◆11月30日(木)の子どもたち
2017年11月30日 木曜日
◆広がる世界(つぼみ)

今日は朝から健康診断がありました。
服を脱いだことでいつもと違う・・と何かを察したのか、保育士にしがみ付く子や、医師の様子をお部屋からそっと覗き込む子など、ドキドキしながらも心の準備をし、無事に受けることができました。
終わった後は、準備をして園庭にでました。
プランターにつかまり立ちをして、土をギュッと握って感触を楽しむのを楽しんでいる〇ちゃん。この姿は最近よく見られ、今日も同じ場所に。触りながらも周りを見渡してみんなの様子を伺っています。
しばらくすると、すべり台に移動してまた周りを眺めていると、ハイハイで少しずつ動き始めました。
ピタッと止まると、じーっと見つめる先は、すべり台のお家になっているような踊り場の下の隙間でした。
楽しそうと思ったのか、頭をぶつけないようにしっかり頭を下げながら中に入り始め、そこから幼児組のお兄さんお姉さんたちの姿を観察していました。
一度自分から出てきたものの、もう一度入り、今度は通り抜け反対側へ。
キョロキョロとあたりを見ながら進み、園庭を探検しているようでした。
大人の目線、考えでは入ってみよう!とはなりませんが、〇ちゃんから見える景色はきっと全く違っていて、立つことで広がる世界もあれば、ハイハイだからこそ見える世界が広がっているのだろうなと思います。
どんなものかとハイハイをする〇ちゃんの目線と同じ所までかがんでみると、いろんなものが高く大きく見え、近くの子どもたちの動きもより機敏に見え、迫力すら感じました。
子どもたちの世界を知ることは、子どもたちと気持ちを共感する上でも大切だなと感じました。
みんなでベンチ付きのテーブルに座ってみんなでお料理。気付けばどんどん集まってきて大賑わいで楽しい時間でした。
△ちゃんと□ちゃんは鉄棒にも興味津々。お姉さんたちの見よう見まねでぶら下がろうと手を必死に伸ばす姿にとても愛おしくなります。
遊び方や興味の幅もぐーんと広がり、園庭遊びを満喫しました。
S.S



今日は健康診断でした。お医者さんと看護師さんの姿に、いつもと違う雰囲気を感じてソワソワしている子どもたち。不安そうな表情を浮かべている子ども、オムツ姿ではしゃいでいる子ども、なんと早くやりたくて泣いている子どももいます。
看護師さんのお膝にのって、お腹の音を聞いてもらい、口を開けて見てもらいました。ちょっと固まりながらも恐る恐る口を開けたり、ドキドキが溢れて涙が出たり、怖い気持ちを思いきりだすようにして泣いたり。終わった後は達成感の笑顔を見せる子どももいました。慣れないことをしてそれぞれに感じることがあったようで、いい経験ができました。
その後は、園庭。落ち葉の中を思いっきり走ります。大きい葉っぱに穴をあけて、葉っぱのおばけを作って、追いかけっこ。葉っぱのおばけが「ほしい」と自分でアピールする子ども、自分で穴をあけてみようとする子どもがいました。みんなで葉っぱのおばけに変身して「まてー」と追いかけあって楽しみました。
子ども同士、会話をしながら遊んだり、一緒に山を登ったりする姿もよく見られます。大人との関係だけではなく、子ども同士の関係も築いていることを感じます。
(s.m)

◆ 出発しまーす(きく)

