◆12月19日(火)の子ども達
2017年12月19日 火曜日
◆目的地まで・・いっしょにね。 (つぼみ)

今日は園庭で遊びました。
〇ちゃんは、歩きたい意欲がとてもあるのですが、一人で園庭を歩く勇気がなかなか出ず、その気持ちを訴えるように声を出しながら保育士に手を伸ばしていました。なので、△くんが乗っているベビーカーを一緒に押してもらうことにしました。
〇ちゃんは、少し歩いては△くんの横に移動し、顔を覗き込み、手を握りながら話しかけています。これを繰り返しながら、ゆっくりと行きたい所へ向かって行きます。そして〇ちゃんが指を指していた場所、園庭奥の固定車に到着しました。
すぐに乗り込むかと思っていると、〇ちゃんは、△くんの隣に行き、ベビーカーのベルトを外そうとボタンの部分を何度も押し始めました。
ですが、ボタンは固いのでもちろん取れません。
〇ちゃんに、「△くんもおろしてあげようと思ったの??」と聞くとうんうんうんと何度も頷き、「くるま、一緒に乗ってみようね」と言うとまた、うんうんうんと頷き嬉しそうな表情。
〇ちゃんは納得したようにすぐに固定車の運転席へ。
△くんはベビーカーからおり、運転席の後ろに座ってみました。
△くんも自分の力でしっかりと手すりに掴まり、お友だちと一緒に座っていることにとっても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
運転席でハンドルを握っても、後ろの△くんが気になるのか、何度も振り返ると、△くんの隣へ移動したのです。
大人気の運転席よりも、『△くんのおとなり』が〇ちゃんにとっては特別で、嬉しい席だったようです。
相手に気にかけてもらい、通じ合う気持ちに、お互いが居心地の良さを感じているのが見ているだけで伝わってきて、子どもたちの優しさに包まれたようにとても心あたたまりました。
日々、たくさんの心あたたまる場面に触れ合えることが幸せだなと感じるばかりです。
S.S


◆クリスマスにむけて (ふじ)
今日は、朝の集まりをした後は、大きな緑の色画用紙にふじ組皆でシールやクレヨンを使って模様をつけていきました。準備をしている時から何人かの子はお部屋のドアの前で、足をかけたり、何してるの?と興味津々に保育士に聞いてくる子、早く制作をやりたそうに待っている子もいました。
準備が出来たら順番に数人の子で集まり、自由にシールをペタペタと貼ったり、クレヨンを使い絵を描いたりしていきます。シールの貼り方は、色々あってまっすぐに線みたいに貼っていく子もいれば、端っこに色んな色のシールをちりばめ貼っていく子、また中には大端に寝転んだり、うつ伏せになってシールを貼っている子もいました。シールのはがし方もとても上手で指を使って一枚一枚はがしては、貼るの繰り返しでした。
またクレヨンでは、シールの上に描く子やぐるぐるを描く子や、小さい丸や大きい丸を描いたりと様々でした。色使いも本当に様々で、ピンクやオレンジ、赤や黒、黄色や青など色々な色で描いているためとてもきれいでした。皆が楽しそうにお絵かきをする中で、〇くんと△ちゃんが何やらクレヨンを取り合っている様子が見えました。
話を聞いてみると、〇くんはどうやら一つのクレヨンを全部自分で一人で使いたかったらしく、思わず△ちゃんに「ダメだよ!」と言っていました。そのうち思わずお互いに手を出しあっていたので、保育士が〇くんの気持ちに寄り添いながらも、△ちゃんの気持ちなども伝えていき、クレヨンは〇だけの物ではないこと。そして「皆で仲良く皆で使う物だよ」とこちらの思いも伝えていきました。
最初は、〇くんは、あまり納得していなかった様で、何度かまた他のお友達に「ダメだよ!」と言っている場面がありましが見守っていきました。「ダメ!」と言われた子はちょっと悲しそうです。でもしばらくすると、あんなにクレヨンを貸すのを嫌がっていた〇くんが、お友達にクレヨンを自分から「どうぞ」と渡して貸してあげていました。
そばに居た保育士に、「クレヨン貸してあげたよ!」と得意げに教えてくれました。とても嬉しい出来事だったので、〇くんを誉めて一緒に喜びました。その後も積極的に、クレヨンを使いたいお友達に、「これ使いたいの?」と聞いていきながら色んな色を「ハイ」と言って渡してあげていました。〇くんの表情も明るくなりお友達とお絵かきを楽しむ姿があり、見ていて心が温まりました。
今回の〇くんの出来事から、お友だち同士の関わりから自ら学びを得ることができ、学んだことを実際に、行動にすることが出来たので、とても素晴らしいことだと感心しました。
子ども同士のトラブルは、ついつい大人が間に入りがちになりますが、それでも子ども達を信じて見守ることも必要で、大切なことなのだと改めて感じました。
クリスマスの制作を行った後は、園庭に行き沢山遊んだ子ども達でした。(T.S)

