◆3月16日(金)の子どもたち
2018年03月16日 金曜日
◆ その時々を思い思い楽しみました。(つぼみ)

今日は、朝から空がどんよりしていたので、体操後に早々に園庭に出ました。
雨が降らぬように願いながら、出てみるとホールから年長さんが卒園式の練習をする声が聞こえてきました。
気になる子たちが吸い寄せられるかのように、一人二人と窓越しに行き、年長さんの姿に興味津々で見始めました。チラッと見て終わる子と長い時間見つめる子と様々でしたが思い思いに見つめ、小さなお客さんは、卒園式の練習を楽しむと様々に行きたい場所に移動していきました。
その中で、大門側のトンネルすべり台が出来る子が増えたこともあり、今日も4~5人の子たちが集まり、階段から登って来たり、脇の山から器用に登っていったりと自由に移動し、トンネルすべり台を楽しんでいました。
滑り終わると必ず、上を覗き、次に来る子の様子を見てあそび方も進化しています。
思い思いに体を使って遊ぶ頃には、大粒の雨が降ってきたのでその後は、お日さま広場に移動し、遊びました。ビリボーを出しておくと好きなものを見つけ、そっと座ると自分で左右に揺れて楽しみ始める子に帽子の様にかぶってみたり、回す子と様々な姿を見せてくれました。
そんな中で、ビリボーを揺らす姿に合わせて、保育者が「だ・る・ま・さ・ん・が」と言ってみるとニッコリと笑い声に合わせ動き始めました。
動作も覚え「びろ~ん」の際には、手を挙げて立ち上がっていました。
その姿からみんなで「だ・る・ま・さ・ん・が」ごっこが始まり、ビリボーを置いてだるまさんになりきり楽しみました。大好きなお話の様になりきる楽しさも知り、遊び方にも成長を感じました。
今日は、遊ぶ場所が急に変わりましたが、その時々で楽しめた子どもたち。
変化を楽しんでくれたので、これからも様々な変化を用意していきたいと思います。
(N.Y)


◆ もうすぐ春。(きく/ふじ)

窓際の方で、真剣な表情で「たいへん!」と大騒ぎな子どもたち。どうしたのかと思うと「たおれてる」「どうしよう」と言って、ベランダにある靴箱が倒れていることで、大事件のようになっていました。
どうして倒れちゃったのかな?と聞いてみると、「かぜさんが、ぴゅーんてたおしちゃった」と、想像して答えていました。よくわかっています。
雨が降る前にベランダへ出てシャボン玉をしました。今日のブームは、園庭に向かって飛ばすこと。「あっちまでいった」と喜びながらみんなで吹いていました。
ベランダから咲いたばかりの白い花を発見した〇くん。「きれいだねー」と言って教えてくれました。いろんなところに春があらわれています。
シャボン玉遊びに満足した子どもから室内へ。巧技台や平均台に登って体を動かしました。登る順番は、競い合うような姿が以前より減り、順番に登ることがなんとなくわかってきたようにも感じます。春本番に向けて、子どもたちの成長も感じます。
(s.m)


◆ ●くんの好きなもの (新たんぽぽ/ふじ)

最近、お世話遊びの好きな〇ちゃん。朝からお人形をおんぶして歩き回っています。おやつを食べ終わると、私がおんぶひもを片づけようとしていたのをすかさず見つけ、おんぶひもを要求。△くんと二人で、赤ちゃんのお人形を持って来て、おんぶしろと差し出してきます。おんぶをしてあげると、さらにお人形とスカーフを持ってきて差し出します。スカーフを使って、なんとか抱っこしてあげると満足げ。背中とお腹に二人も赤ちゃんを背負って、大忙しのちびっこママです。
朝の集まりでは、最近絵本好きの●くんがお気に入りだという「そらまめくんのベッド」の大型絵本を読みました。●くんに「そらまめくんのベッド見ようか?」と声をかけると、「うん!」と言って、いそいそとお部屋に置いてある普通サイズの絵本を持ってきて、椅子に座りました。私が大きい絵本を読み始めると、同時に絵本を開き、ページをめくっていきます。ほとんどの文を覚えてしまっているようで、特にお気に入りのセリフは、ちゃんと場面に合わせて私よりも先に言ってくれます。絵本を読み終わって、最後に●くんのお父さんの自転車のカゴに鳥の巣ができていたという話をみんなにも話しました。一人の子の「これが好き。」の気持ちをみんなで共有していくことで、友達と一緒に楽しむこと、興味が広がっていくことにつながっていくのかなと思います。
雨が降る前に園庭に出よう!と出てはみたものの、残念ながら雨が降ってきてしまいました。1階の廊下で大好きな車に乗ろうと誘うと、嫌がる子はおらず、みんなうれしそうに玄関に集まってきました。先に集まった子たちと、後から来る子の名まえを「□ちゃーん!」「※ちゃーん!」と呼びました。呼ぶ方も呼ばれる方も嬉しそう。これから一年過ごしていく新しいたんぽぽぐみのメンバーへの仲間意識、遊びや生活の中で少しずつ育っていき、一緒に過ごす時間がより楽しくなるといいなあと思います。
(T.M)


◆ 名言(新うみぐるーぷ)

