◆12月22日(金)の子ども達
2017年12月22日 金曜日
◆何になるかな・・? (つぼみ)

来週の月曜日は25日、クリスマスです。園でもクリスマス会があります。
育子園で初めて迎えるクリスマス、子どもたちは街のイルミネーションや園のツリーや装飾を見て、なんとなくいつもと違う雰囲気を感じているかと思いますが、子どもたちにとっては不思議で謎だらけ。
少しでも雰囲気に触れながら楽しめるよう、子どもたちの心に少しでも残るものを・・と思い、みんな楽器遊びが大好きなので、鈴の入ったマラカスを作ることにしました。
カラフルなモールと鈴、金色の星を、子どもたちに小さなペットボトルに入れてもらいました。
まずは〇くんがやってみました。楽しいこと・・!とやる気です。
モールを渡してみると入れるんだと気付いたようで、ひょいっと入れることができるとにんまり。次々と入れていきます。
そんな楽しそうな姿に気付き、次々にやりたいと近くに集まってきました。
お友だちのしていたことを待ちながら見ていたこともあって、椅子に座っただけで、夢中でポトンと入れるのを楽しんでいました。おしまいがイヤでもっともっとやりたいと訴える子がいるほどでした。
星は厚紙になっているので固く、指先でぐいっと押し込まなければいけなかったのですが、指先の力・使い方も、とっても上手になっていました。鈴を入れやすいように、小さな指先で持ち替えてみたり、赤を中心に選ぶ子など、一人ひとりいろいろな姿が見られ、子どもたちの成長をしっかり感じ、私たちも新たな発見がたくさんありました。
指先を使ったおもちゃなど、その時の子どもたちの様子や発達に合わせて楽しめるものを考えていきたいなと思います。
そのあとは、ジングルベルの音楽に合わせて鈴やタンバリン、そして手作りのマラカスで身体を揺らしてノリノリになるほど器遊びも楽しみ、ふじ2・3くみのお部屋でのんびり過ごしました。
当日のクリスマス会ではまたどんな姿が見れるか、とても楽しみです。
S.S


◆ひと足早く・・・ (ふじ)

クリスマスが近づいてきました。園でも、クリスマスにちなんだ制作をしたり、飾り付けをしたりとクリスマスムードが高まっています。ふじぐみの子たちにとって、クリスマスはまだあまりなじみがないものかもしれませんが、園やおうち、外出先で触れることで、「クリスマス」が楽しいものであると、感じていると思います。
朝の集まりで、クリスマスの絵本を読みました。絵本の中のひよこちゃんたちは、三角の帽子をかぶり、クリスマスを楽しく過ごしていました。ふじぐみでも、ランチルームを広場のようにして、楽器と音楽を用意し、ひと足早いパーティをすることにしました。ジングルベルの音楽を鳴らすと、耳の良い子どもたちはすぐに聞きつけて、ドアの方に集まってきます。さっそく楽器も手にして、にぎやかなクリスマスパーティの始まり。
身の回りを飾ることの好きな◎ちゃんに、「ひよこさんみたいに帽子かぶってみる?」と声をかけると、うんうん!とうなづきました。飾ってあった帽子をかぶせてあげると、ご満悦の表情。それを見た周りの子達も、次々に「△ちゃんも!」「◇くんも!」」と声をあげます。
帽子は、小さい子だとかぶるのを嫌がる子もけっこういるのですが、数日前から飾っていたこと、それぞれの写真をつけて「これが自分の。」と子どもたちが見てわかるようにしてあったことで、期待が高まっていたのかもしれません。ほとんどの子たちがとてもうれしそうにかぶっていました。
数日前、保育士が帽子の仕上げをしているのを、お迎え時に見た〇くんのお母さんは、「うちの子、かぶらなさそう~。」と言っていたのですが、最近とっても仲よしの※くんと一緒ならかぶるかな?と「※くんと〇くんで、一緒にかぶる??」と聞いてみると、ちょっと恥ずかしそうにうなづき、一緒にかぶりました。二人で手をつなぎ、はしゃいでいました。それを見た子たちも、真似っこして手をつなぎ、あっちでもこっちでも仲よしサンタが増えていきます。
帽子をかぶって楽器を鳴らし、ますますクリスマスムード満点。小さくて可愛らしいあわてんぼうのサンタクロースたちのパーティでした。
(T.M)

◆めしあがれ! (きく)

きく組には、クリスマスケーキのカタログがたくさんあり、毎日「どのケーキにする?」「これ美味しそう!」と話しています。
〇くんも、「これがいいなぁ」と話しに参加しているメンバーの一人です。
その〇くんがお部屋の隅でコソコソ何かをしていたので、後ろから覗いてみると、ブロックの上に机上遊び用のビーズを並べていました。
こちらの存在に気付いて「見て!ケーキ出来たよ!!」と嬉しそうに見せてくれました。
本来なら、ブロックはブロックのコーナー、ビーズはテーブルの所で遊びますが、あまりにも嬉しそうにしていたので、「テーブルの所で座って作る」という約束をして、道具を移動させてケーキ作りを再開しました。
初めはブロックの上にビーズを並べているだけでしたが、次第に色を合わせたり、入れ物に貼ってあった剥がれそうなマスキングテープを剥がしてビーズを包んで乗せたりと、工夫し始めました。
そして最高の一品が出来上がると、「出来たよ!」「召し上がれ!!」と目の前に差し出してくれた〇くん。
その様子を見て、他の子も真似するのかと思ったのですが、そうではなく「僕も食べたい!」「いいなぁ」と注文が殺到!
その後、何個か作ってごちそうしてから片付けをして園庭に出かけていきました。
先にも書いたように、本来ならルールと違うことをしていたのですが、見方を変えればとってもアイデアにあふれている作品だなと感じました。
〇くんとも本来のルールをしっかり確認してからだったので、その後もやるときは使うものをテーブルにもってきて、いろんなところに持って行くことはせず遊べていました。
これからも、ルールを確認しながら、新しいアイデアを見つけていきたいと思います。
(E.Y)
◆絵本の中からとびだした (たんぽぽ)

