◆1月5日(金)の子どもたち
2018年01月05日 金曜日
◆ 指先にシールを(つぼみ)

今日は昨日とは違いどんよりとした曇り空にとても寒々とした園庭。園庭に出ようと準備を進めていましたがあまりの寒さに室内であそぶことにしました。子ども達も隣のふじ組の境の白い扉を開けてあげると嬉しそうにあそびに行きました。
この白い扉は、上半分は透明になっていて隣のクラスが見えるようになっていますが、子ども達からの目線は白です。なぜか人気があるようで今日もよくくっついていました。扉を背にしてよかかったりバンバンとたたいてみたり、開けようと押してみたりとなんだか気になる隣のお部屋と繋がった白い扉です。
最初は絵本の周りにいた子ども達も白い扉に寄りかかっている子の真似をしてニコニコとしていました。何となく安心もできる頼りがいのある寄りかかれる壁でもあります。つかまり立ちをしだしたころもよくお世話になった白い壁、自然とお気に入りになっているようです。
子ども達があそんでいる間につぼみのランチルームにシール貼り遊びの準備をしました。興味を持った子や保育者の呼びかけに集まった子でシール遊びをスタートしました。貼っていくといってもなかな難しく、つまんだシールを紙に貼っていくにも小さなシールは自分の手にくっついてしまいます。指先から離したと思ってもまた違う指先に付いてきます。根気よく貼っていく真剣な様子がとてもかわいかったです。
また自分の服や顔などに偶然着いたのを面白がってまた服や顔にシールを貼ってあそんでいる子もいました。〇くんは友だちの服から落ちてきたシールに興味を持って拾いましたがシールが指先にくっついてなかなかはがれません。
保育者と一緒に服や鏡に貼ってみると鏡に貼ったのがとても楽しかったようでもう一枚見つけてきたシールを鏡に貼り付けにきました。何度も貼ったりはがしたりで粘着力もなくなってきて部分的にしか付きません。着いたと持ったらヒラヒラと落ちていくシールでしたが、何度も拾ってチャレンジしていました。最後は保育者も少し手伝って一緒に貼ることに成功しました。とても満足そうな顔をしてまた気になるあそびへと向かっていきました。y.n


◆ きく、たんぽぽぐみに向かって(ふじ)

新年二日目。昨日よりもだいぶ出席人数が増え、ふじぐみにも賑やかさが戻ってきました。お休みをたっぷり満喫したのか、顔に少し疲れが見られる子がいたり、ちょっと眠そうな子もいます。今日は、外の気温も低いこともあり、のんびりと過ごすことにしました。
ミッキー体操が終わると、自然と絵本コーナーに集まる子どもたちですが、今日はマットが半分にたたんであり、ふと見ると、その半分にしたマットの上にきれいに並んで、ぎゅうぎゅうと座っている姿があり、思わず笑ってしまいます。「あ~なたのおなまえは?」と一人ずつお名前を聞いていきました。いつも呼ばれている愛称で応える子、まだ自分では言えない子、フルネームで応える子など様々ですが、みんな自分の名前が呼ばれるのを今か今かと待っています。保育士まで名前を聞いて、最後は今日保育士体験をしてくださる〇くんのお父さんにも名前を聞きました。
「今日は、おにいさんおねえさんのお部屋きくたんぽぽに、遊びに行こう~!」と声をかけると、目がキラキラ。さっさとお片付けをすませてドアに集まり、「もーいいかい?」と言っています。「お魚さん(鮭)がお兄さんになったから、見て行こうか。」と言うと、鮭の水槽を覗き込んで、活発に動き回るようになった鮭を見て喜んでいました。
もうだいぶ慣れてきたきくたんぽぽのお部屋に入ると、すぐに遊び始める子どもたち。ふじぐみでもパズルをよくしている△ちゃんは、きくのお部屋でもパズル。前回、動物のフィギュアで遊んでいた□くんは、さっそくたくさん動物を抱えてご機嫌です。きくぐみさんがサンタさんにもらったというトミカの自動車で遊んでいた◎くんが、「先生、どっちがいい?」と消防車と救急車を出して聞いてきました。明らかに救急車の方を私に差し出していたのですが、どっちがいい?と聞かれたので、あえて消防車を指さして、「こっちがいいな。」と言ってみると、やはり「これは◎くんが使うからダーメ。」と言われてしまいました。どっちがいい?と聞きながら、もう◎くんの中では救急車を貸すと決まっているのが面白く、会話でそんなやりとりができるのも面白いです。ちいさな玩具も扱えるようになってきて、爪ほどの大きさのビーズをスプーンですくって、ビンやお椀、コップに入れる遊びが人気でした。
来週からはお休みの子たちも戻ってきて、本格的に始まります。今年も色んな遊びや体験を楽しみながら、進級に向けて過ごしていきたいと思います。
(T.M)


