◆5月28日(月)の子どもたち
2018年05月28日 月曜日
◆今日は違う(つぼみ)

子どもたちが自ら、テラスに出てくるようになってから、園庭に用意したシートで楽しんでいる子が一人また一人…と減ってきています。それは、興味を持った場所で楽しみ始めた子が増えたからです。
つたい歩きやハイハイ…それぞれの動きで園庭を探索しています。つい先週まで園庭で過ごすのは得意そうに見えなかった〇ちゃん。先週の散歩の経験からか、戸外に出ることやいろんな場所を探索することに興味を持っています。保育室からテラスまでハイハイや伝い歩きを上手に使って自分で出てきました。
園庭では、幼児組に居るお姉ちゃんに会え、にっこり。「さみしくないんだね」とお姉ちゃんも認める素敵な笑顔を見せてくれました。昨日はこうだったけど…今日は全然違う。そんな驚きの毎日です。U・A

◆キンチョウのバースデイ (ふじ1)

朝からうれしいことがひとつありました。今日は、◎ちゃんの2歳のお誕生日。週末には、おうちでもお祝いしたようです。
朝の集まりで、「ピヨピヨハッピーバースデイ」の絵本を読みました。絵本の中でハッピーバースデイの歌が出てきて、保育士が歌うと、手拍子をしてくれる子がいました。ハッピーバースデイ=楽しい事・嬉しい事という認識がちょっとずつ出てきているようです。
絵本が終わると、今度は、◎ちゃんのお祝いをしました。「今日、ふじぐみさんにもハッピーバースデーの子がいるよ。◎ちゃーん。」と名前を呼ぶと、「はーい!」と両手を挙げて、お返事したものの「前に出ておいで。」と言っても、なんで?という顔でその場で両手を挙げたまま止まっています。保育士と一緒に前に出て、台の上に立ちました。育子園で誕生会の時に歌う簡単な歌があり、まずはその歌を歌ってみました。本人も周りの子たちも反応今一つ。今度は、ハッピーバースデーの歌を歌いました。たくさんの手拍子が起き、今度は盛り上がりました。本児は、緊張してしまったようで固まっています。2歳おめでとうのバッチもつけましたが、うれしいというよりは気になるようで触って取ろうとしています。この時期の子達は、園でお祝いするとその場は大体固まっていて、後でちょっとずつうれしくなる傾向があるようです。そんな反応も今の時期ならではで、見ていて面白いです。その後、園庭に出た◎ちゃん、去年担任だった保育士にもハッピーバースデーを歌ってもらったのですが、やっぱり固まっていました。
今日は、園庭に出る前に、クレヨンでお絵描きをしました。「お絵描きする人ー。」と声をかけると、何人かはすぐにわかったようで、「かきかき!」と言って、目をキラキラさせている子もいます。数人ずつ、テーブルで描きました。用紙いっぱいを使って、ダイナミックに描く子、用紙の一角だけに描く子、たまたまテーブルに描いたらなんだか楽しいぞとなり、そのままテーブルに描こうとする子などその姿は様々です。
まだ、あまりお絵描きを経験したことのない●くんは、クレヨンを渡すと、まず全部の色を出しています。なんだこれは?と確認しているようです。少ししてから保育士が目の前で紙に描いてみせました。すると、●くんも同じように用紙の上でクレヨンを動かしてみました。用紙に色がつき、あー!という表情で見つめています。その後は、どんどん手を動かし、用紙に色がついていくのを真剣に見ていました。その姿は、小さな研究者のようで、●くんの中にまた一つ何かが吸収されたかなと嬉しく思います。
(T.M)


◆遊びの中で(ふじ2)

今日からまた一週間の始まりです。
園の生活に慣れてきた子ども達。
それぞれ自分らしさを出せるようになってきました。
今日は園庭遊び。
靴下や帽子を被ることも覚え、自分から「帽子ちょうだい」「くつしたちょうだい」とアピールしてくる子もいます。
園庭へ出ると、それぞれ遊びたい場所をめがけて遊びにいきました。
奥の固定車に誰かいないかなと見に行こうとすると、それに気づいた〇ちゃんがやってきました。
一緒に覗きに行くと、まだ誰も遊んでいない様子。
ゆったり運転席に座り、ドライブを楽しんでいると、向こうから重たいバケツを持った△くんと◇ちゃんがやってきて、一緒に乗り込みます。
するとまた向こうからお友だちがやってきて「おーい」と声を掛けると「おーい」と答えてくれました。
そんなやり取りを繰り返し、いつの間にか車はギュウギュウ。
でもそんなギュウギュウもなんだか楽しそうです。
一緒の空間で楽しさを共感出来ました。
そしてまた自由に園庭を遊びに行く子ども達。
砂場付近では、まだ足が届かないベンチにも自分で上って行って、お姉さんにごちそうしてもらっている児がいました。お姉さんの作る様子をよく見て学んでいるような表情でした。
「きゅうりがなってるよー」のお兄さんの声に反応して、一緒に見に行っている児もいました。取ってみたいけど、取ってはダメなんだよと教えてもらって、静かに聞き入る子どもたちでした…。
門近くのすべり台が出来るようになって、何度も何度もすべって楽しんでいる児もいます。
少し前まではちょっぴり怖くて滑れなかったとは思えないくらいです。だいぶ自信が付いたようです。
ローラーすべり台をこの前体験した◎くん。今日は自分から挑戦です。
保育士に見守られているのを確認しながら上っていき、上手に滑ることが出来、嬉しそうにニコニコしていました。しかし、今日はその一回きり。明日また挑戦できると良いなと思いました。
遊びの中で、自信がついたり、遊びのルールも自然と教えてもらったりしながら、学んでいく子ども達でした。
(I.Y)


