子どもを丸ごと信じ切る
2017年11月24日 金曜日
園を見学者にいらしたお客さまを、ご案内し、各保育室を回っていました。すると、年中児K君が「こんにちは」と挨拶をしてくれました。それも、頭を下げ、とても丁寧な挨拶でした。
少し前まで、K君は、お客さまがいても構うことなく「先生抱っこして」とそばに寄ってきてお客さまの行く道を塞ぎ、抱っこをせがんでいました。
しかし発達と共に自意識が芽生え、今までのように無邪気にふるまうことがなくなってきたようです。
同時にK君は、我慢する力もついてきました。友だちとの間で、嫌な思いをすると、感情をそのまま言葉と行動で相手にぶつけていましたが、少しずつ自分で自分の気持ちを抑えたり、コントロールしています。
その時その場では、なかなか先の成長が見えず、今、この子を何とかしなければ・・・と思ってしまう事もありますが、決して子供の成長はひとところに留まってはおらず、着実に変化していることに気付かされます。
私たちの職員の実践である『子どもを丸ごと信じ切る』『子どもに真心をもって接する』ことの大切さを、これからも忘れてはいけないとK君の姿が教えてくれました。
保育主任
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