◆ みんなでうたおう(きく)

室内のおままごとコーナーで、ちゃんが人形を持ってきて、お人形のためにお誕生日の歌を歌いたいと言ったことから、三人の会話が始まりました。
☆ちゃん:「何作ってるの〇ちゃん」
〇ちゃん:「アイスだよ」
☆ちゃん:「メルちゃん(人形)にケーキ作ってくれない。ハッピーバースデートゥーユーの うた歌いたいから」
〇ちゃん:「じゃあ、これアイスのケーキにするね」
☆ちゃん:「うん、ありがとね〇ちゃん」
◇くん:「ぼくもケーキ食べたいです」
☆ちゃん:「じゃあ、一緒に歌うよ。せえの」
☆・〇ちゃん・◇くん:「ハッピバースデー・トゥーユー。ハッピバースデー・トゥーユー。ハッピバースデー・ディアメルちゃん。ハッピバースデー・トゥーユー、おめでとう(と言って拍手をする)」
☆ちゃん:「じゃあ、みんでろうそくの火を消すよ。せえの」
☆・〇ちゃん・◇くん:「ふー(と息をケーキに向けて吹く)」
☆ちゃん:「おめでとうメルちゃん」
〇ちゃん:「おめでとう」
◇くん:「おめでとうございます」
その後、みんなで拍手をしてメルちゃんを祝福していました。
子どもたちは、日々の中で友だちと一緒に、歌を歌ったりして遊びを共有することで、楽しさを一緒に味わっていました。そこから、他者や物へ優しさを分けていくことの大切さをしていくように感じました。子どもたちの表情も多くの笑顔が見ることが出来ました。これからも子どもたちの関わりからの学びを大切にしながら、見守っていきたいと感じました。(K・K)
◆ 大聖堂まで駆け上がる(たんぽぽ)

出席をとりました。
◎ちゃん はーい。△ちゃん はーい。◇ちゃん お休みです・・・・
11人の少ない出席です。
昨日お休みだった☆くんは、「あけましておめでおう、ねえねえ先生今日◇ちゃん来る?」と
会うなり聞いてきました。
お正月の挨拶がちゃんと言えたこともびっくりでしたが、休み明けお友達の事を気にかけていることに驚きました。
一緒に遊びたかったとのことで、その気持ちがなんだかほっこりと嬉しくなりました。
3歳なりの友情です。
週明け、◇くんには伝えようと思います。
今日は少ない人数でしたが、大聖堂まで新年のご挨拶に行くことにしました。
靴や靴下の説明をしているうちにちょっと出発が遅くなってしまったので、スタスタ歩こうと決めて出発です。
スタスタスタスタ・・・いいペースです。 15分で着きました。
皆の顔を見るとまだ余裕な表情なので、「位置について、よーい どん!」と坂道を駆け上がって行きました。
ケラケラと笑い声やわーっと歓声やら、とにかく楽しそうです。
はあはあ息を弾ませて正面までたどり着きました。
今日お休みの友達の分も、「もうすぐもも組になります。いっぱい遊んでいっぱい食べて大きくなります。見ていてください。」と仏さまに手を合わせてきました。
大聖堂の最前列に椅子に座って見上げてみると、仏さまは何とも優しいお顔をしていました。
にこにこ笑ってるね・・・そんな言葉が子ども達から聞こえてきました。
その後、芝生の所でのんびり遊んできました。
みんな楽しくて気持ちが高まっているようで、気づくとみんなジャンバーを脱いでいます。
ケラケラと笑い声が止まりませんでした。
脱いだジャンバーを忘れず持って、聖堂の中に入りお茶を飲んで帰り支度です。
トイレにも行ってきました。
その時・・・緊急地震速報のサイレン。
ヒヤリとしました。子ども達もしっかり先生の話を聞かなくちゃという姿勢です。
みんなで集まり大聖堂の管内放送に耳を傾けて待機しました。
考えてみると、一番安心なところにいるのです。 落ち着いて。
園ともすぐに連絡を取り、安心できる頃にまたスタスタスタスタと帰ってきました。
早速仏様が見守ってくださったようです。(N・S)
◆ お正月遊び~けん玉~(うみグループ)

