幼児組の保育者たち
2017年12月15日 金曜日
幼児組の保育者たちが、外遊びの後、なかなか遊びが切り上げられず、お部屋の戻らない子どもたちについて深い話し合いをしていました。
「戻らないと給食がなくなっちゃうよ」「玄関が閉まってお部屋に戻れなくなるよ」「みんなお部屋に戻って誰もいなくなっちゃうよ」など、脅しや強制的ではなく、自ら自発的にお部屋に戻ってもらうにはどうしたらいいのか・・・・・・
朝の集まりで、時計を使って時間の話をし、お部屋に戻った方がいい時間を意識できるような話をしたところ、意識して自分で戻れる子、「時計見た?」の声掛けにはっと気付く子、全く意識がなかった子といたようです。
年少児A君は、最後まで遊び続けており、保育者はそれを根気強く見守っていたところ、30分以上はかかったものの、最終的に周囲に誰もいないことに気付き、自ら玄関に入ってきたそうです。
部屋に戻ると汚れた衣服を着替えるのですが、ほぼ毎日、なかなか着替えようとせずロッカーの前で寝転がって、給食をもらいに行くのが遅くなっていたA君・・・、その日は、部屋に戻るとすぐに着替えモードになっていました。
A君が、時間というルールを意識して動けるようになるのはまだ先かもしれませんが、担任は、「今までなかなか着替えなかったのは、遊び足りなかったのかもしれない」と言っていました。
保育者たちの、子どもたちを指示命令、強制で動かすのではなく、自主性、自発性を育んでいきたいという思いや、見守っていて気づいたことなどを報告し合う姿に感動しました。
子どもの生きる力、学ぶ力を信じ、ひとりひとりの特性を理解した関わりや、ひとりひとりの心をしっかりと受け止める声掛けなど、これからも保育者たちはチームで共有しながら取り組んでいくと思います。
保育主任
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