子どもを見る温かな眼
2017年12月05日 火曜日
今日も子どもたちは、寒さに負けず元気に園庭で遊んでいます。3歳からの幼児クラスは園庭での遊びになると、元気よくドアを開け玄関から飛び出して行きます。
トランポリン、滑り台、クライミング、砂場に鉄棒、かけっこ、ゆりかごスウィング、V字ブリッジ、ツリーハウス、人工芝築山など多くの遊具で子供同士が関わりながら遊んでいます。子どもたちの自主性が育まれる時間です。
そして、終わりの時間は園庭にある時計を子どもたちが自分で見て判断して戻ってくるようにしています。
育子園では保育士の自己研鑽のために“一円対話”を6~7人のグル-プになって行っています。
先日の一円対話で、一人の保育者から「3歳児は、お昼や夕方の園庭遊びから戻ってくる時間について何度も話をしても、時間通りに戻って来ないことが多かったんです。 そこで、ある先生が大きな時計を作って時間について子どもたちに確認をしたら、針の位置がさまざまで、時計の針と時間の関係が分かっていないということが分かったんです。時間になってもお部屋に戻ってこない理由が分かりました。また、あらためて考えてみたいと思います。」と発表されました。
子どもとの関わりを通して、保育者としての関わりのありようを振り返られていました。
子どもの主体性などを考えなければ、時間になったら保育者が「部屋に戻りますよ!」と大きな声で呼びかけ、引率していけばいいのです。見守る保育の理念である「ひとりひとりの個性や価値観を尊重し、一人ひとりの意思を大切にしながら、それぞれの個性を伸ばそう!」ということを大事にしているからこその課題であり、気づきでした。
保育所保育指針の「養護と教育の一体的展開」の一つにある「一人ひとりの子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれるようにする」ということが、保育の中で生かされており、保育者の姿勢を学ばせていただきました。 副園長 田中
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