◆あいさつ(きく)

今日は「あいさつ」という本を読みました。何度か読んだことのある本で、いつも読みながら保育者と子どもの言葉のやり取りを楽しんでいます。
「朝は何て挨拶するのかな。」
「ご飯を食べ終わったら何て言うのかな。」
「行ってきますと言われたら何て言うのかな。」など絵本を読みながら子どもたちに問いかけると、「◎◎っていうんだよね。」と自信を持って応えられるようになってきました。
この本を読むようになってから、給食を食べ終わった後「ごちそうさまでした。」と手を合わせてちゃんと言ってから席を離れることができるようになった児が少しずつ増えてきました。「食べたら次はお布団入るんだよね。」と不意に言ってきた△くんがいました。
生活の切り替わりのところで挨拶をすることで、一つ終えたら次へと自ら区切りをつけていくことが出来る姿を目の当たりにしました。挨拶は人との関わりを深めていけるものでもありますが、一人ひとりが自立し成長していく為にも大切な役割を果たしているということを感じました。
今日も園庭へ張り切って遊びに行きました。虫探しをする児が沢山いました。子どもたちが大事そうに握りしめている小さな手を広げると、小さな虫が息苦しそうに出てきました。時々つぶれて死んでしまっているものもいます。大人の目で一生懸命探してもなかなか見つからないのに、子どもは珍しい種類の虫を見つけることができます。今日は子どもと会話をすることより、子どもたちの姿を静かに追ってみました。
スコップを手に持ち園庭を回りながら草をかき分け真剣に探す児、幼児組のお兄さんがつかまえた虫を遠目で見ている児、沢山虫を捕まえたお友だちに「一つちょうだい。」と言っている児などさまざまな姿が見られました。虫探しは沢山のお友だちと触れ合える大切な時間なのだなと思いました。
今日は新しいカタツムリを見つけたので、きく組で2匹飼うことになりました。(T.Y)


◆休み明けの成長 (たんぽぽ)

園庭に出ると目指すは大きなシャベルです。両手に持ったりバックのように持ったりしています。なかには、2、3本持っている子もいます。
使い方はそれぞれで持ち歩くのが楽しい子、「工事でーす」とトントンしている子、砂を掘って山を作っている子など楽しんでいます。
今日も園庭に出ると大きなシャベルを持って遊びに行っていました。
くまのての形の大きなシャベルを持っていた〇くん。
お友だちの持っていた黄色いシャベルが欲しかったようで「ねぇねぇー、交換こしない?」と提案していた〇くん。
交渉された◇ちゃんはちょうど使っていたところだったので「使ってるー」とことわられていました。
〇くんも◇ちゃんが使っているのが分かってすぐに引いていました。
〇くんの交渉もすごいなと感じましたが、お互いがやり取りをし合っていることがすごいなと感じました。
自分の状況を伝えること、思うようにいかないこともある中で切り替えられたこと、成長を感じました。
週明けの子どもたちの成長を感じる中で、園庭のきゅうりも大きくなっていました。◇くんが保育者と一緒に収穫しました。大きい立派なきゅうりです。
給食の時に目の前で切って食べました。
きゅうりを切り「いる?」と聞いて行くと「いるー」「たべる」、△ちゃんは「ちょっとにする」ともらっていました。
野菜がちょっと苦手な△ちゃん。『園庭のきゅうり』を食べたい気持ちと自分の苦手な気持ちを言葉で表現していました。
これからが収穫時期。実際収穫したのを目の前で食べれることで野菜を身近に感じてもらいたいです。
t*s


◆日本地図(うみグループ)

