◆12月7日(木)の子どもたち
2017年12月07日 木曜日
◆日々進化する子ども達の世界(つぼみ)

日々の遊び方も各々が変わってきました。
保育室のパーテンションが開いているため、遊びながらもふじ組の子ども達の様子が自然に目に入って来るからか気になる子たちは、ふじ組の保育室に向かって行き、机上でパズルや玉さし板などやり始めたり、木の電車で遊ぼうとしたりとあそび方を見て同じように手を動かして遊ぶ子が出てきました。
目の前にいる少し大きい子ども達からの刺激は、たくさんあるようです。
今日は、ふじ組と一緒に本五ふれあい公園までお散歩に行ってきました。
いつもの座るタイプのお散歩カーだけでなく、ふじ組の子たちが乗っている所に入れてもらい、出発。その中では、見える景色に興味を示したり、ふじ組の子たちと保育者が話すことに耳を傾けて顔を見たり、ニコニコしたりと反応を見て楽しんでいるようでした。
公園に到着するとたくさんの落ち葉があり、興味津々に向かっていく子や広い道を見つけると張り切って、ハイハイや歩いて前に進むことを楽しみ始めました。遊びながらもふじ組の子ども達の様子をしっかりと見ている子たちは、落ち葉を一緒に飛ばそうとしたり、大きい布を追いかけたりと同じ空間で遊ぶことを楽しんでいる姿が見えました。
行きたい所に自分から向かい、世界を広げることを楽しめるようになりましたが…。
ふと安心したいと思うのか担任の動きを見つけると「ここに居るよ」と伝えてくれるかのように笑っていました。
安心したのか、また遊びだす場面もあり、この姿にも大きな成長を感じます。あそび方も大きな成長を見せる子ども達。これからも引き続き、子ども達が安心して世界を広げられるように見守っていきたいと思います。
(N.Y)


◆おさんぽ一緒に行こう~ (ふじ)

今日もいいお天気で散歩日和です。つぼみ組(0歳児クラス)とふじ組みんなで本五ふれあい公園にお散歩に行きました。
先週行った時より葉っぱも落ちていて最後の紅葉、落ち葉を楽しみました。
落ち葉の色も茶色く変化しカラカラになっていました。集める子もいましたが、集めるよりひらひらと舞って楽しんでいました。
つぼみ組が持ってきた布をつぼみ組の子どもたちが好きな「上から下から大風」こい」のわらべ歌にのせてひらひらと動かし楽しみました。
つぼみ組の子たちより興味を持っていて布の下に入り込み布の動きを感じていました。
遊びの興味の幅だったり、持続性など比べても0歳児クラスの子より成長を感じました。
〇ちゃんが上着のファスナーを下ろしながら「先生脱ぐー」と来ました。その後ろから△ちゃんも。
おひさまはあたたかかったのですが風が冷たく、中も薄着だったので「寒いから着ていたほうがいいよ」と伝えましたが「えー」と渋る〇ちゃん。「脱ぎたいの」?」と聞くと「かわいいのが見えないじゃん」と。。。
なるほど。。下に着ていた花柄の洋服が上着を着ると見えなくなってしまうのが嫌だったようです。「ファスナーこれくらい開けとくとかわいいのが見えるよ。風邪ひいちゃうから着とこうね」と言うと「かわいいの見える?」それなら。と納得してくました。
かわいさに興味があり、女の子だなぁと感じたのとそれを伝えられる〇ちゃんの成長を感じました。側で見て真似していた△ちゃんも少しだけ開け、「いってきま~す」と2人で遊びに行きました。
遊びの中でもいろんな姿が見られ日々子どもたちの成長に驚きと感動でいっぱいです。
t*s


◆静かにね(きく)

