◆2月13日の子どもたち
2018年02月13日 火曜日
◆どんな時も側には、友だちが…(つぼみ)

体調不良の子たちも元気になり、また元気なつぼみ組で今週も始まりました。
玩具で遊んでいても友だちが使っている玩具が欲しくなるとさっととってしまうこともありますが、「貸して」とジェスチャーや声や言葉で今できる方法で相手に伝えようとすることが盛んに見られます。
保育者が入り、両者の気持ちを言葉にして、関わることが大半ですが、子どもたちなりに思いを伝えようという気持ちが育っているようです。
また、誰かが泣いていると側によって来ては頭をなでてくれたり、顔を覗き込み、心配そうにしていたりと友達への優しい気持ちがあちらこちらで見られるようになりました。
保育者が「〇くんは?」「△ちゃんは?」クラスの子どもの名前を聞くと探して指を指し、教えてくれる子も増えました。
友だちや保育者とのやり取りが楽しめているようです。
室内で一遊びした後に園庭に出ると砂場に集まり一緒にあそび始めました。
リニューアルした砂場は、大人気で黙々とあそんでいる子の隣には、その姿を見た子が同じようにあそび始め一緒にあそぶ時間を楽しんでいるようでした。
気付くとみんなが同じ場所で過ごしてはいますが、探検して離れてしまっても目でみんなの姿を感じると先に進み、探検に満足すると戻ってきます。
世界を広げている時も仲間の存在があるようです。
日々たくさんの刺激を受け積極的に関わる子どもたち。
次は、どんな関わりを見せてくれるか楽しみです。
(N.Y)


◆36歳の野望 (ふじ)

連休をお出かけしたり、ゆっくり過ごしたり、楽しんだ子どもたち。
元気いっぱい登園してきました。
身体測定をしてから園庭に出てあそびました。
目視でも大きくなったな~と感じる子どもたち。身長も体重もそれぞれ大きくなっていました。
園庭に出ると最近1人、2人と出来るようになりチャレンジャーが増えている太鼓橋へ今日も何人かチャレンジしていました。
その中でも「よし、うぅ~ん」とがんばっている〇くんの話をします。
「う~ん、よいしょ」と声を出しながら登ろうと力を出している〇くん。
上には登れた〇ちゃんと見守る保育者がいて〇くんも『登りたい』とさらに力をふりしぼります。
なかなか思うように登れず時には「ねぇ~おしりおさえて」とお友だちに声を掛けたりします。
近くにいた子も手を貸そうとしたり側にいますが、遊具は自分の力で登れてこその達成感。
子ども同士や(やりとりは大切にしつつ)大人でも手を貸してしまうのは簡単ですが、登れた時の達成感は自分の力で登れてこそ味わいも深いもの。もちろん自分の力でしっかり体を支え、登れる力がそなわっていれば怪我をするリスクも少なくそれだけ体や心も成長していくはずです。
手を貸したい気持ちを我慢しつつ、〇くんの気持ちに共感しながら応援します。
〇くんも「〇くんできる!」「36さいだからできる!」とがんばっていました。
太鼓橋の近くで見ていた保育者たちは顔を見合わせ、そっと「え?〇くんいま36歳って言ってなかった??」上で見ていた保育者も「言ってた。真剣な表情で。。。」と周りは『?』でした。
真剣な表情で上に登ろうとする『36さい』の〇くん。
しんばらく頑張っていましたがだんだん心も体も疲れてきた〇くんは弱音が出てきます。
「できないよ~」と何度もつぶやく〇くん。それでも登ろうとあきらめません。
お友だちに手伝ってもらおうとしたり、端に足をかけようとしてなんとか、
なんとか上まで登りつめようとする野望が垣間見えます。
そんな姿に応援の声にも力が入ります。
「ここまで登れてるよ。さっきより登れたね。もう少し」と声をかけますが。
そのもう少しが登れません。
「のぼれないよ~」「できないよ~~」と泣きべそをかきながらとうとう手を離した〇くん。
くやしい気持ち、でもここまでは登れた事実、それでもやっぱりくやしい~そんな気持ちを一緒に味わいました。
「またやってみようね」「〇くんも、もう少し大きくなったら登れるかもね」と声を掛けました。
「〇くん何歳だっけ?」
「36さい」
うん。もう少し大きくなったら登れるかな?!年齢はかんけいない。いくつになってもチャレンジする気持ちが大切だと〇くんの姿を見て感じました。
その後、〇くんは気持ちを切り替えて砂場でパンケーキを作ってみんなにごちそうしていました。登れないくやしさがあっての達成感、喜び、自信。。その気持ちを共に感じれる、登れる時を楽しみに見守っていきたいと思います。
チャレンジする気持ちに失敗も成功もない。年齢も関係ない。と学びました。
t*s


