◆3月12日(月)の子どもたち
2018年03月12日 月曜日
◆友だちと一緒を満喫中(つぼみ)

保育者と数人の子どもたちで手遊びをしていると、次々と集まり保育者の歌声に乗せて一緒に歌ってくれる子が一段と増えました。
振りも覚えていて楽しんで行ってくれます。
また、絵本への関心も強くなってきたので、長めのお話を読んでみました。
「大きなかぶ」の話をじっと見つめ、楽しんでいると〇くんが△くんの前に座り、絵本の登場人物のように縦に並んでいる気分を味わっているのか、〇くんは、楽しそうです。
他の子は、カブを抜く際の掛け声「うんとこしょどっこいしょ」と言うセリフに合わせ保育者と一緒に身体を動かすなど、お話の世界を思い思いに楽しんでくれています。
その後は、久々に園庭に出て遊びました。
春のような過ごしやすい天気で足取りも軽く園庭に出ていきます。
まだ準備中の様子に気付いた□くんに「砂場の玩具が乗っているワゴンを取りに行こうか」と言ってみるとしまってある倉庫に向かって歩き始めました。
保育者が出していると一緒に引っ張ってくれます。
今までは、このようなお手伝いをしてくれることがなく関心がないかと思っていましたが、やらなくてもみんなの姿をしっかり見ていてくれたようでその姿に驚きました。
砂場前の定位置に置くと、とても嬉しそうにお気に入りのシャベルを持ち、やり遂げた達成感でいっぱいな様子で遊び始めました。
他の子たちも思い思いに遊びますが、気づくと同じ場所に集まり遊び始めます。
誰かが歩けばその後ろからついて歩き、そのまた後ろに誰かが付いて行き、反応を見て楽しむ姿もあり、友だちの存在が一段と深まっていることが感じられます。
一緒に過ごしてきた友だちは、特別な存在になり始めたようです。
引き続き、子どもたち同士の関わりを見守っていきたいと思います。
(N.Y)


◆恐竜を探せ!Part2 (きく/ふじ)

月曜の朝、ちょっと不安げに登園してきた子も数人いましたが、朝のおやつを食べるころには、すっかり元気。いつもの笑顔が見えます。
おやつのあと、ブロックを取り出した◎くん。得意の長くつなげた車を作り始めました。慣れた様子で、それぞれのパーツに合った大きさのブロックを探し出し、はめていきます。す。左右対称にしたり、バランスよく、しかもあまり考えずにパッパッと作りあげていく姿には、感心してしまいます。私にはできないなあと思いながら尊敬のまなざしで見ています。男の子に得意な子が多いように思います。面白いです。
園庭に出る階段を下りていくと、白モクレンの木に白い大きなつぼみがたくさん。今年高校生になる卒園生が卒園記念に植えてくれた木です。その大きなつぼみに思わず子どもからも「きれい~。」「かわいい~。」の声が出ました。登降園の際に、ぜひお子様とご覧ください。
整備を終えリニューアルしたトランポリンで、ボヨンボヨンと飛び跳ねたり、築山を登り降りしていると、△ちゃんがやってきて「恐竜の卵探す~。」と。恐竜探しの密かなブームはまだ続いていました。朝の集まりでも、恐竜の紙芝居を読んだので、思い出したのかもしれません。△ちゃんは、前回の恐竜探しではお豆さんのような立場で、後ろをついてきていた子。前々回、お豆さんだった◇くんは前回探検隊長になり、前回お豆さんだった△ちゃんが今日は探検隊長。ちょっとずつ遊びがつながって、子どもたちの間で伝染していくのが面白いです。
それじゃあ探しに行きましょう!と園庭を歩きます。前々回、前回も見つけた大きな卵(大門の横にある大きめの岩です)のところに行き、「たまご~!」と発見した○ちゃん。ふといなくなったと思ったら、シャベルを持ってきて、コンコンと叩いては卵を割ろうとしています(これも前回にやったことです。)
保育士「やっぱり割れないねえ。」△ちゃん「恐竜さん、中でおもちゃで遊んでるの。」
今回は、寝ているのではなく、中で遊んでいるようです。そのあとも、卵をなでたりしていた○ちゃん。お友だちが来ると、「※ちゃん!恐竜の卵だよ!」と一生懸命伝えていました。今度は、公園に恐竜の卵を探しに行ってみたいなあと思います。
(T.M)


◆ごっこ遊び(ふじ/たんぽぽ)

今日は、室内と園庭にて遊びました。朝の時間保育士がお部屋に入るとそれに気づいた△くんが、笑顔で「おはよう」と挨拶してくれました。いつの間にか自分から積極的に保育士やお友達に挨拶をしてくれ声をかけてくれる子ども達。いつも嬉しい気持ちになります。
また朝の時間室内では、様々な遊びを楽しむ子ども達。洗濯ばさみを自分の髪やズボンの上に沢山つけてオシャレをして遊んだり、おままごとで遊んだりと朝から忙しそうにしていました。また何人かの子がおそろいで、ざるを頭にかぶり楽しそうに盛り上がる姿がありました。
何をして遊んでいるのか気になり近くに行ってみると、その中の一人の子〇くんが「火事です!火事です!避難してください!」と言いざる(防災頭巾)を頭に乗せていました。〇くんの声を聴いた他の子達も反応して「火事だ!逃げなくちゃ」と言い避難する子ども達。セリフを交えながら避難訓練ごっこを楽しむ子ども達。
しばらくすると〇くんが、自分の手を握りそれをマイクに見立て「火事はおさまりました。」と言いそれを聞いた子は頭にかぶっているざるを取って一安心。普段から月に一度行っている避難訓練を覚えていてそれを実際に遊びの中に取り入れる子ども達の発想は本当に素晴らしいです。
演技がとっても上手な子ども達。見ているこちらまで楽しい気持ちになりました。この調子で本番でも頑張ってほしいと思いました。室内でたくさん遊んだ後は、園庭に行きそれぞれが思い思いに遊びを楽しみました。(T.S)


