生きる力を育む
2017年10月03日 火曜日
昨日は、澄んだ青い空が育子園の空に広がっていました。大小の木々は爽やかな風を感じさせてくれています。雑草の一群にバッタや小さな虫が集まっています。
夕方近くなるとそこは、虫たちのオーケストラ会場になっていきます。季節の変化を感じさせてくれ、小さないのちの育みを見ることの出来る園庭です。
午後になって一息つこうと席を外しロビーに出ました。S君とHちゃん二人と保育者が何か話し合っていました。ちょっと、注意して見ると実はS君とHちゃんが思いを一所懸命に伝え合っていました。団体行動をしている時にS君とHちゃんに小さな衝突があったのでした。保育者は、二人がお互いに思っていることを伝え合うことができるるようにと皆から外して場を作り、寄り添っていました。10分、15分と二人の確認会が保育者のもと行われていました。
二人は、お互いの思いを伝え合っていました。保育者は、どちらが悪いと審判するのではなく、S君、Hちゃんが自分の思っていることを言葉で相手に伝え合うことができるように寄り添っていました。
子どもが主体的に取り組むことによって自分の思いをまとめ、伝える力や相手とつながりあう力がついてきます。
また、二人の園児の環境を整えるため保育者が一人、グループから外れました。その間、二人の保育者によって子どもたちを見ていました。日ごろからの保育者同士のコミュニケーションが大切になっています。
保育園は、子どもが集団の中で生活しています。保育者が環境を整えることによって子供同士の様々な関わりが成長する力となっていきます。 副園長 田中
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