◆あっジャンパーわすれた! (きく)

今日まで寒さが和らぐとのこと・・園庭でも楽しんできました。が、保育室の遊びも日々変化してきていてそれぞれ楽しそうです。
おままごとコーナーでは、赤ちゃんのお世話に大忙しの女の子たち。見ていて微笑ましい姿ばかりです。ブロックコーナーは大きな作品が仕上がっていくようになってきました。「これ、とっておいて~」と続きをしたくなる気持ちがわかりまます。ハサミを使うこともとても喜んでいます。「やりたいな~」と順番を待っている姿があります。園庭では、追いかけっこが子どもたちがつくった〇〇ごっこになっています。ルールは・・・あるようでないような・・・とにかく走ってつかまってつかまえます。
2歳児のクラスは園庭遊びから保育室に戻るタイミングを「キューピー3分クッキング」の音楽を合図にしています。その合図が流れても、いつも「かえらなーい」とあそびを切り上げられなかった※くん。今日は、園庭遊びの〇〇ごっごに参加しています。※くんは「恐竜ごっこ」としていましたが「きょうりゅうごっこしよう!」と誘いに来てくれました。
その時に、ちょうど♪キューピー三分クッキングが流れてしまいました。「これで最後にしよう!」と話し一緒に始めようとすると「ぼくも」「わたしも」と仲間が増えてきます。ジャンパーを脱ぎはじめた子どもたち。ウッドデッキの上に置いて・・・「わすれないようにね~」と伝えてひと遊びしました。
たくさん駆け回って恐竜ごっこも終わりさあ保育室に帰ろうとなり、玄関に向かっていきながら『今日はスムーズに保育室までかえれそうだな~』とホッとしていると、※くんが。「もっとあそびたかったな~」とつぶやきました。そのまままた園庭の方に・・・「あ~」と声を出してしまった時に他の保育士に「ジャンパーわすれた~って言ってたよ」と教えてもらいました。
自分の先入観で、また園庭に戻っていってしまうんじゃないかと思ってしまっていました。とても反省です。※くんは、ホクホクとたくさんのジャンパーを抱えて持ってきてくれました。生活の時間の流れもろもろ自分の都合が頭によぎって子どもたちの今の姿をちゃんと見つめていない自分がいました。
※くんは、階段を登りながら「またやりたいね、恐竜ごっこ」とジャンパーをたくさん抱えながらにこにこ行ってくれました。一つ一つの言葉や、行動を大切にできるゆとりを持って行きたいと思います。U・A

◆やりたいことがたくさん (たんぽぽ)

