◆2月15日(木)の子どもたち
2018年02月15日 木曜日
◆初めての涅槃会に参加しました。(つぼみ)

今日は、涅槃会です。
みんなで集まる式に参加する回数も重ねてきたので、ホールで何かがあるかなという気持ちが生まれてきたようです。
「さあ行こうか」と保育者がホールに行くように誘ってみると歩いてどんどん先に進んできます。
少し前は、歩いている子の中にハイハイで先に進む姿もありましたが、今日は、目をキラキラさせて歩いてくる姿に成長を感じます。
ホールでは、年長さんが行う奉献する姿にも熱い視線を送っていました。
その子たちは、手を合わせてじっと見つめ、奉献しているかのように気分を味わっているかのようです。
奉献曲が心地よくまったりした気持ちの中で、集中して見ていたり、気になる姿を伝えたくて指を指して伝えてくれます。
献花は、園庭遊び後に交代に行い、始めて登る舞台に不思議そうにしていました。
式後は、園庭に出てあそびました。
砂場の玩具のカートを保育者が出しているとその姿に気付いた子が集まり、一緒に押してくれました。その姿を見つけた子が集まり、みんなで動かしてくれました。
あそびながらも周りの動きを見て、集まってきます。
みんなで一緒を満喫していました。
砂場でも、奥の築山や固定車でも好きな所へ行き、心地良さそうにじっくり遊び込んでいました。
しかし…空腹には、勝てなかったのか「ご飯食べようか」の誘いを聞いてくれた子どもたち。
給食時には、至福な笑みを見せ食べていました。
心地よいことがよくわかっている子どもたち。
みんなの笑顔は、み仏さまのようにに穏やかでした。
今後も心地よい空間を作っていきたいと思います。
(N.Y)

◆それぞれのスタイル (ふじ)

日々、自分達で遊びを見つけ、工夫している子どもたち。おままごとコーナーにあるスカートや上着を自分なりに身に着けるのが、流行りです。今日も、朝のおやつが終わり、お部屋に入ると、おままごとコーナーに行き、スカートと袖なしの上着を着てきた◎くん。それを見た仲良しの〇ちゃんもスカート、上着を身に着け、二人でバッグに野菜などを詰め込み、持ち歩いています。
スカートをケープのように首に被り、赤ちゃんをそこに引っ掛けるのも、女子たちの流行りです。「先生、これやってー。」と赤ちゃんを持ってきて、スカートに入れてあげると、満足そうに去っていきます。
ミッキー体操もそれぞれのスタイルで。なんでも斜め掛けにするのが好きな△ちゃんは、朝イチはスカートを斜めに被っていましたが、今度はマジックテープでつないだ細長い布をたすきのように斜めにかけ、ノリノリで踊っています。
体操が終わり、朝の集まりをしようと声をかけている時、□ちゃんが、スカートを履きリュックを背中ではなくお尻のあたりに無理やり背負って、さらに頭に細長い布を被り・・・というスタイルで私の前を横切りました。それぞれオリジナルのスタイルがオシャレ過ぎます。この時期ならではの無邪気な姿が本当に可愛らしいです。
さて、集まりのあとは、ホールでの仏教行事「涅槃会(ねはんえ)」に参加しました。涅槃会は、お釈迦さま(みほとけさま)のお亡くなりになった日。子どもたちに話すと、まだ意味はよくわからないながらも聞いていました。ホールでは、年長さんによる奉献を見たり、ひとり一本ずつお花をお供えしたりもしました。式の間、隣に座った年長さんとこしょこしょと触れ合ったり、好きなお友だちに抱き着く姿がありました。※ちゃんは、隣に座った☆ちゃんに優しく笑いかけたり、守るようにずっと肩を抱いていました。お釈迦様の願いは、今ここに生きている子どもたちの中に常にあると思えるような小さな温かい姿でした。
(T.M)


◆み仏さまは・・・?(きく)

