諦めずにやり遂げる
2018年04月13日 金曜日
園庭の所定の場所に、ジャグとコップとお盆が置かれています。子どもたちが園庭で遊ぶとき、水分補給をするためのものです。
先日、年長の男児と女児が、保育者を手伝ってジャグとコップの入った容器を給食室から受け取り、園庭に運んでいました。
水のたっぷり入ったジャグは相当重いです。本来でしたら大人が運ぶのですが、その時は女児が運びたいと伝えたようで、一生懸命持ち上げようとしていました。コップの容器を持っていた男児が、「大丈夫?代わってあげようか」と声をかけていました。
女児は「大丈夫」と言いながら持ち上げようとしました。しかし、あまりの重さにバランスをくずし、しりもちをついてしまいました。
そして女児は、バランスを立て直すと再びジャグを運び始めました。一歩一歩慎重に運んでいました。
保育者はそれを見守っていました。そして、同じように男児も最後まで見守ってくれていました。しりもちをついてでも自分でやりたいという女児の気持ちを大切にしてくれたのだと思います。
その時、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を見たような気がしました。
『諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動できるようになる』・・・・。
自立心の成長に向けて、これからもたくさんの経験をするために、保育者たちはその環境を意識しながら用意していかなければならないと思いました。
保育主任
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