◆あ~ぶくたった~にえたった~(きく)

きくぐみの一部の子どもたちとくり返し遊んできたわらべうた等の遊びを今日はきくぐみ全員でやってみようと企んでみました。朝の集まりで「みんなであぶくたったをやりたいなーって思っているんだけどどうかな?」と提案してみると、やった事のある子どもたちは『やるー!』と大賛成。まだ経験したことの無かった子どもたちは『しらないなぁ』と言いつつも椅子をしまってやる気になっていますので早速みんなで移動して開始することにしてみました。
始める前にオバケ役と驚かされる子ども役を決める為に「男の子はこっちのピンクのマットの上に来てね。女の子はこの緑のマットの上に集まってね」と男の子チーム・女の子チームに分かれるよう伝えてみました。子どもたちは『わーい』と楽しそうに分かれ始めますが、どうみても男女混ざっています。「みんなよく聞いてね」と先ほどと同じように伝えてみましたが『え?こっちだよね?』『ねぇ先生、ぼくはどっち?』『◎ちゃんはあっちだよね?』と子どもたちはちょっとしたパニックになっています。その中でも、しっかり理解している子もいて『△ちゃんはね・・・□くんはね・・・』と教えてあげている姿もあります。でも、子どもたちは一生懸命考えながらもなんだか楽しくなってきてしまっているようでちょっとしたアトラクションの様な騒ぎになっていました。そこでちょっと伝え方を変えてみました。
男の子をお兄さんに、女の子をお姉さんと言い換えて伝えてみるとあら不思議。ほとんどの子がちゃんと分かれられる事ができていました。そのスムーズさにびっくりです。男の子・女の子の違いも少しずつ伝えて行こうと思うと同時に、お兄さん・お姉さんというこの認識の面白さに思わず笑ってしまいました。
やっとのことでスタートです。この時期になると手を繋ぐのも丸くなるのも上手になってきました。「あ~ぶくたった~煮え立った~煮えたかどうだか食べてみよう」初めての子もやった事のある子も保育士の行動をよく見て真似しながら自分のものにしていっています。『むしゃむしゃむしゃ』は大興奮で友だちの頭を食べています。
オバケ『トントントン』
子ども『なんの音?』
オバケ『風の音』
子ども『あーよかった』
動きも付けてセリフも言います。二回目は役を入れ替えて、三回目は好きな役を選んで行い、回を重ねる毎に子どもたちの表情や行動も自信に満ち溢れていていたのが印象的でした。音に関しては王道の風の音・雨の音に加え、バイクの音・車の音とオリジナリティを出す子もいる程です。
少人数から始まった遊びも、気づけば全員で遊べてしまうようになったんだとこの成長がとても嬉しいものです。ルールのある遊びをみんなで楽しむ経験をもっとしていきたいと感じました。
K・E


◆自分を信じて・・・できる。(たんぽぽ)

5人もお休みで、週明けだというのに静かな始まりです。
出席を取り、だれがいないか確認しました。
すぐに5人、だれがいないかを教えてくれて、朝の自由遊びの時から〇〇ちゃんいないと思っていたんだと思いました。
お天気は晴れ、どこで遊びたい?といつものように投げかけてもいつものような嬉々とした表情はありません。
んー、どうしようかな?という様子です。
考えがある子はハイって手を挙げてください。といってみました。
ピンとまっすぐ手を挙げる□くん。 名前を呼ぶと堂々と「廊下。」と意見を発表してくれました。
それに続いて次々と手を挙げて意見があります、と意思表示、当てられてそれぞれが自分の言葉で「廊下。」と意見を発表してくれました。
満票一致で今日は廊下で遊びます、ということになりました。
いつものように巧技台にはしごを渡したものやロフト、マット。
大人の目からはいつものあれね・・・という環境です。
でも、遊びの天才たちは今日も試行錯誤とあれこれ面白いことをはじめました。
いつもははしごを一段ずつ上って巧技台に辿り着くルートを、はしごの部分をショートカットしていきなり巧技台アタック、山頂アタックという感じです。
脚の長さ、お尻の重みets・・・アタックできるかしら?
様子を見守っていました。もちろん精いっぱい応援しながらです。
何度アタックしてもちょっと難しそうですが本人の目が「できる。できる。できる。」と燃えていることにはっと思いました。
そうね、できる。できる。できる。
私も彼女を信じてできると声援を送りました。
出来ました。 やったー。できた。上れた。すごいねー。
そうそう、彼女は最近太鼓橋もクリアして自信がみなぎっているまっただ中だったのです。
自分を信じて・・・できる。
まるでオリンピックの選手みたいにかっこいい姿にほれぼれしてしまいました。
お休みのお友達は多いけど、出席しいるたんぽぽ組は全力で遊んでいます。
その後は「なべなべそーこぬけー」をやったり、水分補給のためのアルミのコップを取りに行ってくれたり、それぞれがしっかりたのしみました。
今日も給食のおひつはからっぽです。(N・S)


