◆2月1日(木)の子どもたち
2018年02月01日 木曜日
◆子どもの目線(つぼみ)

今日も園庭に出ました。外に行けると分かると、準備の途中で窓にぺったりくっついて外を眺め足はジタバタ・・。ジャンパーを着るのを忘れてしまうほど外への楽しみに心躍っているようでした。
ベンチに座り、机でスコップやカップを使っておままごとを楽しんでいると、あちこちから集まってきてプチパーティーが始まりました。カチカチ・・音が鳴るのが心地良いのか、自分の分だけでなく、隣のお友だちが使っているカップもトントンと叩いてみたり。それをイヤイヤとするわけでもなく、『音が鳴ったね』とでも気持ちを共有しているかのように微笑みあっている場面も見られ、とても楽しそうでした。
そしてその後ろでしゃがみこむ〇くんの姿がありました。何を見ているのかと思うと、細くて枝分かれしている木の隙間から見える猿の石像を見ていました。木を揺すってみても木は動きません。木の隙間からグッと手を伸ばすとあと少しのところで届きません。その距離がもどかしく「ううー!」とどうにか近づこうとします。
そしてもう一度木を揺すりますが、結果は同じ・・。諦めて別のところに行こうとしたので、「こっちこっち」と後ろを指差し声をかけると「あ・・!」と気付いたのか、お猿さんの頭をなでて大満足。ニコッと笑って次の楽しい場所へと向かっていきました。
いつも何気なく見えているもの、触れたことのあるものでしたが、角度が違うと見え方も違って、いかに目の前に広がる世界に夢中になっているのかが分かりました。
回り込めば触れるのに・・と大人ならすぐに思いますが、同じ場所・同じ目線に立ってみると、木は普段見ているものより大きく見え、その先が見えるからこそ手を伸ばしたくなる・・そんな〇くんの気持ちが分かった気がしました。
いろんな視点から見ること、そして普段気にしないことに目を向けることは、改めて面白いなと感じました。
可愛い必死な姿から、また子どもの見てる世界を知れた気がしました。
S.S


◆一緒に遊ぶ (ふじ)

ふじぐみの子どもたちの中でも、様々な個性、様々な発達があり、それぞれが影響し合って賑やかなふじぐみになっています。友達との関わり合いでも、様々な発達が見られます。園庭では、女の子同士、会話のキャッチボールをしながら一緒に遊ぶ姿があります。「〇ちゃん、これ(太鼓橋)できるのー?」「うん、できるよ。」「すごいねー。△ちゃんはできないの。」なんてやりとりも。
ログハウスでは、カウンターに砂を盛った器を置いて、せっせと混ぜる子たちが数人。一見、一緒に遊んでいるようですが、特に会話のやりとりがあるわけではありません。でも、同じように混ぜてみたり、砂をサラサラとかけてみたりと、本人たちはお互いに隣の子を意識しながら遊んでいます。隣にいるのが心地よいかのように、無言で黙々。時々横を見て、砂をかけてあげたり。。このような姿は、お部屋でも園庭でもよく見られます。
子どもたちは一緒に遊んでいるつもりのようです。でも、まだ一人でやっていることが多いです。このような関わりをたくさんしながら、言葉の発達も加わり、次第に会話のやりとりを交えての“一緒に遊ぶ”になっていくのだと感じます。今の時期、今の子どものそれぞれの姿を見守っていきたいと日々思います。
明日は節分。昨日の午後から広場に鬼が出現しています。午睡も広場でしているのですが、給食後、子どもたちはいつも違う感じでそろそろとお布団の上にやってきました。目線の先には、鬼。保育士が即席で作った怖くない鬼ですが、やはりちょっと気になるようです。
朝の集まりでも、ももたろうのお話を読んでから、鬼の話をしました。「鬼、怖い人~?」と聞くと、昨日怖がっていた◎ちゃんは手を挙げません。「◎ちゃん、怖くないの?」と聞くと、無言でニヤッ。複雑な思いが渦巻いているようです。明日の豆まきは、年長さんの鬼がやってきて、新聞紙で作った豆でやっつける予定です。今のところ、練習ではなかなか頼もしい姿が見られますが、明日はどうなるでしょうか。。子どもたちの反応を楽しみにしたいと思います。
(T.M)