「ねぇ、ペッタンやりたい」〇ちゃんは、保育士が何か準備しているのかよーく見ていました。絵の具、筆、バット、リードペーパー。「準備出来たら呼ぶからね」と声を掛けていましたが、早くやりたい気持ちがあるので、準備の様子をずっと見ていました。
そして、準備が終わると1番に座りました。
今日は、茶色の絵の具を使って両方の手形を取ります。
やり方を伝え、自分で絵の具に手を付け、紙に手形をペタン。「こう?」と確認してくる児。友達のやっている姿をよく見て真似する児。やりたい気持ちが先走り、右手ばかりで押してしまう児。みんながやりたい!と言うのを見ても、「やらない」と言う児。さまざまです。
今日の手形を使って、クリスマスらしいかわいらしいものができる予定です。
違う場所でも、「やりたい!」とたくさんの児が興味を持ったものがあります。
ドーナツ型の絵合わせカード(メモリーゲーム)です。神経衰弱と同じように、順番に2枚のカードをひっくり返していきます。絵が揃ったらもらえます。
ここでも、やり方の説明をよく聞きます。「次は、△ちゃんだよ」と初めてだった今日は、保育士が間に入りながら楽しみました。
少しずつ、友だちと一緒に。そして、ルールのある遊びができるようになっている子供たち。その時の子供たちの成長に合った遊びを提供していきたいなと思っています。
園庭では、友だちのために頑張る児がいます。築山で、段ボールの中に乗って滑ることを楽しんでいた☆くん。「やりたい」とお友達が来ると「いいよ」と乗せてあげ、押してあげます。滑り終わった段ボールも下から上に運びます。何人も来るので。何往復もしていました。自分が乗ったのは数回。けれど、お友達のために。が楽しかったようです。
落ち葉を拾い集め、「わぁ~」っと投げて楽しむ男児たちもいました。自分たちだけで楽しんでいたのが、周りの児も真似をし始め最終的に保育士に落ち葉をかけるという友達と協力しながら?遊んでました。
とにかく最近は、お友達と。が楽しそうな子どもたち。やりたいこともたくさんです。
(M.C)


◆「1番に座りたい!」 (うみグループ)

今日は年長児が「保育まつり」に参加しに朝から出かけた為、年中・年少児で過ごしました。
年長児がいない日というのは、子ども達も何度も経験していることですが、朝の集まりから年長児がいる時よりもしっかりと聞く姿勢があり、毎回驚きます。
「年長さんみたいに素敵だね」の一声にさらに姿勢が伸びたり、特に年中児は年少児と一緒に遊ぶ時にも、譲ってあげたり、教えてあげようとする姿がいつも以上に見られるように思いました
年中児も〇ちゃんは、ドミノを使ってお寿司屋さんを開きました。
始めは「サーモンください」「マグロください」などお寿司のネタがたくさん出てきたごっこ遊びからスタートしたのですが、「レモンジュースもください」「ハンバーグも」と次々に年少児が来たり、「おいなりさんは?」「おいなりさんまだですか?」と急かされたりしても、「ちょっと待ってくださいね」「はい、〇〇ですね」と優しく受け入れて対応してくれていました。
園庭遊びに行こうとしない年中児の△くんと◇ちゃん。
いつもは園庭の時間になると真っ先に向かうのですが、今日は「行かない」と言い張っていました。理由は聞かなかったのですが、保育士が布団を敷き始めたり、掃除を始めるだすと「だって、(給食の席)1番に座ったことないから座ってみたいんだもん」と言いにきました。
室内で遊びながらも、保育士の準備する姿にソワソワし、「1番に座るから~」と何度も言いにきて、仲良しのお友達と座っていました。
普段年長児がやっていることを、「今日は自分もできるかも!」とそれぞれが期待し、それに向かって頑張ろうとする姿があり、遊びよりも保育士の手伝いをしたがったり、普段より少し背伸びした姿がありました。そんな成長を感じた場面が沢山見る事ができた午前の時間でした。(B・K)

◆もも・ゆり組で (にじグループ)