◆楽しみだな(うみグループ)

今日はゆり組懇談会の日。
朝から発表あるのでドキドキしているかと様子をみていると「今日発表が終わったらママと帰れるんだ」とウキウキしている様子でした。発表よりもお母さんやお父さんと早く帰れることが嬉しいゆり組さんたちです。明日はひまわり組が懇談会なので「練習する」とまだ自分たちができていない所があるのに気づき、練習をして、回数を重ねていくうちにセリフに気持ちがこもり、見ている方もより楽しくみれました。
園庭に出るとクラスを超えて一緒に遊ぶ姿があり、きく組の〇ちゃんがゆり組の△くんと一緒に手をつないで園庭を歩いていたり、ベンチの所ではつぼみ組の◇ちゃんと一緒にもも組の☆くんが砂遊びをしたりと「何したい」「あっちに行きたいの」など年上の子が年下の子に聞いてあげたりして、譲りあっている姿が多く見られ、本当の兄弟ではないけれど、兄弟のように信頼しあっていることがこちらからもみてわかるほどでした。
異年齢間の関係を大切にしていきながら、これからも子どもたちを見守っていきたいと思いました。
(K.H)


◆おむすびころりん(にじグループ)

今日は朝の集まりでゆり組の懇談会、劇の発表があることを子どもたちと確認すると、男の子たちが「オッス」と気合いを入れて返事をしていました。
集まりの後に、もも・ひまわり組の子どもたちに見守られながら、最後の練習をしました。
今日はお母さんたちが観に来るからとやる気は十分です。
最後まで楽しく劇あそびに取り組めたことはとても良かったと感じます。
本番はどんな姿が見られるか…練習の姿とは違うことだけ承知いただき、観ていただけたら幸いです。
ゆり組のあとは、ひまわり組も劇の練習を行いました。
今日は一度みんなで心を合わせてから練習しました。
いよいよ明日の発表なので、子どもたちもドキドキ、ワクワクしているようです。
がんばってきた姿を褒めていただけたらと思います。
その後は、園庭に行きました。
ゆり・ひまわり組関係なく、氷鬼で遊ぶのが最近のブームです。
先にゆり組が園庭に出て、氷鬼をしようと鬼決めをしていると、ひまわり組の◎くんが満面の笑みで駆け寄って来ました。
どうしたのか聞くと、みんなが鬼決めをしている様子を見て、「あ、氷鬼してる」「いっしょにやりたい」と思って来たそうです。
異年齢の絆もより深まっていることを感じた瞬間でした。
給食を食べた後の、絵本を読んでいる時間。
絵本ゾーンから「おむすびころりんすっとんとん」と声が聞こえてきました。
ひまわり組の子がゆり組の子と一緒にやっていました。
「もっとこうじゃない」と教えているように見えました。
微笑ましい姿でした。
(H.K)


◆今日はゆり組本番(そらグループ)

先週は、お忙しい中(もも組の)懇談会にお集まり頂きましてありがとうございました。
保護者の方々に見守られる中、初めての発表も行いました。
今日は、ゆり組のオペレッタ、明日はひまわり組の劇の発表の為子どもたちは緊張したりわくわくしたりしている様子です。朝の集まりの時間、順番に発表しあいました。
体調不良でお休みしていた児も久しぶりの練習に励んでいました。お客さんとして観ていた子どもたちは今までの様子をしっかり観て来たからこそお話の流れ、声の大きさ、セリフ、
踊りの振付など記憶しています。こうするのだよと教えたい気持ちが募りますが、今日は本番の為、心の中で応援しながら見守りました。
ゆり組の男児は、もう後は発表するのみと給食後は午睡をしたりお友だちといつも通り遊んだりしていました。一方女児はというと…。衣装の手直しをしたり髪型を気にしたり。最後の最後まで一番かわいくなれるよう試行錯誤していました。
今までの成果をこの発表で披露できたらと思います。(K.Y)


Posted in 園のこだわり