◆かき屋さんだよ(きく)

今日は、お山のトンネルに雪が残っているところで、☆くん・◇くん・〇くん・□くんの4人が、固い雪をシャベルなどで、雪を取り除こうとしていました。子どもたちは「雪かき屋さんだよ」とお話ししながら、雪に触ったりしていたところを、幼児組の♪くんが「手伝おうか」と言いながら、手伝ってくれました。子どもたち、楽しみながら会話をしていました。
☆くん:「雪かき屋さん、忙しいね」
〇くん:「うん、でも頑張ろうね」
□くん:「僕はどこやればいいの」
◇くん:「じゃあ・・・ここやって」
□くん:「わかりましたー。がんばりまーす」
〇くん:「雪固いね」
☆くん:「ほんとだ、☆の所もとれないや」
(困っていると・・・・)
♪くん:「僕がやってあげようか」
〇くん:「ありがとう。ここが固い雪だよ」
◇くん:「ありがとう」
♪くん:「固いね。でも、僕できるよ」
☆くん:「すごーい」
(♪くんは嬉しそうな表情になる)
♪くん:「ここも手伝ってあげるね」
◇くん:「ありがとう」
出来ないところは、年長さんの♪くんが補いながら、お兄さんのかっこいい背中をみながら、楽しみました。
困っている様子を見た♪くんが声をかけてくれたことによって、きく組の子どもたちはみんな嬉しそうな表情をしていました。そして、♪くんに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えながら、みんなで雪かき屋さんをしていました。♪くんが固い雪を取り除いてる様子を見て、どのようにシャベルは応用して使ったら良いか、学ぶ場にもなりました。
園庭からお部屋に戻る際にも、子どもたちは「お兄さんかっこよかったね」と話しをしていました。子どもたちは、幼児組のお兄さんの背中から、「どんなお兄さんになろうか」考えるきっかけの一つとなりました。また、♪くんが「手伝おうか」と声をかけてくれたことにより、☆くんの雪かきをしているところに〇くんが来て、「☆くん、手伝ってあげようか」と声をかけている様子も見ることができました。
幼児組の背中から学ぶことの多さにも改めて大切であると感じました。世代間の交流を大切にしながら、これからも子どもたちと「優しさ」を共有していきたいと感じました。(K・K)

◆ふれあい(たんぽぽ)

今日から2月です。
朝から子どもたちは友達と一緒に楽しく遊んでいました。友だちと一緒に手をつないで、笑いあう子どもたちの姿には「楽しい」があふれ出ているようでした。廊下でも保育士や友達と手をつないで「ぎっこんばったん」とやってみたり、「な~べな~べそ~こぬけ~」とやってみたりしていました。
園庭に出るとつぼみの子を見つけ「こんにちは~」と声を掛ける〇くんの姿も見られたり、いつもは一人で遊んでいる□くんが、いつの間にかお兄さんたちに混ざり手をつないでいる姿も見られました。
いろんな場面でいろんな関わり・触れ合いがあり、たんぽぽの子達が自分たちで関わろうとしていることにも心が温かくなりました。
まだまだたくさんの出会いや発見があると思うので、たくさんのふれあいを大切にして行けたらなと思います。
(K.E)


◆皆でおどろう (うみグループ)

