五領域【人間関係】
2017年12月18日 月曜日
園庭遊びあと、ちょうどお部屋に戻る時間、年長児のAちゃんが転んでしまいました。特に怪我はなかったのですが、転んだショックで泣き出しました。
ふたりの年長女児が、泣いているAちゃんに声をかけ一緒に帰ろうと誘っていましたが、Aちゃんは、なかなか立ち直れず、動こうとしません。ふたりは、先に行ってしまいました。
少し離れていたところで様子をうかがっていた私に気付き、Aちゃんは、泣き声でアピールしながら近づいてきて転んだことを教えてくれました。
その悲しみに共感する声掛けをし、「途中まで一緒に帰ろうか・・・」と玄関まで一緒に行きました。玄関に着いても、Aちゃんはまだ、立ち直っておらず、心が沈んでいるようでした。
その時、先に行ったとばかり思っていたふたりの女児のうち、ひとりが戻ってきました。そして、Aちゃんの寄り添い声をかけていました。Aちゃんは、少し心が明るくなったのか、その後は自分で部屋に戻っていきました。
戻ってきて、なんと声をかけたのか聞こえませんでしたが、泣いているAちゃんを気にかけ寄りそってくれた姿を見て、とても温かい気持ちになりました。
自立心が育ち、人と関わる力が養われることによって、友だちと親しみ、支え合って生活できるようになる子供たちの成長は、小学校入学に向けても、とても大切なものだと思います。
保育主任
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