◆2月2日（金）の子どもたち « 佼成育子園［こうせいいくじえん］

2018年02月02日金曜日

◆まめまき（つぼみ）

　午前中はまだ雪がたくさん降って園庭の土の上や丸太小屋の屋根の上を真白く染めにかかっていました。子ども達はお部屋の中で元気にあそんでいました。保育者が土台だけ作ったブロックに子ども達が集まり、どんどんブロックをくつけていきます。どんどん高くなって自分たちの背丈よりも高くなったブロックのビルに子ども達も大喜び笑顔になって保育者が褒めてあげると両手を叩いてさらに喜んでいました。　そして明日は節分です。明日が土曜日なので今日は１日早いのですが節分の豆まきをしました。ホールでは全園児で園長が代表で豆を撒くのを見学しました。幼児組のお兄さんお姉さんの元気よい「ふくはうち」「おにはそと」との掛け声を小さな角を頭に付けてかわいい小鬼さんになったつぼみ組の子どもたちも真剣に見て聞いていました。その後はプロジェクターで節分の昔話を見ました。泣くこともなくよく見ていましたが、つぼみさんには少し長いお話だったの早めに部屋にもどってきました。　部屋にもどるとお部屋で豆まきの準備をしました。新聞紙を丸めた豆で豆まき、鬼が来るまで豆まきの練習をしていました。鬼が段々近づいてきます。太鼓の音も賑やかに鬼に扮した年長ひまわり組の登場です。大人から見ればみんなかわいい子鬼ですがつぼみから見たら大きな鬼です。怖がって泣くかなと思ったのですが、キョトンとしてただただ鬼を見たり新聞紙の豆を投げたりと怖がらずに豆まきができました。　年長の鬼さんもあまり怖がらせないように工夫してくれたのだと思います。流石、年長児、心優しい鬼さんたちです。つぼみ組の子ども達には節分の豆まきのステキな思い出ができたでしょう。ひまわ組の子どもたちありがとうございました。　その後は時間があったのでお部屋の中でのんびりとあそびました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｙ.ｎ

◆鬼に負けずに豆まきしました（ふじ）

豆まきの前に、ももとろうの絵本を見て、鬼ってこんな感じを知りました。

２，３日前から保育室に大きな鬼を作り、新聞紙で作った大きな豆を鬼に向かって投げる練習をしてきました。廊下からも怖いオニが来ても豆が投げられるようにと頑張ってきました。当時を迎える前にひと泣きして、もう終わったと思っている子も居ましたが、残念ながら今日が本番です。

　制作した鬼の角を付けると、何人かの女の子は帽子でもつけたかのようにピースしてポーズをとって、私可愛いをアピールしていました。でも鬼なんですが・・・。　ホールに行くといつもと違う雰囲気を感じ、なんとなく保育士の膝に座ったり近くに座っていました。

園長の豆まきに興味津々、マスの中をのぞきに行く子も居ました。鬼の映画も怖い話ではなかったからか、最後までよく見ていました。　お部屋では、前もって作った鬼と記念写真を取り、絵本を見ていた時にどこからか大太鼓の音がドンドンドン・・・と聞こえ、一瞬時がとまりましたが、まだ何も起こらなかったので、ホッとしたやさき、ドンドンドンが近くでしたかと思ったら、お兄さんたちの兄がドド・・・と入ってきて、止まる子、保育士に抱き着く子といました。

新聞紙の豆を投げるように声かけても動く子は居ず、保育士が思わず投げまくるのを見て子どもたちもやり始めました。豆を渡すと、鬼に向かって投げる子もおり、練習のかいがありました。豆まきらしいものができました。鬼が去って「やった～」と叫んでいたのは保育士だけでしたが、子どもたちも豆まきをした思い出は残ったと思います。　

そのあとは、廊下で車に乗って気分転回しました。ちょっと鬼を忘れるために、動きました。　まだ楽しかったまではいきませんが、節分会はしっかり参加できました。楽しく参加できるようになる日も来るのでしょうか、楽しみにしています。　Ｍ・Ｋ