今日は、室内遊び、園庭遊びを行いました。
お部屋では、各ゾーンごとの遊びや明日の節分会に向けての制作、懇談会に向けての取り組み。
園庭では、鬼ごっこや鉄棒、氷を使った遊びなどが自発的に行われていました。
懇談会に向けての取り組みでは、劇や踊りの振り付けを自主的に覚えようとする子が多くいました。
「せんせい!音楽流して!踊りたいから」
数人の子が始めると、たくさんの子が集まってきます。
最終的には、ファミリースポーツデイで行った遊戯練習の時のように、自然と「披露する人」「観る人」というような形。また、クラス関係なく皆で一つの演技を行うといった子どもたちの世界が広がっていました。
「ここ、モリモリってやったら面白いね」「あっ○○ちゃんじょうず」
振り付けの確認も皆で行っていましたが、強い絆で結ばれた…仲間思いの子どもたちだからこそ、自然とこのような形になっていったのだと感じさせられます。
年中の○○ちゃんと△△ちゃん。
「もっとやりたーい」と、長時間、満足するまで踊り続けていました。友だちの振り付けまで覚え得意げです。
「懇談会に向けて」と、子どもたちの期待や意欲も高まってきています。
これからも、子ども一人ひとりの気持ちを大切に進めていけたらと思います。
(T.N)


◆意欲を高め合う仲間 (にじグループ)

今日は懇談会に向けた劇の取り組みをしました。
学年事に発表し、それぞれの劇を見せ合います。どんな姿を見てもらいたいか確認すると、「かっこいいところ」「がんばるところ」「おおきな声で話すところ」と口々に答えていました。
まずはゆり組のオペレッタ『おむすびころりん』です。
衣装を身に着け気合い十分です。ずっと休んでいた子もいますが、「次が出番だよ」」と子どもたちが声をかけるなどフォローし合う場面も見られ、笑顔で演じていました。
休んでいた子の中には、「今日はお客さんになる」と言い、観客側を選んだ子もいます。
劇をじっと見つめ、終了後は「次は出る」と話していました。
続いてもも組です。
『コッケモーモー』の劇を、こちらも意欲満々で演じます。
恥ずかしがり屋の○くんは、思わずロッカーの中に隠れましたが、これまでずっと「ぶたさんの役やるんだ」と話していました。
「一緒に出ようか」と声かけすると、保育者の手を握り、恥ずかしそうな笑みを浮かべみんなの前へ。意欲はあるけど、恥ずかしい気持ちや緊張が上回ってしまう子もいます。
その気持ちを大事に受け止め、安心感を大切に取り組んでいきたいと思います。
全体を通し、まだ流れを覚えてない所もありますが、小さいながらもみんな一生懸命取り組む姿に大きな成長を感じました。
最後はひまわり組の『赤ずきん』です。
これまで話し合ってきた、声の大きさや、出番まで遊ばないで待てるか、表現方法等、確認しながら演じる事に。
子どもたち自身が「お客さんに背中を向けないで」「みんなで動いたら何してるか分からないよ」等、声をかけながら演じる姿も見られました。
終了後は「踊りが上手だった」「かっこよかった」「もう1回みたい」といった声がそれぞれから聞かれ、その言葉にお互い励まされ、意欲の高まりへと繋がっているように感じます。
それぞれが演じる事や観てもらう事を楽しみに取り組んでいる劇ですが、今後も子どもたちの意欲・自主性を大切にしていきたいと思います。
O・Y


◆切実(そらぐるーぷ)