今日は、お人形遊びをしていた☆ちゃんと◎くんの関わりがありました。二人の会話から、三人の会話になっていく姿にまた一つ幅を広げて成長していることを感じました。
☆ちゃん:「お熱が出たので、これ(お手玉)で冷やしましょうね」
〇くん:「(疑問形で)これも使う」
☆ちゃん:「おでこに一つしかのらないから、いらないよ」
〇くん:「そっか・・・じゃあ、これご飯にする」
☆ちゃん:「ご飯なら良いよ。作ってくれる」
〇くん:「はーい。これおにぎりでーす」
☆ちゃん:「ありがとう。でも今寝てるからテーブルに置いといて」
〇くん:「わかった。ここに置いとくね」
(少しの間☆ちゃんが人形にトントンしていると・・・・)
◇くん:「☆ちゃん、かいじゅうくんもお熱みたいだよ」
☆ちゃん:「じゃあ、お人形さんのお隣にお布団敷いてあげれば」
◇くん:「わかった。かいじゅうくん大丈夫(と言ってトントンをする)」
(少しの間二人でトントンしていると・・・・)
◇くん:「かいじゅうさんお人形さんも早く良くなるといいね」
☆ちゃん:「そうだね。(人形に向かって)早く元気になってね」
◇くん:「先生、今お熱の人がいるから静かにね」
保育士:「お熱の人がいるのね。わかった、みんなで静かにしてあげようね」
◇くん・☆ちゃん:「うん、わかった」
◇くんは、2人の様子を見て仲間に入れてもらえるように、一緒の気持ちを「共有」しながら、お話ししていました。
子どもたちは、熱の時に、看病することやどう対応したら良いか遊びを通して実践していました。そこで、会話を通して子どもたちで情報を共有していました。栄養をつけるためにご飯を用意したり、静かな環境の必要性、トントンしてあげる心遣いなど、様々なところで、「子どもたちの気付きの力」が見ることができ、嬉しく思いました。
そして、子どもたちで話し合うことの大切さから、みんなで物事を解決していく力も幅を広げて成長していたことにも嬉しく思いました。子どもたちの思いを大切にしながら、これからも見守っていきたいと感じました。(K・K)

◆気持ちを伝える(たんぽぽ)

今日は12月の身体測定、頭位・胸囲を測りました。看護師が測定器を持ってくると「今日は身体測定だ」と気づき自分から服を脱ぎ準備し始める〇ちゃん。それに続き続々と服を脱ぎ測ってもらいました。中には何も言われずに自ら服をたたんでいる姿があり、からだの成長とともに、身についていることに成長を感じました。
昨日の午後から新しく出した玩具。新しいものへの興味がある子どもたちは出した途端目がギラギラと輝くように近づいてきました。中には穴の開いたブロックにねじ、ドライバーやトンカチといったようなものが入っていました。
ドライバーやトンカチは人数分あるとは限りません。人気があったのはトンカチ。2本しかないトンカチを巡って争奪戦です。初めに手にした子はもう勝ち誇ったように堂々と使っていましたが、使いたい子達は今か今かと使えるタイミングを狙っていました。「かして~」や「後で貸してね」と言葉では伝えられるも、使いたい気持ちが強く、隙があるとあっという間に自分の手元に、、、手に持たず置いてあれば「誰も使ってなかったもの」という解釈の様です。
使っている側も何とかほかの子に渡したくない一心で「貸して」の問いかけに「無視」という手段をとっている子もいました。使いたくて待っている側も使っている側もどちらも「使いたい」気持ちは同じです。以前に比べ言葉のやりとりもしっかりできるようになってきた子どもたちなので、「貸して」「待っててね」のやりとりを伝えながらも「まだ使っていたい気持ち」「ずっと待っている気持ち」などの相手の気持ちも代弁し少しずつ理解できるように伝えていきたいと感じました。
自分の気持ちを伝えること、、、大人でも難しいこともありますが、一緒にいろんなことを感じていけたらいいなと思います。
(K.E)


◆花育&お手紙(うみグループ)

今日は年長を対象に花育がありました。どんなことをやるのかわからなかったので、子ども達はワクワク・ドキドキしながらうみグループの机で待っていると、たくさんのお花を持った講師が来てくれました。
花育では、フラワーアレンジメントに挑戦しました。クリスマス仕様なので姫リンゴやモミの木・枝を使いました。
初めてのフラワーアレンジメントという子も沢山いたので講師が話をするといつも以上に真剣なまなざしで話を聞き、一つ一つ丁寧に花を生けていました。
完成するとそれぞれの個性が出た作品が完成し、講師が「お家に帰ったら誰にあげるの?」と聞くとみんな口を揃えて「ままー」と答えてました。フラワーアレンジメントを通して花の事を少し知った子どもたちでした。
そして、そろそろクリスマスが近づいてきたので、うみグループのクリスマスプレゼントをサンタさんにお願いしようと、うみグループ専用のサンタポストを部屋に置きました。
子ども達自身が「うみグループにあったら楽しい物」「みんなで遊んだら楽しい物」等クリスマスにサンタさんに持ってきてもらいたいものを手紙に書いてポストに入れました。
もちろんまだひらがなが書けない子もいるのでひらがな表を見て書く子や書ける子に教えてもらいながら一文字一文字丁寧に思いを込めて書いていました。中には、「俺、ベイブレード欲しいって書く」と☆くんが言うと〇ちゃんが「それはきっと持ってきてもらえないんじゃない?みんなで遊べないもん」と言っていたりとお願いをするものも子ども達同士で話をしながら決めたりしていました。
昨日の夕方手紙を書いてポストに入れた子たちが今日の朝ポストを覗いてみると「あれ?手紙がなくなってる!」と大騒ぎ。「きっと真夜中にサンタさんが来てみんなのお手紙をもらいにきたんじゃないかな」と保育士が言うと「えー」と驚きつつも早くクリスマス会の時にプレゼントを持ってきてくれないかなーと期待していました。
(K.H)