今日は涅槃会(お釈迦様の亡くなられた日)の集まりに参加しました。
ホールには、大きな絵が飾られていていたのですが、それはお釈迦様が亡くなられて横になっているもの。
その絵を見た子どもたちの反応は、「み仏様は寝てるの?」「なんで寝てるの?」とまだ亡くなったという言葉を理解できていないようでした。
そこで、保育士が「起きてって言っても、み仏様は寝たままで、起きないんだよ。」と話すと、「じゃあ、おなかトントンすれば起きるかな??」「大きい声で起きてって言ってみようか??」「ご飯は食べるの??」とかわいい発想をたくさん聞かせてくれました。
集まりの最後には、みんなで献花をさせてもらいました。
ひとりひとりに花を渡していく際に、「み仏様は、みんなのために色々なことを考えて、応援してくれているからありがとうと、もも組になってもがんばるよって言えるといいな」と話すと、ほとんどの子が真剣な表情で献花をし、合掌しながらみ仏様の絵を眺めていました。
きっと、みんなの気持ちは届いたはず!!
ホールから戻る際にも、「み仏様はいつになったら起きるかな??」と気にする子どもたち。
「う~ん。もう、起きないんだよね~。」と話してみましたが、子どもたちの中には【?】がいっぱいのようでした。
先にも書いたように、まだ【亡くなる】ということを理解するには難しい年齢ではあるかもしれませんが、園長先生の話にあった「お胸に手を当ててドキドキを感じて」ということを通して、命の大事さなどを少しでも感じられるような関わりを、私たちがしていきたいと思いました。(E.Y)


◆背筋を伸ばして(たんぽぽ)

今日は、涅槃会(ねはんえ)に参加しました。「時計の長い針が上になったら始まるよ」と伝えておきました。そのせいか、トイレなど支度もスムーズです。朝の会でも保育士の話をしっかりと聞いています。時間通りにホールに行くことが出来ました。
幼児組になる準備が少しずつ整っています。
ねはんえと聞いても意味を理解することはなかなか難しいのですが、ホールのいつもと違う雰囲気に何かを感じた様子の子ども達。自然と背筋を伸ばして座っています。年長児の奉献も静かにじっと見つめています。
前に飾られた絵を見つめ、質問してきます。
「みんなが仲良く楽しくすごせるように・・・」なんとなく肌で感じてくれたのではないかなと思っています。
最後には、ひとり1本ずつ献花をしました。絵をじっと見つめる〇ちゃん。友だちと花の向きを揃えようと、隣の児をよく見ている△ちゃん。みんなしっかりとお花をあげることが出来ました。
天気が良かったので、園庭にも行きたくさん遊んできました。たくさん外で遊べるように、
普段よりも10分遅く給食のキューピーの音楽を鳴らしてみました。
それでも、音楽がなるときちんとお片付け、サッと部屋に戻り、着替えうがいを済ませる子ども達。いつもと変わらない時間に食べ始めることが出来ました。
自分でできることがたくさん増え、保育士が手助けする部分が減っているなと感じる今日この頃です。
給食前、脱いだズボンをきれいにたたんでしまっていた袋の中身を見せてみました。脱いだままひっくり返ったズボンをそのまま入れていた袋の中身もみんなに見てもらいました。「あれれれれ~」と子ども達。
少しずつ意識していけるよう関わっていきたいと思います。(M.C)


◆槃会 (うみグループ)

今日は涅槃会がありました。
昨日まで懇談会が続き、頑張ってきた子ども達。年長児は奉献の練習も取り組んでいました。
涅槃会という日は、み仏さまがお亡くなりになった日ということも朝の集まりで奉献児が教えてくれました。
ホールには、み仏さまが横になって眠ったように亡くなる姿と、悲しむ動物たちの絵が飾られていました。それを見たもも組の〇くんは、「どうしてしんじゃったのに、立っているみ仏さまもいるの?」「動物はしんじゃったから、がっかりしてるんだ」と、様々なことを感じとり、考えながら参加していました。
年長児の奉献や献灯は、とても立派な姿でした。
最後に涅槃会の紙芝居を見て、なんとなく意味を理解しながら、仏教行事ならではの空気が子ども達の中に静かに流れていました。
今日はとても温かく、園庭遊びではどろんこ遊びを楽しむ姿が久しぶりに見られました。
水を砂場に運び、水や泥に触れた手も真っ赤にならず、長時間遊ぶことができ満足した様子でした。
懇談会、涅槃会の二つの行事が終わり、たくさん頑張った子ども達。
一つひとつの行事が過ぎていくたびに、成長を感じました。この仲間と過ごす時間はもうわずかですが、残りの時間は思い切り好きな遊びや好きなお友達と楽しんで思い出を作ってもらいたいなと思います。(B・K)