今日は、園庭で車の乗り物に乗って遊んでいた☆ちゃんと〇・・・。 ☆ちゃんが運転していたところに「乗せてくださーい」と〇くんが言って乗せてもらったところから二人の会話が始まりました。
〇くん:「乗せてくださーい」
☆ちゃん:「良いですよ。どこに行きますか」
〇くん:「〇くんのおうち」
☆ちゃん:「はーい。プップー(と言いながらハンドルを回す)。はい、着きましたよ」
〇くん:「ありがとう(と言って一度降りる)」
(少し経って・・・)
〇くん:「乗せてくださーい」
☆ちゃん:「良いですよ。今度は行くところは☆が決めるね」
〇くん:「良いよ」
☆ちゃん:「☆はね。ディズニーランドに行くね」
〇くん:「お願いしまーす」
☆ちゃん:「(ハンドルを回しながら)ブーン、プップー。到着しました」
〇くん:「やったー、着いた。ミッキーいるかな(と言って降りていく)」
2人は、会話をしながら楽しんでいました。
子どもたちの会話から、友だちの様子を見ながら話している姿が多く見られて、成長を嬉しく感じました。〇くんは「乗って良い」と☆ちゃんきちんと「確認」していました。☆ちゃんも「良いよ」と伝えていました。二人は表情を見ながら、話していました。二人の優しさに嬉しく思いました。
「相手の表情を見る(気持ちを読み取る力)」、「言葉で確認する(自身の気持ちを伝える)」の2点を子どもたちの会話・読み取る力がまた一つ成長の幅を広げていました。そして、さらに嬉しかったことは、〇くんが二回車に乗った際に、一回目は行く場所を〇くんが、二回目は☆ちゃんが決めていました。
一回目を決めさせてくれた☆ちゃんの思いが嬉しかった〇くんは、☆ちゃんの気持ちを感じとり、二回目には☆ちゃんに行く場所を譲っていました。「順番」の大切さを遊びの中でお互いに感じていた2人でした。子どもたちの優しさを見て、保育士も嬉しくなっていました一日となりました。(K・K)
◆たくさん食べました(たんぽぽ)

今日は、健康診断でした。朝の会で、だれが来てどんなことをするのか話をしました。
病院から園医と看護師が来ること。みんなが元気かどうか?診察をしてくれること。
そのため、医師の前で自分の名前をはっきりと伝えること。
それを聞いて嫌がる児もなく、「あ~んってできるよ」と〇ちゃん。「こわくないよ」と△くん。
ホールに行き、パンツ(オムツ)だけになります。自分一人でささっと脱いで上手にたたむ◎ちゃん。「てつだって。できないの」とやる前から助けを求めてくる☆くん。様々ですが、自分でできることは自分でできるように、手を貸していきたいなと思っています。
順番が来て、医師の前で緊張して固まってしまう児もいましたが、誰ひとり涙を見せることなく受けることができました。
健康診断後は、園庭で遊びました。今日も落ち葉がたくさんです。保育士が落ち葉集めをしているとぼくもわたしも・・・とちりとりやごみ袋を持って落ち葉集めのお手伝い。
最終的に2袋いっぱいの落ち葉が集まりました。
砂場ではお料理をしたり、車に乗ってお出かけごっこをしたり。築山の上からボールを転がして追いかけたり。
それぞれの楽しいことを満喫していました。
お部屋に帰る時の給食のメニューチェックを欠かさない子どもたち。キーマカレーと知って、支度は早いものでした。食べ終わりも早く、おかわりも大行列。売り切れでした。
(M.C)


◆責任感 (うみグループ)

今日は年長児が和田小学校へ訪問に行き、朝の室内遊びではゆり・もも組の児が過ごしていました。
部屋の隅にブロックなどの箱で基地をつくり、そこにもも組の男の子が集まって遊んでいました。
そこでは、「仲間いれて」「仲間入ってないでしょ?」「仲間いれてって言って?」など、年長児と似たような言葉使いで友達と会話しているのが聞こえてきました。
ケンカしながらも、好きな友達と一緒に過ごす時間や年長児がいないからこそ使える場所もあり、楽しんでいる様子でした。
今日の給食当番もちょうど、ゆり・もも組の2人だった為、年長児が戻る前に準備をしようと、まだ給食が来ていないのにもかかわらず準備をし始めるゆり組の〇くん。
もう一人のお当番の児にも声をかけて、エプロンやマスクをつけるのを教えてくれたり、当番を行うともらえるシールを一緒に見ながら、当番への期待も自然と持たせてくれる関わりが子ども同士で見られました。
当番を楽しみにしている児が多くいるのですが、楽しいだけではない事もわかり始め、「疲れちゃう」という声も聞こえてくるようになりました。しかし、それでも自分の当番がまわってくると責任をもって行なってくれる姿が頼もしく感じられるようになり、嬉しくなりました。(B・K)

◆ 素敵な仲間(にじグループ)