今日は昨日よりも登園する子どもが増え、賑やかなうみグループが戻りつつあり嬉しいです。
12月に、「おおみそか」「お正月」について子ども達と話したことを朝の集まりで振り返りながら、お正月遊びはどのようなものがあるのかを季節の図鑑を一緒に見ながら伝えていきました。
普段から遊んでいる、かるたがお正月遊びだということを知ったり、昨日行なった福笑いや凧揚げ、こま、はねつきなどがあることが分かりました。今日はその中からけん玉作りを子ども達と取り組みました。
ペットボトルを切る作業が難しかったのですが、コツをつかむと出来る児もいて、その後のビニールテープを貼る作業も思っていた以上にスムーズにできる姿に驚きました。
早く出来た児は、遊び始めるのではなく、友達のものを手伝いながら待っていてくれていました。
ゆり・ひまわり組の児が制作をしていたのですが、その横では保育士が事前に作っておいた物で遊び出すもも組の児もいました。
子ども同士で、「縦にするんだよ」「もっと足を使って!」とアドバイスし合いながら、手作りけん玉を楽しむことができました。(B・K)


◆ 凧揚げ(にじグループ)

新年明けて2日目。
今日初めて登園してきた子どもたちにも朝の集まりで今年の抱負を聞いていきました。
学校の勉強をがんばるという子やたくさん遊びたいと話してくれました。
集まりではお正月の紙芝居を読み、その中には年賀状のお話や凧揚げのお話になっていたので子どもたちと共有し、今日は凧揚げの制作をすると伝えると、喜んでいました。
他にも、お正月に食べたものを聞くと、「えび」「あまいおまめ」「かに」「おぞうに」「おにく」「チョコバナナ」「おもち」とそれぞれお話ししてくれました。
1月7日に食べる、七草粥の話をすると、初めて聞いたような様子でした。
凧揚げの制作では、ビニール袋、ストロー、楊枝を使い、ペンで絵を描きました。
六角形にまず切り、絵を描いていきました。
ビニール袋を切るのに、まず苦戦している姿がありましたが、できない子は助けを求め、一生懸命切る子もいました。
最後の仕上げは保育士が手伝い、完成すると、園庭に飛ばしにいきました。
「とんだよー!」と嬉しそうに帰ってきました。
お部屋の中で少しやってみても、よく飛んでいて、とても喜んでいました。
まだ途中の子どももいるので、またこれから作っていき、お正月の遊びを楽しめたらと感じます。
少しずつ増えてくる友だちとの再会に、大喜びで遊んでいた子どもたちでした。
(H.K)

◆ 焦る事はいけない?(そらグループ)

今日は少し人数が増え、賑やかになったそらグループ。
室内と園庭に分かれ遊びました。
人数が少ない分寂しさがありますが、その分ゆったりとじっくりと様々な遊びのゾーンや玩具を沢山使えるので満足していると感じます。
朝の時間には、表現遊びについて話をしました。
子供達はお正月休みの話をしてくれました。
・スキーに行ったこと〜(足を三角にするとストップ、普通にすると滑ること)
・スケートに行ったこと〜(靴の裏に刃がついてること、四回転んでズボンが濡れたこと)
・カニ食べたこと〜(天皇陛下を見に行って旗を振ったことを教えて欲しかったのですが)
・国立で中央線を沢山見たこと(昨日も言ったじゃんと言われてしまいました)
・竹馬に乗ったこと〜(パパが買ってくれた竹馬に家の庭でママと乗ったそうです)
園庭では竹馬をしよう、鬼ごっこをしようと言ってはおりましたが子供達はそんな事も忘れてオモイオモイの遊びを思い思いの友達と行なっておりました。
途中、地震の放送が鳴り園庭の真ん中に避難しました。
その後余震に注意し遊びました。
帰る時間を大きく過ぎていましたが、時計の確認をすると「あ、やば!」と片付けている姿がありました。
以前は無関心、焦りなど無かったのです。
様々なところで個々に変化を見せてくれる子供達です。
k★y

Posted in 園のこだわり