◆涅槃会 (にじグループ)

今日は涅槃会に参加しました。
子どもたちに涅槃会とはどんな日かを聞いてみると、年長児から「みほとけさまが亡くなった日」という答えが返ってきました。しっかり理解している所がさすがです。
懇談会の劇に頑張って取り組んだ子どもたち。年長児は奉献の練習も並行していました。
そして迎えた涅槃会の式典では、年長組の奉献をじっと見つめ、「あ、◎ちゃんだ。頑張って」とつぶやく年中・年少児の声も聞こえます。
年長児も、みんなが見ている事を意識していたようで、こうして年長児の姿を見る事で自然と継承されていく関係性が見て取れました。
また、奉献を終えた☆くんから、「どうして亡くなったの?かなしくなってきちゃった」とつぶやく声が聞こえました。
その声に応えるように「いつもぼくたちを守ってくれるみ仏さまだから、かなしいよね」
という声も・・・
「ねえ、み仏さまどうしたの?」と不思議そうに話していた年少児も、献花では「お花あげてきたの」「そっとお花置いたよ」と口々に話し、それぞれが感じるままに気持ちを込めていた事が分かりました。
こうして式典は終了しました。
保護者の皆さまには懇談会に引き続き、様々なご協力頂き感謝申し上げます。
これまで子どもたちは多くの事を頑張ってきました。
その成長を目の当たりにし、嬉しさと共にさびしい気持ちも込み上げてくるなど、残り少なくなった日々に思いを馳せてしまいます。
子どもたちにとって園生活が幸せな毎日であるよう、これからも大切に丁寧に関わっていきたいと強く思います。
O・Y


◆涅槃会(そらグループ)

今日は、涅槃会に参加しました。
子供達に涅槃会の話をすると「またー?」と。
紙芝居を読もうとすると「またそれ?」と言っていましたので、実習生に読んでもらうことにしました。
子供達の前で初めて読むという、実習生はたどたどしさと、難しい内容に時折止まってしまう姿があり初々しい姿だなと子供達と一緒に見ていました。
途中に、「沙羅双樹」という言葉が出て来て、しゃらそうじゅ?しゃらしょうじゅ?さらそうず?と中々言えないシーンがありました。
すると、三歳児の●君が「沙羅双樹が難しいみたいね…」とそれはそれは大きなつぶやきをして一気に緊張が解けていた実習生でした。
実習生は、「保育園の先生になる為に勉強しに来ました」と皆んなの前で発表してくれました。
子供達に大きくなった保育園の先生になる人?と聞くと5人ほどおりました。
全てもも組の子供達で、男女混じっていました。
年長児は、先にホールに向かい、ペンライトを飾る献灯の練習を行いました。
朝早くの登園等、連日お忙しい中ご都合つけて頂いた保護者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。先日の懇談会もありがとうございました。温かな会となった事、改めて保護者の皆様のお力添えの元で保育者として子供達と関われたことに感謝申し上げます。
保育園生活の最後の一年間に、私達は何が出来たか、また残りの一ヶ月をどう過ごしていくかを改めて実感しています。
1日1日を感謝してどんな出来事も楽しい経験となれるような関わりと環境の用意をしていきたいと思います。
涅槃会に参加した子供達は年長児代表の奉献の儀、年長児による献灯、最後に献花をしました。
私この色嫌だという子供もおりましたが、順番に渡している事と●ちゃんが渡す花ならどんな色でも喜ぶんじゃないかな?等の言葉を伝えると不満そうな顔をしながらも、周りの子供達を見て我慢していました。
この時の、周囲の子供達を見る行動はとても大切で切り替えにも繋がることもありますし、冷静にはなれずとも一度多方面からの刺激を受ける事で自分の考えを改められる事にも繋がることがあります。
人は一人では生きていけない事や支え合いの事がよく言われますが、皆んな我慢しているから我慢出来る、皆んな頑張ってるから僕も頑張るといったように言葉は分からずとも意味は分からずとも自然とワンフォーオールオールフォーワンの大切さに気付けるきっかけを見守っていければと思います。
会の後は室内とベランダに分かれて遊びました。
園庭に行く時間が短かったので、午後に早めに出ることにしています。
k★y
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