今日は◎くんの誕生日です。朝の集まりでお祝いをすると、「おめでとう」「これで何人目だろう?にじグループでお誕生日になった子がいっぱい増えたね」「次はぼくのお誕生日だよ」と、嬉しそうな声が飛び交いました。◎くんも「みんなありがとう」とニコニコです。
恒例の質問コーナーでは、「好きな恐竜は何ですか?」「ギガノトサウルスです」等、◎くんと子どもたちとのやり取りが行われ、◎くんが答える度に笑顔で拍手する子どもたち。その拍手を受け、嬉しそうに拍手を返す◎くん。
毎回感じる事ですが、誕生日を喜び合う光景に、私たちの気持ちも温かくなる素敵な時間になりました。
その後、年長組は和田小学校で2年生との交流を楽しんできました。
その様子はそらグループのブログをご覧下さい。
年中・年少組は、さみしがりながらも頼もしく年長組の留守を守ってくれました。
恐竜博物館で飾る作品作りをしたり、お寿司屋さんごっこ、お姫様ごっこ、園庭あそびと好きな遊びをじっくり楽しみます。
年長組が帰ってくると満面の笑みを見せる姿に、子ども同士の絆の強さを感じた日でした。
O・Y


◆一呼吸おいて(そらぐるーぷ)

今日ひまわりぐみは和田小学校へ2年生との交流会に出かけていきました。
朝の集まりで時計の針を動かしながら何時になったら準備を始めてホール前に集合するのか、何時から交流会が始まるかを確認しました。
小学校に着くとお兄さんお姉さんたちが出迎えてくれて教室まで案内してくれました。
少し緊張気味の子どもたちでしたが、ご挨拶をしてそれぞれ案内された席へと向かいました。
グループに分かれて、すごろくゲームで遊びました。
すごろくの内容もお兄さんお姉さんたちが自分たちで考え手作りされたものでした。
サイコロを振ってマスを進んだり戻ったり、一回休んだり。中には、片足立ちを何秒間か静止したり、一気にゴールまでいけたりと内容もユニークでした。
すごろく遊びをしながら、子どもたちも緊張が緩んできたのかお兄さんお姉さんたちと楽しそうにお話したりする姿も見られました。
グループ替えをして2回戦行ったり、じゃんけん列車をしたりと楽しい時間はあっという間に終わりの時間となってしまいました。「楽しかった」「お兄さんたちに勝ったよ」など楽しかった時間を振り返りながら育子園に戻ってきました。
朝の集まりでひまわりぐみと時間の確認をした流れで、ゆりぐみ・ももぐみにも何時になったら園庭へ行くかを伝えてみました。
目の前に時計があり、目で見て耳で聞くことで子どもたちも考えやすく、また、今まではどうだったかを振り返っているように見えました。
遊びが始まり、それぞれが楽しんで製作をしたり絵本を読んだりして過ごしています。いつのまにか時計の針は園庭へ行く時間を指していました。夢中になって遊びこんでいることもあり、子どもたちは時間になった事に気づいてはいません。遊びこんでいるのでそれはそれでいいのでしょうがせっかく子どもたちと時間について話をしたので思い出せるように声を掛けてみました。
「今何時だろう?」 『10じと・・・6のところになってる』
「ありだとう」 『あ、園庭に行く時間になってる!』と一人の子は言います。
他にも、「10時30分過ぎて何か出来る時間になったんだけどなんだっけ?」と問いかけてみると『園庭に行けるんだったー片付けなくちゃ!』と言う子もいました。
すぐには難しくても、少しづつ時間を気にしながら自分たちで行動できるようになったら子どもたちにとって、強い味方になるのではないかと思います。ゆっくりとじっくりと関わっていきたいものです。
また、園庭に行ける喜びから子どもたちは大興奮で集まってきました。声も動きもダイナミックです。そんな子どもたちと大きく深呼吸をしてみると、気持ちが落ち着いたようでこちらの話し声が届くようになりました。その気持ちのまま出発しますが途中でまた大興奮・・・そこでもう一度深呼吸。『よし!これでもう大丈夫だねー』と言う子もいました。
何か考えたり言葉にしたり、一つひとつ行動するのに一呼吸置くのは大事です。深呼吸したことで子どもたちの中で何か変わっていたら嬉しいです。
K・E


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