◆園オニ退治できたみたい（きく）

育子園では、一日早い節分をしました。ホールに全園児が集まっての集会があったので、自分で作ったお面（クラスではお福ちゃんと呼んでいます）をかぶって参加しました。園長の話も、節分を題材にした映画も静かに参加できた子どもたち。保育室に戻ってからは、どんな鬼を退治するかを話し合い、実際に豆まきもしました。オニ役は年長児でした。顔が隠れるほどの大きなお面にびっくりしていたようで、立ち尽くしていたのですが、保育士の掛け声で元気に「オニは～外～」と豆まきをスタート！年長さんが帰っていくときに顔が見えたようで、「お兄さんたちだったよ！！」と安心した表情を見せていました。オニ退治の話はその後も続き、「怖かったね」とつぶやく子もいた中、〇ちゃんが「〇もオニ、やっつけたんだ！」と嬉しそうに話してくれました。〇ちゃんは野菜が苦手で、給食の際も「いっぱい」というものの、いざ食べ始めると「いらない」となってしまうことが多かったのですが、今日は「オニがまた来たら困るね」とほんの少量にした野菜を自分から食べて、空になったお皿を見せてくれました。「お野菜イヤイヤオニをやっつけたから食べられたのかな？？」と聞くと「うん！！」と嬉しそうに返事をし、おかわりをもらいに行くほど。「おなかがいっぱいで、もうオニは入れない」と布団に来てから言っていた〇ちゃん。これがきっかけとなり、少しずつでも野菜が食べられるようになったら良いなと思います。まだまだ節分＝おに＝怖いというイメージが強いようで、今日も怖くて泣いてしまう子もいましたが、ほとんどの子が泣かずに頑張りました。テレビなどの影響もあるかもしれませんが、私たち大人が子どもたちに【オニは怖い】という印象を与えすぎてしまっているのかもしれません。オニは悪いモノの代名詞ではありますが、震え上がるほどの怖い印象にならないよう、また、こうして豆まきで退治できるという良い印象も残せるようにしていきたいと思います。（Ｅ．Ｙ）

◆お福ちゃんをかぶって・・・（たんぽぽ）

今日は、朝から雪です。「傘差して、お外に行こうよ」と☆くんは、前回楽しかった雪遊びを思い出していたようです。「たくさん雪になるといいなぁ」と呟いていました。育子園では、今日は節分会でした。朝から、それぞれ手作りのお福ちゃんのお面をかぶって遊んでいる子ども達。なんだか、いつもと様子の違う雰囲気を察している〇くんはずっと「こわい。やだなぁ。」とベソをかいています。ホールに行くのも、気分が乗りません。なんとか、ホールには行き、式にも参加しました。ほかの子どもたちは、園長の豆まきに元気に「ふくは～うち。おには～そと」と叫んだり、節分のＤＶＤを見たり。一番前に並んだ数名は、幼児組の真似をしてお山座りで上手に座っています。少しずつ、幼児組に近づいているように感じました。部屋に戻ってきても、落ち着かない〇くん。得意なはずのパズルもなかなか終わりません。そこに、ドンドンドン・・という太鼓の合図と共に、年長児のかわいらしい、かっこいい鬼が入ってきました。固まる〇くんに、豆の入ったお皿を渡すと必死の顔で投げつけていました。鬼たちが部屋を出て行って一言。「〇、がんばった」本当に、泣かずによく頑張りました。その後は、いつも通りパズルもスイスイ終わらせる〇くんでした。少しは、自信になったでしょうか。年長児の鬼たちは、サラッと入りスッと出て行ってしまったおかげで、どの児も大号泣することもなく、豆まきをすることが出来ました。「立春になり、季節が変わっていくこと。そして、心の中の悪い部分（鬼）をやっつける」という部分までは理解できていないと思いますが、「豆をまいて鬼を追い出す」という経験をそれぞれできてよかったなと思っています。「もう、鬼はこないよね？」と確認してくる児もいましたが、節分＝怖いものという感覚はなかったようです。手作りのかわいらしいお福ちゃんおかげでしょうか。ぜひ、お家での豆まきの際もかぶらせてあげてください。（Ｍ．Ｃ）