今日は室内遊びと園庭遊びを行いました。
朝の集まりでは、新ひまわり組の男女が嬉しそうに子ども達の前に立ち「ディズニーの数え歌」「アンパン食パン」を行ってくれました。いざ前に立つと小声になり周囲の子ども達にフォローしてもらう姿が見られ、子ども達の助け合いを感じました。
その後は室内の片付けと絵本やラキューを増やしてみました。
絵本ゾーンでは絵本を並べていくだけで絵本を読む子どもが増えました。
それまでのセッティングの段階でも絵本を大きさ別に分けてくれたりお手伝いをしてくれました。本当に図書館みたいだね!と嬉しそうです。
数冊新品の絵本も提供し、いつの間にか絵本を読む子ども達でいっぱいとなりました。
ラキューは量も増えて新品を大切に使おうという意識が見られました。
片付けを一生懸命行う男の子がおり「見つけたらそのまんまにしない!」「落としたらひろう!」「人任せにしない!」と名言を言いながらくるくる動いておりました。
園庭にも少しだけ出る事が出来鬼ごっこゾーン遊びを行いました。
鬼ごっこしようという二人の男の子がいます。
どちらが鬼なのか分からない鬼ごっこですが、今はそれが楽しいようです。
今何を楽しんでいるのか?子ども達の姿の中にある興味を見つけていきたいと思います。
k☆y


◆ 色んな気持ち (新にじグループ)

移行が始まり3週間が経過しました。
どの学年の子もそれぞれ様々な思いを抱えて過ごしていると思います。
年長児は、初めて集団の中で年下の存在が出来る事に、嬉しさと共に「まだ大きくなりたくない」という複雑な気持ちも抱いているようです。何度かこの言葉が聞かれるようになりました。
年中児は『一番お兄さん・お姉さん』になる事を喜ぶ半面、「まだひまわり組さんいるから、ぼくたち1番大きくないよね」と確認する姿も。
きく・たんぽぽ組は大きな集団の中で初めて過ごす事になり、新しい環境を楽しむ様子と戸惑いとが同時に見て取れます。
変化に戸惑うのは大人も同じで、子どもの方が柔軟性や適応性が優れていると感じる事もありますが、子どもたちなりに精一杯過ごしているのだと改めて感じました。
でも子どもたちは楽しい事を発見する天才でもあります。
新しい環境の中で、好きなもの、楽しいもの、興味あるものに対して自ら働きかけ、夢中で取り組む姿もしっかり見られます。
その好きなものを見つけられているか、好きな事にじっくり取り組める環境であるか、何より安全基地になれているか・・・
私たち保育士はそこをしっかり考えていきたいと思います。
今日は室内・園庭と元気に遊び、室内では大きな模造紙を使い、自由画をしました。
3学年が入り混じり、思いおもいにクレパスを動かす子どもたち。
「一緒にお絵かきするの初めてだね」と、笑いながら声をかけ合う姿に、気持ちがほっこりしました。
O・Y


◆ 思いやりのこころ(新そらグループ)

あっという間に今日で新体制に入って3週目が終わろうとしています。新もも組の子どもたちの名前を覚えられるようになったり、同じ空間で遊ぶことに慣れてきたりしている様子が伺えるようになってきました。
新体制に入ったばかりの頃はブロック、おままごと、机上あそび、絵本などゾーンごとに分かれている保育室を周りながら色んな遊びをやってみる新もも組の子どもたちでしたが、最近は好きな遊びへめがける姿が見られたり、お気に入りの遊びや場所がそれぞれにあるように感じられたりします。
今日は室内と園庭に分かれて遊びました。相変わらず新ゆり組の子どもたちは鬼ごっこをすることが大好きで、今日も皆で誘いあいながら氷鬼をしていました。始めは笑顔で遊んでいたものの、ルールの行き違いで○ちゃんと△ちゃんが喧嘩を始めました。
大きな声でお互い思いをぶつけあったり、泣いたりしている様子を遠くから見守っていると、まず始めに新もも組の児が近くに来て二人の顔を順番に眺めてその場を去っていきました。
次に新ゆり組の男児たちが離れた場所で「どうしたんだろうね?」「喧嘩しているみたい。そっとしておいてあげよう。」と話していました。
その後に、ひまわり組の女児たちが二人の側へ駆け寄り、「どうしたの?」と気持ちを聞こうとしていました。結局、○ちゃんと△ちゃんは「こっち来ないで!私たちで話するんだから!」と言ってなんとか二人で解決をしようとしていました。
一緒に遊びたい思いはありながらもお互いの思いがすれ違い「だいっきらい。」と言う○ちゃん。「じゃあもう一緒に遊ぶ意味ないじゃん。」という△ちゃん。一緒に遊べなくなって悲しくなる○ちゃん…。最終的には保育士が間に入りましたが、泣きながらも自分たちの思いを最後までぶつけあえることが出来るようになったことに成長を感じました。
二人の喧嘩に気付いて気にかけたり寄り添おうとする周りの子どもたちの優しさにも感心しました。(k.y)


◆ いよいよ明日は… (ひまわり)

いよいよ、卒園式が明日に迫りました。
今日は、子どもたちと卒園式の最終確認を行うとともに「現在の心境」「明日、どのような気持ちで臨みたいか」を聞いてみました。
「昨日は、緊張したけど、今はあまり緊張しない」
「いっぱい練習したから大丈夫」
「明日、可愛い服着るんだ!楽しみ」
今までは、期待半分、不安半分…そして、卒園式が近づくにつれ緊張感や不安も増してきた子どもたちでしたが、今日は、不安の声が少なくとても落ち着いている様子でした。
今日までたくさんの練習を行ってきましたが、一つひとつの経験が自信につながっていったのだなとたくましく感じます。
「明日、どのような気持ちで臨みたいか…」の方では、自分自身のことだけではなく「みんなで心一つにして素敵な卒園式にしたい」「みんなで力合わせてかっこいいところ見せたい」など、「みんなで…」という声が多く聞こえてきました。
皆で心一つに…。
今のひまわりぐみだからこそ自然と出てきた気持ちなのだなと感じさせられます。
明日は、卒園式…。
子どもたちは、期待や緊張…様々な気持ちで臨むと思いますが、一人ひとりの気持ちを大切に温かく見守っていきたいと思います。
(T.N)
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