今日の朝の集まりで日本地図のパズルを使って日本について話しました。
先週まで九州に行っていた○ちゃん。
どこに行ったのか、どんな乗り物で行ったのか、なにをしたのか、なにを食べたのかなど、いろいろな質問をしました。
九州がどこにあるのか地図を使って説明し、福岡県のピースを見せてみると・・・「ちっちゃいね。」という子どもたち。東京のピースを取り出し福岡と比べてみると・・・「パズルだからちっちゃいだけだよ。だって東京はこんなに広いもん。」という年長児。東京の何倍も広い福岡の広さが理解できたようです。年長児の発言にみんなも納得している様子でした。
「飛行機に乗ったことがある人?」と聞いてみるとたくさんの手が挙がり、ハワイ、グアム、沖縄、北海道など、みんな様々なところに行っていて驚きました。
パズルを見ながら、日本の大きさや地方、海のことなど、子どもたちと一緒に考えることができました。
園庭では女の子たちで集まって楽しそうに遊んでいます。子どもたちなりにルールを考えてみんなで話しながら遊んでいますが、うまくいかないこともあります。
遊びを中断し、話し合っている様子の子どもたち。
「ルールは守らなきゃだめなんだよ。」と優しく教えてあげる年中児がいました。その一言で、話し合いは終わり、また楽しい遊びの始まりです。
子どもたち同士で話し合い、解決することができ、改めて見守ることの大切さを感じました。
(K.Y)


◆ひまわり (にじグループ)

今日は朝から悲しい出来事があり、子どもたちと共有しました。
ひまわりの種を植え、芽が出て、本葉が出るまで子どもたちと見守ってきましたが、それを抜いてしまいました。
ひまわりの芽は休み中もぐんぐん伸び、それに気づいた子どもたちが興味を示し、触ってくれたんだと思います。
しかし、抜かれてしまうと花を咲かすことなく終わってしまいます。
子どもたちは「だめだね」「分からなかったのかな」と口々に教えてくれました。
ひまわりをみたことがある年長児は「ハチとかちょうちょもたくさんくるんだよね」といいます。
花が咲くところを見たい、見てみたい、という子どもたちと一緒に集まりの後園庭に向かい、日差しのよく当たる場所にお引っ越しをしました。
(抜かれたひまわりの芽はかろうじて根っこがありました)
朝の時間は低年齢の子どもたちの遊ぶ時間のため幼児組の子どもたちはひまわりを植えるという目的だけです。
途中つぼみ組のお友達が興味を示してくれました。
「触らないんだよ」といいながら作業をこなしてくれます。
土の状態が良くなるように肥料をいれること、植えること、水をあげること子どもたちと行いました。
また看板も作りました。
低年齢の子どもたちにも伝わるようにどうしたらいいか考えました。
「ばってんを書こう」という案に賛成し、大きくばってんを書きました。
作業が終わる頃には幼児の子どもたちの遊べる時間になり、園庭遊びを楽しみました。
興味を示し、やってみるということは大切なことです。
その興味を示し実際にやってみたらよかったこと、いけなかったことは経験しなくてはわからないことです。
そのため注意をするというよりも子どもたちとどうだったかと考えていきました。
悲しい気持ちになるという子どもたちが多かったため、いい経験をさせてもらえたと思います。
今後も子どもたちと様々な経験を通し、子どもたちの意見を取り入れなが関わっていこうと思います。
今後も園庭のひまわりを子どもたちと見守っていこうと思います。
(A,Y)



先々週から日本の歴史への関心が高まり、今日も子どもたちは「忍者の衣装を作りたい」
「私はお姫様のお洋服」「巻物作る」と意欲満々です。
巻物チームは、巻物を図鑑や絵本で調べ、見よう見まねで習字紙に文字を書いていきます。
「ここには秘密の忍術が書かれてるんだよ」「忍法透明の術を書こう」等、忍者について日に日に詳しくなっていく子どもたちです。
忍者の衣装チームは、初めて作る子、前回の続きをする子とそれぞれですが、衣装にポケットをつけ、「ここに巻物を入れるんだ」と新たなアイデアが加えられる事に。実用的にアレンジされており、子どもたちの発想の豊かさを感じました。
それを見てもも組の子2人はお姫様の衣装作りにチャレンジします。2人もしっかりと図鑑を見て、何を作るかを理解し取り組んでいました。
更に、お姫様の屋敷や庭の地図を作るチームもおり、園庭ではその地図を頼りに、敵の忍者がいないか見回りをする等、遊びが発展する姿も。
保育士をお姫様に見たて、護衛したいと子どもたち。そこで、「やま」「かわ」と合言葉を決めると、何人かのお友だちや保育士に合言葉を言い、敵か味方か識別する遊びが盛り上がりを見せました。
その後も絵本や図鑑で昔の生活を調べたり、何を作るか相談しており、今後も子どもたちの歴史への関心を広げていけるよう、考えていきたいと思います。
O・Y


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