◆節分会（うみグループ）

今日は育子園の節分の日でした。「僕はおしゃべり鬼」「私は泣き虫鬼」と対峙する鬼もそれぞれ決まってるようで、こちらが聞くよりも先に子ども達が話していたことに驚きました。「おには外～福は内～」の歌も完璧に覚えて元気よく歌ってくれました。ホールでは園長先生と一緒に豆まきをし、節分の昔話を見ました。そのお話の中では、「鬼は内！」と言ったおじいさんの家に「鬼は外」と皆から追い出された鬼が訪ねてきて、おじいさんに感謝するという物語でした。怖いだけの印象だった鬼もこの物語から「やさしい鬼もいるんだね」「いいお話だった」と子ども達は話していました。部屋に戻ると、自分で作った升に豆を入れて、鬼が向かってくる準備をして待っていました。うみグループには、にじグループの年長さんが鬼となってきてくれました。わかっていても、やはり怖いもので、泣きながら豆を投げたり、「がんばってー！！」と声をかけ合いながら必死で豆をなげている年中児の姿もありました。鬼が去った後は「全然怖くなかった」「鬼は～うち！」と言う児もいました。「今日は節分だから、もう一回きてくれるかも」というと「やっぱりいい！」「呼んじゃダメ」と怖がる姿は可愛らしく微笑んでしまいました。年長児はホールで鬼を対峙し、大泣きしながら帰ってくる児もたくさんいました。そんな年長児の姿をみて、興味深々になりながらもドキドキしている様子で「もう鬼は外したから、こないよね？」と聞いてくる児もいました。少しドキドキの半日でしたが、豆まきの後はどこかスッキリした清々しい表情で楽しくみんなで給食の時間となりました。子ども達と節分会ができたことに感謝し、新しく始まる年に希望をもってスタートすることができるなと感じました。（B・k）

◆鬼退治（にじグループ）

明日がお休みなので、今日は節分会をしました。朝の集まりでは、節分の話をし、子どもたちに心の中にどんな鬼がいるか、聞いていきました。「おこりんぼ鬼」「泣き虫鬼」「チビブロックで戦う鬼（チビブロックを巡って喧嘩をすること）」「わがまま鬼」いろいろな鬼が出てきました。そんな鬼たちを、豆まきをして退治しようと意気込みました。ホールでは、園長から節分のお話を聞いたり、豆まきの歌を歌いました。園長が代表で育子園の豆まきをすると、子どもたちも大きな声で「福は内、鬼は外」と言っていました。節分の物語を観たあとは、お部屋で豆まきの準備です。自分で作った升に豆を入れていきます。「いいにおい」と豆に触れていました。太鼓の音が鳴り、鬼の登場。太鼓の音と、たくさんのひまわり組の鬼たちに、驚いた様子の子どもたち。必死に豆をまいていました。ずっと座って豆をまかないでいた子もいました。恐かったようです。でも、泣いた子はいませんでした。去年、号泣していたもも組の子どもたちも、一年経つと、泣いていなかったり、「こわくなかったよ」と言えるほどになっていることに成長を感じました。鬼が去ったあとは、みんなで豆のお掃除です。きれいに拾っていました。そんなとき、ホールでは、年長児のために大人の鬼がやってきました。一生懸命、豆をまき、戦っていました。鬼が逃げていくと、安心したのか泣き出す子が何人かいました。保育士が受けとめ、お部屋に戻りました。それぞれに自分の心の中の鬼を退治できたでしょうか。これからの子どもたちの様子を見守っていきたいと思います。（H.K）

◆節分（そらグループ）

今日は節分会がホールにて行われました。立春を迎える季節の変わり目に鬼を追い払うこと、また福の神が入るよう豆まきをするということを園長が話してくれました。その後は園長が代表で豆まきをしました。新たな節目を健康に幸せに過ごせるように心を込めて「鬼は外」「福は内」と元気の良い掛け声で応援しました。その後もも、ゆり組の子ども達は保育室で豆まきを行いました。ひまわり組は鬼役になって事務室、つぼみ組、ふじ組を回りました。回る前に、「見つからないようにこっそり近づこう」「小さいからあんまり怖がらせたらかわいそう。近くまで近づくだけにしよう。」「最後はやられたって言って去っていこう。」など子ども達で作戦会議をして臨みました。この日に向けて作ったお面を被った子どもたち。いつもは豆をまく立場だったのが、驚かす立場に変わりドキドキ楽しみな気持ちが伝わってきます。始めは気持ちも興奮気味でしたが、部屋を回るにつれてだんだんと鬼役が上手になっていっていました。豆に見たてたボールがひまわり組の児に当たっても動じることなくその場に立っていたり、最後はやっつけられた様子を上手に表現したりすることが出来ていました。最後はホールにて豆まきを行いました。保育士が鬼役になって現れると、驚いた子ども達は必死に逃げたり泣いたりしていましたが、自分たちが持っていた豆を一生懸命投げて追い払うことができました。今日は雪が降ってものすごく寒い一日で締めくくりますが、また明日から新たな気持ちで皆が元気に過ごせるよう一緒に過ごしていきたいと思います。(K.Y)

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佼成育子園［こうせいいくじえん］－東京都杉並区

◆2月2日（金）の子どもたち