心身の成長
2017年11月21日 火曜日
子どもたちは10時を過ぎると低年齢クラスから庭に出て行きます。
思い思いの遊びが展開していきます。先日は、砂場の近くで子どもたちを見ていると、なにやらかわいい声が聞こえてきました。「ケーキだよ、どうぞ!」「ハンバーグができました!」「バナナだよ!」と。砂場の近くにある東屋的な小さなおうちからでした。ケーキ屋さんやお団子屋さん、八百屋さんと様々に演出されます。それぞれの顔は真剣になって砂でケーキを作ったり、お団子を作ったりします。お友達同士で作り手になったり、お客さんになったりして楽しんでいます。想像力をおもいっきり発揮しています。
作り手となっているときは、一段と個性が現れています。U君は一つの団子をしっかりと固まるように、何度も砂を集めていました。Y君は、型に入れてどさっと作っていました。特に作り方を教えているわけではないので、U君、Y君の個性が現れています。
幼児期においては、それぞれの個性を生かしていくことが大事なことが分かります。お昼の合図がなってもU君はお団子を作っていました。自分の好きなことだから集中して取り組むことができるのだなぁと、子どもを見ているとよく分かります。
保育所の役割の中に「保育を必要とする子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設であり」とあります。「心身の発達」は、乳幼児期における「十分に養護の行き届いた環境」と「くつろいだ雰囲気」が大きな要素になっています。保育園では、保育者によってこの要素を満たすことができるのが大きな特徴です。
保護者、保育園・保育所の愛情、環境と雰囲気によって子どもたちが育っているのだと分からせていただきます。 副園長 田中
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