元気な声が聞こえる
2018年02月26日 月曜日
今日も子どもたちの元気な声が近くに聞こえます。今日から年長さんたちが1階ホ-ルでの園生活が始まりました。事務所との距離は5メートル。
3月末までの1か月を年長さんが一緒になって送ります。話して、作って、歌って、踊って、走って、和になって楽しんでいきます。
ちょうど、昨日まで冬季オリンピックが行われていました。監督やコーチは、選手が持っている力を出し切れるように技術的、戦略的、精神的アドバイスをする姿を見せてくれていました。その中で私が心に留めたのは、悩みや心配事はあっても今このときに集中しよう!悩みや心配事は一時、別な場所に置いておこうというアドバイスが選手にされていました。全力を出し切るためには「悩みや心配事はブレーキになる」からです。
まして私たちは、悩みや心配事があると仕事や勉強も手に付かなくなります。遊んでいても楽しくありません。悩みや心配事はない方がいいのだけれどとつい思ってしまいます。
育子園では、子どもたちが笑顔で体全身を使って、思いっきり友達と遊んでいます。子どもたちの心に不安や心配事がないからです。どうしてなのでしょうか?それは、一緒に遊べる、一緒に学べる、一緒に入れることの楽しさや温かさを感じているからなのだと思います。そのことを保育者が大切にしてきたからです。
今日の年長さんのお昼は、園庭も昼食場所になっていました。ふだん通りの給食だけども元気な子どもたちは、楽しそうにピクニック気分で食事を楽しんでいました。友達とつながることの楽しさ、安心をしっかり身に付けていました。
仏教では、菩薩の行として六波羅蜜が教えられています。その中で最初に説かれているのが布施です。これは、布施をすることの大切さが教えられています。布施をすることは『私』が人とつながることです。損得なしにつながることです。人は人とつながっていると感じているときに安心を得られるからです。布施ができること自体が人として幸せを感じられるときです。
子どもたちは、「つながることの楽しさ」を心と体で身に付けています。これも、子どもたち一人ひとりを大事にして保育に携わってきた保護者はじめ、保育者の皆さんのおかげだと思わせていただきました。 副園長 田中
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