◆子ども同士の関係性(新にじグループ)

新しい環境に慣れ、少しずつ距離の縮まりが感じられる子どもたち。
朝の集まりでは、以前行った「きく・たんぽぽ組のお友だちの名前が言えるかな」を再度聞いてみました。
元気に名前を告げるもも・ゆり組。きく・たんぽぽ組の子たちも、自分の名前をお兄さん・お姉さんたちに覚えて貰い、嬉しそうな表情を見せます。
前回は名前を言えない場面もありましたが、今回は全員の名前を教えてくれました。
室内遊びでは思いおもいに好きな遊びを楽しみますが、そこでも3学年入り混じって遊ぶ場面も見られます。
また、同じ場所で同じ玩具で遊びながらもそれぞれが自分の遊びに熱中している事も多いのですが、お互いをチラッと横目で見ながら距離を測っている様子もあります。
ぶつかる事も増えてきました。
もも組の子たちの電車遊びが気になり、触ろうとした所、線路が壊れてしまったり、
使っている玩具や絵本を手に取ってしまったり、その度に「かえして」「ぼくの線路を壊した」という泣き声が響く事も。
きく・たんぽぽ組の子は取りあげたり壊した意識はなく、きょとんとした表情で固まっています。
このような場面は1日に何度か繰り広げられており、1番小さかったもも組の子たちも、自分たちより小さな子たちとの関わり方を学んでいる最中で、泣いたり怒ったり我慢したり譲ってあげたりとと、多くの感情を日々経験しています。
関わりの中でお互いの気持ちや距離感を学んでおり、今後もぶつかったり遊びを共有する事で育まれていく子どもたちの関係性を見守っていきたいと思います。
O・Y

◆春よ来い (新そらグループ)

きく・たんぽぽ組と一緒に移行の期間を過ごして3週間目にはいりました。
それぞれのグループにグループらしい風というか、空気というかそのグループらしい個性があることを感じます。
そらグループには、発想力ととことんやり遂げる。という感想をもちました。
今日は女の子を中心に工作が盛り上がりました。
広告をくるくる丸めて棒を作るのですが、できるだけ細くしたいようです。
最初が肝心。指先を緊張させて細く細く・・・思わず唇にも力が入りぎゅっとおちょぼ口になっています。
丸めた後も油断することなく糊をつけて完成です。
するとすぐに鋏を借りに来て、すずらんテープを決めていた色を決めていた長さで切ってセロテープではりつけました。
すずらんテープは細く何本にも裂きます。しゃらしゃらとした飾りが完成しました。
その棒を園庭に持って行き、駆けると、しゃらしゃらと風にたなびいて春を感じました。
それを見ていたきく・たんぽぽ組の女の子たちも細くはないけど、くるくる紙を丸めて棒をつくり、糊でくっつけて飾りもつけました。
飾りはお花やハートの形の切紙です。 みんな大事にしまいました。
男の子の様子もみていると、一枚の広告に心が惹かれたようです。
のぞいてみると、電車の路線図でした。どうするのかな?とさらにみていると、お友達と頭を寄せ合いながらじっくり見て、そしてやっぱりくるくる丸めました。
ピアノの音が聞こえて、そろそろ朝の会が始まる・・・という時も子どもたちの様子はまちまちで、急いでいる子もいればそうでもない様子の子もいます。
そうでもない子の様子を見ていると、それなりにちゃんと事情がありました。
自分の中の物語があって、最後まで完結させてからちゃんと片付けをして朝の会に参加しました。
素敵な発想力、とことんやり遂げる姿、これは頼もしいとおもいました。
週が明けて今日は月曜日、先週まではトイレに行くのも「一緒にいこう。」とひとりでは行けない様子でしたが、今日はもうそんな言葉は聞こえません、というか保育者のそばを離れない子はもういません。
自分たちでしっかりそらグループの中で自分の居場所を見つけ、前に進んでいます。
春はもうそこまできています。(N・S)


◆お楽しみ(ひまわり)

いよいよ今週末に卒園式となりました。
子ども達は嬉しそうな表情と緊張した表情が混合していました。
朝の集まりでは、先週の活動の振り返りをすると子ども達が「セリフ覚えたよ!」と口々に言いだし「にわのきのめもふくらんで・・・」とセリフを合唱しだしました。
衣装は用意した?と聞くと「借りるんだ!かわいいやつ!」「○ちゃんの借りる!」と卒園時から借りる児や、「買ったんだ~」とその服の紹介をしてくれる児もおりました。
期待は膨らむばかりでその後の練習も真剣に、時にふざけつつ行いました。
長時間の練習も慣れたもので、式の流れの把握も大人顔負けです。
練習後は、陶芸の色塗りに来賓用のプログラム作成(卒園式)等盛りだくさん・・・。
「園庭は?」「○G行ける?」と聞いてきます。
今日は園庭でご飯食べよう!そのあとたくさん遊ぼう!
頑張った後のお楽しみを日々しっかり用意できればと感じます。
k☆y

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