ともに育つ
2018年03月02日 金曜日
4月から新たに育子園にお友達が入ってきます。その受け入れ態勢が2月下旬より始まりました。2歳児は、今まで同じ年のこと一緒に過ごしてきましたが、4月より3歳児となるので異年齢保育によりこの時期、3歳児から5歳児までがいっしょのクラスでの保育となっています。
クラスの場所が変わり、お友達が変わり、担任の先生も変わっています。子どもにとってちょっとした緊張を持って迎える時期でもあります。それでも、子どもたちは逞しく新たな環境を楽しんでいるように見えます。
3歳児の桃組になる子たちが、自分たちで新たな環境になれるように努めているのが分かります。4歳児、5歳児のお兄さん、お姉さんが手を引いてあげたり一緒に遊んであげたりする姿も見かけられています。今まで自分が面倒を見てくれたように下のこの面倒を見ています。
それは、今まで保育者により十分に愛情を注がれて安心した環境で、子どもたちが育ってきたからです。新保育所保育指針で「乳幼児期においても非認知能力(こころ)や社会情動的なスキル(道徳性・協同性・自立心など)が育つことがわかってきていることから、1~2歳児においても保育の質を大事になってきている」とあります。本園においても、0歳児より一人ひとりの“育ち”にあわせて保育を行ってきています。
子どもたちは、十分に養護の行き届いている環境の中にいるからこそ、指示命令の関係ではなく、お互いに助けの必要なところを補っていく、助けてあげるという温かい関係が発揮されています。人が人として身に付けていかなければならないことを子どもたちから教えてもらっています。
副園長 田中
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