は次々と吹き飛ばされてしまいます。
オオカミがやられるシーンにはみんなで大喜びです。
絵本を見ること、読むことは大好きです。今後もお話の展開を子どもたち楽しめるようなものを提供していきたいと思います。
また今年のテーマの『日本』にも触れてみました。
『えでみる にほんちずえほん』という絵本があり、見た・読んだという子どもたちは都道府県の有名な食べ物や建物を知っていました。
そのため大きな模造紙を用意し、日本を描き、自由に描いたり、色を塗ったり楽しみました。
昨日に引き続き、生き物の飼育を行いました。
ちょんっと触れる子どもたち、しっかりと持つ子どもたちとたくさんの子どもたちが興味を示してくれます。
ザリガニを持つことができる子どもたちは少なく「どこを持つの」という質問に「お腹を持つんだよ」と答えます。
ザリガニを持てるようになった年長児は持てるようになってから自信がつき、他の子どもたちへ嬉しそうに話す姿が見受けられました。
イモリを手のひらに乗せて遊ぶ年少児がいました。
それをみた子どもたちも勇気を出してしっぽを触ってみたり徐々にお腹を触ってみたり、ついに手のひらに乗せると、驚いた表情で「みて」と見せてくれました。
周りからの「すごい」という言葉、拍手に笑顔になっていました。
カタツムリを腕に登らせて遊ぶ子どもたちは「あっ」と大きな声をあげます。
覗き込むと、「うんちされた」「僕はおしっこされたよ」と大笑い。
二人で「早く手を洗いにいこう」と水道へ。
洗い終わるとまたすぐに腕に乗せて遊んでいました。
子どもたちは自分の得意としている分野を着々と行なってくれているように感じました。
文字が読めない場合は読めるお友達に読んでもらったり、絵を見て楽しんだりしてくれます。
生き物のうんちを見て見たり、触って見たり、触っている子どもに拍手をしてみたり、子どもたちが今できることに全力です。
大人も全力で関わっていきたいと感じました。
(A,Y)


◆ 曇りのち雨(そらグループ)

「5月30日水曜日、お天気は曇りです」と朝の会での一コマです。
「いや、雨って言ってたよ」「テレビでは、曇りのち雨って言ってた」と年長児を中心に天気について盛り上がります。朝、家で保護者の方と一緒に見たり、自分で見ていたり、なんだか様子が目に浮かんできます。
ところで、『曇りのち晴れ』ってどんな意味?と質問してみました。
年長の〇くん。「曇りの後から雨になること」と発表してくれました。
良く知っていて感心します。他にも、『曇り時々雨』もあること伝えてみました。「へぇ~」と子ども達。色んなことに興味・関心を持つようです。
朝の会の後、年長児だけでちょっと内緒のお話。
「お泊り保育の話?」「したいしたい」特に話したい内容があったわけではないのですが、年長だけと集まるとどんな話が出るのかな・・・と
「お泊まり楽しみ」「自分で洗えるようになったよ」「拭くのもできる」「僕はまだ練習中」「家でお母さんと話した」と子どもたちのお泊まりへの期待や不安が感じられる集まりでした。
ここで、何十年も前に年長だった時育子園にお泊り保育で泊まった経験のある保育士の話を・・・「お母さんと離れてのお泊まり、ちょっと寂しかったよ」「お友だちと夕飯を食べたのをよく覚えてるよ」「1階のお部屋でみんなで寝たよ」
「なんか、楽しそうだね」とちょっとだけ、何かを感じてくれた様子でした。
子どもたちの期待と不安、しっかりとフォローしていきたいと思います。
以前、年長児が植えてくれたさつまいもの様子を見に行こうという事にもなりました。
気になる児は、自ら畑へ。草むしりに励んでいました。
自分たちで育て収穫。そして、食べる。秋が楽しみです。(M.C)


Posted in 園のこだわり