表現遊びが発展しました。
大きな集団の中で取り組んでいたごっこ遊びが今では年齢別の集団での取り組みでもしっかり楽しめています。
一番変化が見られたのは年長児の姿です。
だからこそ、それを見ている年中児、年少児の姿も変わりました。
先日の帰りの集まりで、年長児がランチルームをすべて使用し「うらしまたろう」の劇を披露してくれました。
(壁画を広げたりと本番さながらの環境設定でした)
観客席もある舞台風に環境をセッティングした為、間接照明だけで雰囲気作りを行いました。
その為、室内が暗かったのです。
不思議と子供達も静かになっていきます。光の影響は本当にすごいなと感じます。
哲学の時間など、ろうそくの光だけで話し合ったりもするように、何か大切な時は、落ち着いてゆっくり話をする時など照明を落として行く事で保育者のこっちを見て!話を聞いて!などの声かけが不必要で大切な事だけを伝えられたりもします。(ごく稀に短時間で行ったりもします)
そんな環境下での年長児の劇。
たどたどしさもある中、以前披露したものよりクオリティが高まっていました。
それも場の空気感、普段の生活の中で行うものとの環境の違いが大きくあります。
また、どんな姿を披露したいかという事を自分達で決める話し合いもおこないました。(これが一番のやる気へのきっかけとなります)
初めて、クラスのみんなに披露した時はそれはもう恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった様子で、セリフもうろ覚えのまま少しおちゃらけた様子で、お客さん役の年少児・年中児もお笑いを見ているかのような反応でした。
しかし、今回は皆見入っていたのです。
今までの過程を想像していけばその言葉だけで沢山の発見が見つけられると思います。
年長児・年中児・年少児の姿がどのように変わったか。(聞く姿勢・演じる姿勢・興味・関心・期待等)
年長児の披露の後、年中児のオペレッタの披露でした。予定には無い事でしたが、次は僕たちでしょう⁈もちろんでしょ⁈と保育者を覗き込むように見つめるのです。普段はそんな事は無いのに…。
年中児の環境をセッティングし、準備の様子も見てもらっていました。
今度は年長児と年少児がお客さん役です。
年中児は七人と普段の半分の人数…。
子ども集団でも、リードする子ども達とついていこうとする子ども達と、引っ張ってもらう子ども達など様々です。
大人も社会でもそうです。
ちょうどその時はリードする子どもの人数が少なかったので、もちろん足りない役も補充して行わなければなりませんし、複数でやっていたものを一人でやらなければならないプレッシャーもある中、それぞれ一人一役で演じていました。
皆に見てもらったのは初めてでしたが、堂々としており大きな拍手をもらって大満足のようでした。
年少児の発表は、時間も長くなったので今日は無いです。と伝えると何で?っとブーイングがありました。
皆の前で披露する事もそうですが、全員で通しの練習をした事もない為、今回は延期にしようとすると意外な反応がありました。
年少児も行いたいと言う事でしたが、観客はゼロでした。
それでも良いと言う子供達。
それを近くで聞いていた子供達数名がいました。
その子供達が「僕がお客さんやってあげる」「私がやってあげるよ!」と募ってくれました。
年少児は、お客さんがいる事に安心と喜びの表情を浮かべていました。
初めての通しと披露は、楽しさよりも緊張が勝っていたように感じます。
やりたいといった時にやれる環境を提供できるよう今後も関わっていきたいと思います。
今日も朝の時間に行いました。
子供達は昨日よりも今日を楽しんでいるようです。
このまま、表現遊びが楽しいと感じられるよう関わっていけたらと思います。
室内にて〜
1、
「先生何歳?私毎日誕生日だったら良いな〜!」
え、どうして?
「毎日大きくなれるじゃん!」
どうして大きくなりたいの?
「え〜・・・言えない・・・。」
教えてよ〜!
「・・・アイス屋さんになりたいの・・・照」
2、
朝ゴキブリ出たんだって?
「うん!なんか怖かった〜」
先生も怖いよ・・・。
「僕もゴキブリ見た事ある〜」
え、いつ?
「ハロウィン〜!」
ハロウィン?
「ハロウィンで何かの箱開けたらゴキブリ出てきた!!」
・・・・(笑)本当にやだね・・・。
「うちも出るよゴキブリ!網戸の外とか中も!」
え?!どうするの?
「パパ本当に嫌いだから〜ママがやっつけるの!シュ〜!って」
ママなんだ・・・!(笑)
「え?私のママも新聞紙でバンバンやってるよ!」
ママって強いね・・・!
3、
鬼やっつける練習しなきゃね〜。
「人間の鬼?本物の鬼?」
え〜。本物・・・。
「人間の鬼にしてくれないかな〜。」
切実・・・。(笑)
「鬼早くこないかな〜!!」
なんで⁈
「え〜‼︎だって早くきて、早く家に帰ってほしいじゃん‼︎」
切実・・・。(笑)
ひっそりと近づく密かなイベントこそ節分。
密かにドキドキしているようです。
k★y

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