先日「ぴよぴよハッピーバースデー」という絵本を女の子達と読んでいた時です。
「たべた~い。」という言葉が聞こえてきました。
ひよこちゃん達のお母さんがお誕生日のお祝いにひよこちゃん達の大好物のプリンを作ってくれるおはなしです。
しかも、手作りプリンはどんぶりプリン。
大きいのです。
「たべたいな~。」と思わず出た声がどんどん伝染して、「たべたいね~。」に変わりどんどん広がっていきました。
プリンか・・・確かに食べたいと思い、クッキングできないかしら?と調べてみました。
卵は使いたくありません。卵を使わない方法がないかと調べるとありました。
読み進んでいくと、出来そうです。
早速園長に相談するとOKがでたのですぐに栄養士にも伝え、色々皆にも言ってすっかり盛り上りました。
ゴーヤ以来のクッキング、わくわくしてきます。
日にちの設定をして、今日作りました。
たっぷりの牛乳をお鍋に入れると、「おー・・・」と声が漏れ、カセットコンロの火が付くと「おおー・・・」と声が漏れ、大さじで量って入れた練乳は一緒に何杯入れたかをかぞえました。
最後にゼラチン、これが魔法なのよとおまじないをかけながら。くるくるお玉で混ぜ合わせ、吹きこぼれないようにじっと見守り・・・湯気が上がってきたところで火をとめました。
そして特別大サービス、栄養士さんからみかんの缶詰のプレゼントです。
みんなで給食室まで持っていきました。
「よろしくおねがいしま~す。」声高々にぺこりと頭を下げて冷蔵庫にいれてもらいました。
私たちには職員実践がいくつかあるのですが、《こどもと一緒に取り組むものを増やす》というものがあります。
子ども達からでた思いが実現できる喜びは大きいです。
楽しいクッキングでした。(N・S)

◆あやとり (うみグループ)

うみグループの最近のブームはあやとりです。
先週からはじまったばかりなのですが、もも組の児も見よう見まねでやってみようとしたり、年長児はさらにレベルが上がり、ふたりあやとりやほうきだけだったのが、亀や蝶々も作れるようになる児が出てきました。
子どもの吸収力はすごいなとつくづく感じさせられます。
朝の集まりでは指の名前の話をしました。
「おとうさん指、おかあさん指、おにいさん指・・・」と理解している子ども達が多かったのですが、あやとりをするようになってから「親指・人差し指・中指・・・」と覚える児が増えました。
集まりでみんなと確認したので、集まり後は「朝の会で言ってたから、なんか分かりやすくなった」「先生、教えて」と増々意欲的に取り組んでいる児もいました。
一つできるようになると、あやとりが得意な保育士からどんどん別の物やレベルアップしたものを教えてもらえるので、それが楽しみになりすごく集中して挑戦していました。
年長児と同じように様々なことができるようになってきたもも組の子ども達は、自信もついてきて、年長児を見ているだけでなく対等にやってみようとする姿がありました。
しっかり目で見て学び、やってみようとするまでの時間は以前よりも早くなったように感じました。
少し難しいことを挑戦してみようと意欲的になる子ども達の気持ちを大切に関わっていきたいなと感じます。(B・K)

◆
◆大掃除の前に (そらグループ)

今年育子園で過ごすのも残りわずかとなりました。気持ちよく来年を迎えられるために今日は掃除をしました。来週は大掃除をするのですが、一度に沢山掃除をするのは大変なので、今日は一人ひとりが身の回りのお道具箱やロッカーの中を整頓しました。
最近では、世界園での制作、クリスマス制作、DVDのコマづくりなど制作途中や引き続き遊ぶためとっておくものなどでお道具箱の中がいっぱいになっています。どれを捨ててどれをとっておいて、どれを持ち帰るか…。子どもたちの中で判断することはなかなか難しいです。どれも大切でとっておきたいと思う気持ちがあるからです。ですが、「いるもの」「いらないもの」に分類するという積み重ねがとても大切だと思います。
制作が大好きで毎日画用紙や折り紙、スズランテープに空き箱などお道具箱が溢れそうなほど山盛りになってどうしたらいいか分からず困っていたひまわり組の〇ちゃん。今日はお道具箱の中をみると制作済みで使うもの、ノート、クレヨンとすっきりとした状態で入っていることに驚きました。
また、雑巾を使って一人ひとりがロッカーを拭きました。濡らした雑巾を絞ったりホコリをとったり始めは出来ないと言っていた児も、磨くように長い間拭いたり、絵本棚も拭いてくれたりと綺麗になりすっきりしました。(K.Y)

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