今日はひまわり組が保育まつりに早くから出かけていったので、もも・ゆり組で過ごしました。
後から登園してきた子は「きょうは すくないね」と言っていました。
朝の集まりも、もも・ゆり組だけで行います。
いつもは後ろの方に座っている子も、今日は一番前で話を聞いていたりと、またいつもとは少し違った姿が見られました。
お部屋で遊んでいるときに、怒って泣いてきたもも組の◎くんがいました。
何故か聞いてみると、一緒に遊んでいたお友だちが最後まで片づけをしなかったからと言っていました。
「ちょっとはやったけど、さいごまでやらないでいっちゃった」
そういうところを気にして怒る姿に、成長を感じました。
最後までしっかり片づけるということがわかっている◎くん。
また、◎くんが怒っているのを聞いて、「ごめんね」と謝りにきた◇ちゃんと▽くん。
◎くんの気持ちを理解していることを感じます。
当たり前と言ってしまえばそうですが、相手の気持ちを理解することは大切だと感じました。
身体測定をし、園庭に出ました。
園庭では「化石をさがしてるの。」というもも組の男の子2人組がいました。
園庭でも恐竜ブームがまだ冷めやまぬのを感じさせてくれました。
お部屋に帰ってきて給食をもらい、食べ終わるのが早いのも、だいたいひまわり組の子どもがよく見られていましたが、今日はゆり組の子どもでした。
少し特別感を感じているように見られました。
(H.K)


◆保育まつり (そらグループ)

今日はひまわり組が杉並公会堂へ行き、「保育まつり」に参加しました。
中野富士見町から荻窪駅まで電車に乗り、荻窪駅から歩いて会場へと向かいました。
「間空けないで」「走らないで」など保育士が声を掛けない時は、子どもたち同士で声を掛け合い、交通ルールを守ろうとする姿も見られました。
杉並公会堂に到着し、いよいよ保育まつりが始まりました。
杉並保育士会の方による手遊びから始まり、子どもたちもこの日の為に練習してきた『ともだちになるために』の歌も手話を交えながら楽しく始まりました。
劇団角笛による『ごんぎつね』『つのぶえのうた』の影絵を観賞しました。
幕間では、簡単に出来る影絵遊びの紹介があり、「わぁ~鳩できた」「キツネできた」「あ、うさぎとカニがいる」など歓声が上がっていました。
『つのぶえのうた』では、クックちゃんという女の子が登場し、歌のお散歩と題して、
「クレヨン」「バスに乗って」「山の音楽家」「虹の向こうに」など皆が知っている歌を手遊びを交えながら一緒に歌ったり手拍子をしたりと楽しみながら観賞しました。
今日はひまわり組だけお出かけという特別感と共に、また一つ心に残る楽しい時間になったと思います。ぜひご家庭でも今日の感想を聞いてみてください。
そのため、午前中の間はもも組とゆり組で過ごしました。ひまわり組の子どもたちがいなくて寂しがる児もいれば、今日は自分たちが一番のお兄さんお姉さんになれると喜ぶ児もいました。
布団を敷いたり、遊んだ後の保育室の掃除を積極的に行ったりしてくれるゆり組の子どもたちがとても頼もしく感じました。
今日も世界園にむけて取り組む子ども達の姿が見られました。集まりの時間では熱帯魚と深海魚の違いなどを話すことで、魚にもさまざまな種類があることを伝えられる機会となりました。その中でも深海魚に目を向けたもも組とゆり組の男児。図鑑を見ながら特徴を捉え絵を描くことができていました。
深海魚は海の底に生息している為、真っ暗で良く見えない上に餌となる生き物も数少ないのです。そのため触角や歯が発達していて、見た目が熱帯魚より怖いのでかっこいいと思ったのかもしれません。子どもたちの作品を保育室に掲示してありますのでご覧ください。更に広がっていくように引き続き関わっていきたいと思います。(O.Y)

Posted in 園のこだわり