関わりあい
2017年11月16日 木曜日
2歳児は、園庭などでは異年齢の関わりはあるものの、室内では、2歳児だけの空間になります。しかし、18時以降の延長保育は、普段生活を共にしていない年下の子どもたちとの交流の場になります。
2歳児S君は、とても元気な男の子です。お部屋でも、男の子同士からみ合って活発に活動しています。ある日、延長保育の様子を見に行くと、S君が1歳児のJ君に絵本を読んであげていました。
まだ字は読めませんので、ページをめくって見せてあげている状態ですが、J君は熱心に絵本に見入っていました。
全てページがめくり終わると「次、これにする?」と別の本を持ってきて、また見せてあげていました。その後、絵本に飽きたのか、次の遊びに誘っていました。
少し前まで、S君は同年代の友だちとの関わりが主でしたが、いつの間に意気投合したのか、二人はずっと関わりあっていました。
自分よりの年下の子と関わることで、相手をいたわったり思いやる心が体験できます。また、自分が相手の役に立っていることで、自尊感情も育まれます。
S君の共同性の発達と共に、J君は、親切にしてくれたS君をモデルとして、同じように年下の子に対するいたわりの心が育まれていくと思います。
お互いに心の成長がある異年齢の大切さを感じながら、微笑ましく二人の関わりを眺めていました。
保育主任
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