◆お手紙 (にじグループ)

今日の集まりではサンタさんへの手紙の話をしました。
すでにお手紙を書いてくれた手紙も元に話をします。
『サンタさんへ』『にじグループより』や『〇〇より』と名前を記入します。
なんで記入するのか、子どもたちと話し合いました。
「誰に渡すかわからなくなっちゃうから」「どこにわたすかサンタさんも困っちゃうから」と教えてくれました。
内容は欲しいプレゼントの他、サンタさんへの質問を書いてもらいます。
「なんで飛べるのか」「サンタさんはどんな夢を見るのか」「サンタさんはどうやって歩くのか」「サンタさんはトイザらスに行くのか」「なぜヒゲを生やしているのか」「どんな日常生活を送っているのか」
とたくさんの質問が上がりました。
集まりを終えると、年長児はうみグループで花育を行いました。
今回が一回目となる今日、新たな試みとして行いました。
お花の種類は、ラン・ガーベラ・もみの木・りんごなどあり子どもたちは興味津々に取り組んでいました。
室内では年中児を中心にサンタさんへお手紙を書きます。
字が書けないお友達は絵で表現したり、保育者が薄く書いた字の上をなぞる方法を選びます。
園庭の時間になると子どもたちは上着と帽子の準備を始めます。
上着を着ない元気な子どもたちもいます。
「さむいよ」「たいようでてるからきっと暑くなるよ」「そう、上着邪魔になるよ」と経験談をしていました。
園庭で遊んでいると、毎年恒例のシャケの卵が今日到着しました。
「あっ卵きたよ」と一人の子どもが反応すると次々に連鎖していきます。
卵が水槽の下に落ちて行くシーンを嬉しそうに覗く子どもたちでした。
サンタさんのお手紙にはなにか頑張ることも書いてみようと提案すると、「お母さんのお手伝いをする」「片付けをする」など話してくれました。
(A,Y)



◆世界園(そらグループ)

昨日も世界園のためにさまざまな動物や魚をつくっていた子ども達。今朝の集まりの時間で共有の場を設けてみました。ゆり組の〇くんは「インドガビアル」というワニをつくりました。○くんがこだわった所は、他のワニと比べて口先が細長い所です。新聞紙を使って土台をつくった後、絵の具で色をつけていきました。選んだ色は黒と白と緑。この3色を混ぜながら図鑑のワニと近づけようとしていました。
ひまわり組の△くんはカクレクマノミをつくった保育士の姿を見て「イソギンチャク」をつくりました。理由は、他の魚に食べられないよう身を守る為だそうです。そこで大きさの話をしてました。カクレクマノミは小さい魚に分類されますが、大きな魚は何か?と尋ねるとサメと答える児がいました。
「サメは6メートルくらい」という△くん。「インドガビアルも6メートルだよ。」と気づいた児がいました。6メートルと言っても実際にどのくらいの大きさかイメージが付きにくいので、保育士が3人分くらいだと伝えると驚いていました。
カクレクマノミが生きていくために必要なイソギンチャクを作ったように、インドガビアルにはどんな場所が適しているかと尋ねると、「川とか沼!」「テレビでヌーを食べているところ見た事ある。」と言っていました。残酷ではありますが、生き物が生きていくためには生き物を食べていかなければならない世界も少し知れたような気がします。
また、インドガビアルはネパールに生息しているといっていた児もいました。世界園という名前を活かして動物園とは違って檻の中に動物を飾るのではなく野生として生き物が生きている周りの環境や世界の風景を表現していけると面白いのではないかと思いました。引き続き大人も楽しみながら続けていけたらと思います。(K.Y)


Posted in 園のこだわり